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語学堂での久々学生ライフ

またしばらくぶりの更新になってしまいました…。
最後に更新したのは語学堂が始まる前なので、もう2か月以上前!反省して今度からはもっと更新できるようにしたいと思います…。

最近の私ですが、約2か月間の語学堂生活を終え、夏休みを満喫しているところです。日本への帰省も予定していたのですが、旦那の急な体調不良の影響で出発が延期に…。泣
でもそのお陰で少し時間もできたので、約5年ぶり?の学生生活について見出しも使って書いていこうと思います!(ちょっと長いです)

語学堂生活の始まり

語学堂が始まるまでほぼ毎日家で暇していた私は、学期が始まる前に下見でもしようと同じ語学堂を修了した友達にもわざわざ付き合ってもらい、通学経路や校舎の位置、構内の諸施設を確認しに行っていました。しかし登校初日。家を出てマップを確認したところ、下見で乗ったバスとは違うルートが推奨されていました。早めに出ていたこともあり、冒険心が沸いて違うルートのバスに乗ってみることにしました。
そして見事ソウルに来て初めての乗り換えミスをする羽目になり、初日から遅刻をするという失態を犯したのでした……。(本当にバカでした。)

そんなスタートを切った私ですが、汗だくで教室に入ると驚くべきことが判明。なんとクラスに日本人が私しかいなかったんです…。

せっかくなら日本人の少ない学校に行こう!と軽く考えて今の語学堂を選んだのですが、蓋を開けてみたら少ないどころか13人クラスで私1人だけ!さすがに自分含め2人くらいはいるだろうと高を括っていたので心底びっくりしました。しかも私が通っているのは2級のクラスなので、当然ながら最初はみんな韓国語で会話なんてできるはずもなく、英語と中国語とロシア語が飛び交う始末…。更に1級から通っている人がクラスの2/3を占めていて、顔見知りも多い様子…。初日どころか最初の2,3日は友達ができなくて、昼ご飯も食べずにいそいそ帰ってきていました。
不憫に思ったのかクラスメイトが1級の頃から知り合いの日本人がいると言ってくれて、一度みんなでお昼を食べたのですが、その日本人の方も英語が堪能で、結局その場の公用語が英語になり本当に気まずかった…なんてこともありました。

最初の1週間くらいはそんな調子でしたが、ペアワークの時間が多かったため、少し経つといろんなクラスメイトと話すことができるようになりました。
なんとなく馴染めそうかな?と思い始めた頃、思い切ってクラスのグループトークでラーメン屋さんに行くことを提案してみたところ、数人が賛同してくれて一緒に行くことになりました。

その辺りから一番仲のいい中国人のギャルとの交流が始まりました。笑

一番の仲良し・ミレニアム中国人ギャル

このギャル(褒めています)は韓国での交換留学などを経て今に至る2000年生まれの女の子です。モデルみたいなスタイルにバチバチのメイク、初めて見たときはちょっとキツそう…なんて思っていて、一緒にラーメン屋さんに行くまでほとんど話したことがありませんでした。ただ、一度一緒にご飯に行った後、なぜかいろいろと誘ってくれるようになり、今ではいい友達になりました。

この子はMBTIがEに振り切れているような性格で「1人でいる時間が長くなると生きる意味を見失ってしまう」そうなのです。そのせいで私はほぼ毎日カフェやら食堂に誘われました。私は日本にいた時カフェでダラダラなんてほとんどしたことがなかったんですが、この子のおかげで彼女がバイトのない日はほぼ毎日カフェに行きました。カメラロールにおしゃれなカフェの写真が溜まっていくのはなんとも不思議な感じでした。

クラスメイトと3人で行ったパスタ屋さん。一人じゃ行かない!

私も彼女も決して韓国語がちゃんと話せるわけではないんですが、習った韓国語と気合、ときどき翻訳機と漢字をフル活用して会話をしています。彼女は超外交的な性格かつ育った文化も違うので私とは違うところも多々ありつつ、他人に対する振舞い方については似た考えを持っています。そのせいか言葉が100%正しくなくても大体何を言いたいかがわかるし、嫌な思いをすることがほとんどないので、日本人同士でさえ友達作りがしんどく感じる私にとってはとてもいい出会いでした。

今は彼女も母国に帰省中なので、約3週間ほど会えないのがとても残念ですが、秋学期の期間中にはロッテワールドに行こうと約束しているのでとても楽しみです!

国際色豊かなクラスメイトと過ごす毎日

授業では말하기の時間も多かったので、最終的にはクラス全員と話す機会を持てました。私のクラスは一般的に語学堂で多いと聞いていた日本・中国が各1人ずつしかいなかった代わりに、ロシアやアメリカ、モンゴルなど世界各地から来たクラスメイトが在籍していました。私は中国人の子以外にロシア人やパナマ人、アメリカ人のクラスメイトと授業外でも会う機会が多かったです。

年齢も様々で一番年上で30代前半、一番下は18歳。私はどちらかというとクラスの中でも年上の方だったのですが、年齢の話をするまで実年齢より幼く見られていたみたいでした。逆に私から見るとみんなが大人っぽく見えていたんですが…。だから最初18歳や19歳と聞いたときに信じられなかった子もいました。笑

前述の通り、クラスメイト同士のコミュニケーションは学期の初めこそ英語が多かったものの、非英語圏(主に私)のクラスメイトが英語を使うのが難しかったことや韓国語でできる表現が増えてきたため、最後には大半が韓国語になりました(同じ母語を使う人同士は今も母語のようですが…)。最初は自己紹介で精いっぱいだった私たちも、週末に起きたことや母国の文化、一緒に遊びに行きたい場所ややってみたいことなど身振り手振りも交えながらいろいろと話すことができるようになり、出身の違うクラスメイト同士で遊びに行ったりすることも後半になるにつれ増えていきました。
私はロシアとカザフスタンのクラスメイトと一緒にロシア周辺の地域の料理のお店に行って会食の作法を教えてもらったり、中国人の友達とチムジルバンに行ったことが特に記憶に残っています。

東大門にある「스타사마르칸트」でこれでもか!と食べました。

なお社会情勢の影響もあって、「この国は…」と思うこともあるかもしれませんが、学校では基本みんな政治や宗教の話を押し付けたりすることはありませんでした。第三国に来て一緒に生活をするなら、お互いを尊重すること・理解しようとすることはとても大事だと思いますし、そもそも目の前にいるのは国ではなく人ですからね!

そんな風にいろいろな違いを持ち寄って構成されたクラスでしたが、学期が終わるころにはかなり仲良くなっていて、最終日には寂しくて泣き出す子さえいました。3級に進むクラスメイトがほとんどではあるのですが、やはりバラバラになるのは私も寂しかったです。英語が使えずコミュニケーションに難があった私にとって、授業を通じていろいろな会話ができるようになった経験を共にしてきたクラスメイトはたぶんこの先のクラスメイトよりも特別なんじゃないかなと思います。

語学堂での勉強のこと

ここまでクラスメイトの話を中心に書いてきたのですが、もしかしたら語学堂留学について調べていてこの投稿を見る人がいるかもしれないので、最後に勉強についても書いてみます。

まずは私の勉強について。勉強方法とかではないので、語学堂の情報が気になる方はここは飛ばして次を読んでください。
私はF-6ビザで入国しているため語学堂に通わずとも韓国に住むことはできるのですが、だからといって何もしないといつまでも自分の人生の舵取りができないと思っていたので語学堂に通って韓国語の勉強をしています。とりあえずの目標はTOPIK6級の取得→韓国の企業で就職!数年後に日本に戻る予定なのですが、それまで職歴がないと日本でまた仕事探すの大変じゃないですか…。
それに韓国でも一社会人として仕事をして経済的に自立して社会で認められたい!という気持ちが強くて、とりあえずクラスの中でもいい成績を取りたいしTOPIKも一発で2級を取りたい!と思いながら夏学期を過ごしていました。もともと韓国がすごく好きというわけではなかったので、「勉強」としてやっている側面が強くやきもきすることはあるんですが…それでも昔から勉強は好きだったから、楽しくかつ一生懸命やってきたつもりです。
そのお陰か7月に受けた初TOPIKⅠでは目標の2級を取ることができ、語学堂の最終成績もまずまずの結果となりました。

7月のTOPIKⅠの結果!읽기満点はとっても嬉しかった!

3級からはもっと말하기を頑張って、学外でしどろもどろしないようにするのが目標です!そして4級修了のあたりでTOPIK6級も取得したいところ…。まだまだ道のりは長いですが、日々を積み重ねていけたらなと思います。

そしてやっと最後です!語学堂について!
私は語学堂に通う前、そこは宿題が多い・テストが大変・文法重視の傾向がある・トウミ制度は事実上皆無…などいう話を見たり聞いたりしていました。この話は正しい部分もあればそうでない部分もあったなと思います。なのでそれについて下に書いていきます。
なおここまで引っ張って申し訳ないのですが、私はnoteで語学堂名を伏せているので、ここでも敢えて書いていません。一応一番上の写真は大学構内で撮影した写真なのですが、特徴がないのでわかりにくいです。
語学堂調べている方はTwitterでご連絡ください…!(クリエイターページにリンクあります)

宿題については、他の語学堂と比較ができないのでなんとも言えませんが、語学習得を目的に通うのであれば特に多いということもないかなというレベルです。
ほぼ毎日あったのはその日習った文法を使った韓国語の対話文を2つずつノートに書いて提出、というもの。毎日2つの文法を習うので対話文はいつも4つ作っていました。加えて単元がいくつか終わると復習の授業を行う日があり、その前後にワークブックの問題やA4両面の作文の宿題がありました。
あとはたまに重要な文法(主に活用)のまとめプリントが追加されることになりました。
最初こそ対話文に毎日1時間以上かけていた私ですが、慣れてくると30分もあれば終わりました。私はなるべく新しい単語や実用性のありそうな場面を考えていたので他のクラスメイトより時間がかかっていたほうですが、話を練らずに書けば15分くらいで終わります。作文も最初は日本語で内容を書き出して訳する、という風にやっていましたが、慣れてくると韓国語で一から書けるようになりました。

作文の宿題の1ページ。この日はふざけた内容を書きました。笑
今更しょうもないミスも見つけたので遠目で見てください。

テストについても、必死に勉強しないと落第するということはないと思います。特に日本人は文法もよく似ているし、漢字語の理解が他の国の人たちより有利にできるので、毎日授業をしっかり受けてテスト前はわからないところを復習するくらいで十分だと感じました。
2級の成績は中間・期末の2回の試験と全6回のロールプレイ、全2回の個人発表、単元毎の単語クイズで決まります。もちろん試験の比率が高いですが、말하기上達にはロールプレイ・発表の準備がとても役に立つので手を抜くのは勿体ないと思いました。試験は4技能全てあり、말하기はテスト最終日に先生と一対一なのでとても緊張しました!

授業内容についてですが、これも比較ができないので私の感想で…。
私は語学堂の授業のおかげでだいぶ말하기が伸びたと感じているので文法ばかりをやっていた、という感じはしませんでした。先生によって程度は変わりますが、話を振られることも多いし、ペアワークなどもたくさんありました。それと一度だけ先生が他のクラスメイトがPCで打ったものを提出しようとしたときに「2級までは特に練習が大事だから手書きで」と言われていたのを見たことがあり、とにかく韓国語が染みつくように指導しているんだなと思いました。
授業ではなるべく話したり聞いたりして、宿題では書きの練習(毎日添削付き)をするので個人的にはとても満足でしたし、バランスもいいんじゃないかと思います。

そして最後にトウミ制度について。これは噂通り、案内すら聞いたことがないので恐らくないんだと思います。一応HPには書いてあるんですけどね…。笑
正規生との交流はかなり積極的にいかないと無理だと思いますし、それなら日韓交流会とかに行ったほうが効率がいいです。私の友達で一人大学の野球部に参加させてもらえた子がいましたが、その子は暇なとき野球グランドをよく見に行っていて、たまたま声をかけてくれた人がいたから参加できたようでした。でもその子は結局ほとんど英語でやりとりしているそうなので、韓国語の練習相手を探すのはやっぱり不向きなのかな…と思いました。

終わりに

今までnoteはちょこちょことしか書いてこなかったのですが、今日初めて5000字を超えました…!
自分でも読むのが疲れるくらいなので、きっとここまで読んでくださる方はいないと思うのですが、もしいらしたらお付き合いありがとうございます!笑

正直2級の間はこんなのじゃ足りないくらいいろいろあったのですが、それはまた機会があれば書こうと思います。3級以降もきっと大変なこと、楽しいことがたくさんあると思いますが、一つ一つがアラサーにして得ることができた貴重な経験だと思って過ごしていきたいです。
まずは残りの夏休みを健康に満喫します!

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