今ここを味わう詩 | 並行世界bの記録
お題: 「珈琲と」から始まる小説・詩歌
珈琲とパンケーキ
15時の喫茶店に
ひとり
時は
1秒の間隔を忘れ
ゆったりと漂う
ひとくちの苦味は
甘味を求めた
光るナイフとフォークを
両手に
微かな重みを感じながら
静かに
目を閉じる
なんて
穏やかな昼下がり
遠くに聞こえるのは
運命を受け入れない
人々の混乱
地球に向かってくる
隕石に
迎撃ミサイルが
照準を定めている
その瞬間
私は
舌に絡まる
恍惚の中
詩 | 並行世界bの記録 -完-
ついつい未来に意識を引っ張られてしまいますが、「今ここ」を感じる時間を大切にして、生きていきたいものです。🍴🥞☕️
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