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【うつ病の夫】休職中の過ごし方

去年、夫は突然仕事に行けなくなった。
メンタルクリニックで、3ヶ月休職するよう言われた。

今日は私たち夫婦が
長い夏休みをどんなふうに過ごしたかの記録。

できれば来ては欲しくなかった突然の夏休み…
とりあえず、夫の回復が一番。
とにかくよく寝て、よく食べた3ヶ月だった。
夫は仕事の夢を見ることがあり、夜中に目覚めることも多かった。
幸い、食欲は変わらず、よく食べていた。

人間の生活に欠かせない、食べて寝ること。
これだけはしっかりできるように心掛けた。

初めは、朝は早く起きて、健康的な生活を送ったほうがいいんじゃないかなと思ったけど、夫の好きなように過ごしてもらった。
夜は2時までゲームをして、朝は11時くらいまで寝ていることも。ダラダラすることに戸惑いもあったが、寝られないよりはいいよね。
今は好きなことをして、好きなだけ休めばいい。
嫌なことを忘れられるくらい。
そう思って私も一緒にダラダラ過ごした。

近くのカフェにいったり、買い物に行ったり、図書館に行ったり。
今日その時にやりたいと思ったことをやった。

すると、日が経つにつれて、
蛍を見に行こうと誘ってくれたり、
旅行に行こうと計画してくれたり、
夫が少し行動的になった。

メンタルが回復したというよりは、
休職期間が何もしないで過ぎていくのがもったいなく感じたのかもしれない。
どんな理由でさえ、夫が何かに意欲的になった少しの変化が私は嬉しかった。

3ヶ月間でいろんなことをした。
・蛍を見に行った
・長野の阿智村に星を見に行った
・絢香のライブ
・花火大会
・行ってみたかったラーメン屋
・行ってみたかったパン屋

休職最後の1ヶ月は、毎日夕方に二人で川沿いを走るようになった。
私は走ることが何よりも嫌いだ。
ほんとは断りたかったが、夫が頑張ることを一緒に頑張りたかった。
いつからか、走ってバテバテの私を夫が励ますようになっていた。

今思うと、不安な3ヶ月だったのは間違いないが、
時間に追われずに夫に寄り添い、夫と向き合えた時間は
私にとって、かけがえのないものだった。

もちろん3ヶ月間ずっと一緒にいるとケンカも多かった。
夫もうつの影響かイライラしていたこともあったし、
私が先のことが不安で夫にイライラをぶつけることも多かった。(8割私だったような…笑)
情緒不安な私の気分を変えようと、
パジャマで夜景を見に連れて行ってくれたこともあった。


休職って決してポジティブなイメージはないし、ないに越したことはない。
だけど、疲れたら一旦立ち止まって、頭の中を空っぽにして
心が思うままに過ごせるといいよね。
当事者にならないとわからないことも多い。
夫にも「ちゃおには僕の気持ちはわからない」と言われたこともある。
すごく悲しかった。
だけど、わかりたいと思ってるし、一緒に乗り越えたいと思ってる。
そんな人間が近くにいることを忘れないでね。







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