スネタロウと餅った話し。
閲覧ありがとうございます。今日は、昨年の末くらいに、ちょびっと田舎のおばあちゃんちの、餅つきに、スネタロウ(もうすぐ小学生)と行ったコレアレを書いておこうと思います。
去年は、コロナの影響も無く、人が集まれるということで、祖母の家で餅つきをすることになり、親戚の子どもたち、ご近所の子どもたちも、来たい子は来て、皆で楽しむことになりました。
土曜日だったのですが、お義兄さんは仕事で、行けなく、姉が体調不良で、わたしが行くことになりました。スネタロウは、姉が行かないので、嫌がりましたが、祖母が楽しみにしているので、「餅つき」とは言わず、「なぞなぞ大会」があるから行こうと言ったら、興味が出たみたいでした。
「もう休みの親戚の人たちも、集まって、食事するみたいだよ。」
姉が、そう言ったので、わたしは、スネタロウと一緒に「やはり、引きこもりますので」と、言いそうになりました。
子どもたちだけなら、構いませんが、大人(男性陣)が集まると、酒飲み隊が結成されます。
わたしは、なるべく、関わりたくはない方々です。
顔色がゼニガメみたいな色になったわたしに、
「うちの車を運転して行ったらいい。アルコールを断れるよ」
と、姉が言ったので、普通の顔色に戻りました。
姉の車にスネタロウを乗せ、道中は、スネタロウの出す、つまらんなぞなぞの相手をしました。
「スーパーにいつもいるヒーローはだれだ?」
「……アンパンマン!」
「ブブー!スーパーマンでしたぁ!」
「……。」
間違えるのは、いいのですが、間違った答えを言うたびに、スネタロウがドヤ顔で「ブブー!」と言うのが、あったま来ました。
顔色がだんだん火トカゲみたいになって来ましたが、火炎放射をする前に、無事に祖母の家に到着しました。
「えいっしょ!」
「ほいっしょ!」
とか、掛け声をかけながら、男の人が餅つきをしていて、周りに子どもたちと親御さんが、興味深そうに立って見ていました。
「おらっ!」
「まだまだ!」
と、だんだんガラが悪い掛け声になってましたが、餅は白く、のびのびしていて、美味しそうにつけてました。
「きな粉付ける?あんこも美味しそう。」
祖母にスネタロウを会わせたあと、スネタロウに言うと、
「つきたてお餅は、いつものお餅より悪い」
とか、物騒なことを言ったので、
「えー!なぜなぜ。どうしたの?」
と、聞くと、お餅は、喉につまらせたら危険で、
毎年、死人が出ている的なことを、遠くを見ながら言っていました。親から、慌て食べないように、注意されているみたいでした。
「ママがいない場所で倒れたくない」
「少しちぎって、ゆっくり食べたら、大丈夫だよ。」
「ねぇちゃんが、先に食べてみてよ」
「!!」
こいつ、わたしを毒味役にするつもりか!
将軍さまか!
またまた、火とかげになりそうでしたが、
にっこり笑って、食べてみせました。
あんこ餅の皿を持ったスネタロウと、家の中に入ると、親戚の子どもたちが、テレビを見たり、おもちゃで遊んでいましたが、どの子がどこの子かとか、わからないので、ぼんやり見ていると、
中学生くらいの男の子と目が合ったから、にっこりすると、ぷぃっと、顔をそむけられました。
(まぁ、思春期だから、仕方ないよね。)
その男の子の横では、三才とかくらいの小さな男の子が、ロゴブロックの電車で遊んでいました。
奥の座敷では、やはりというか、間違いない感じで、五人くらいの親戚の男性陣が、宴会をしていました。
(あと、30分したら、帰ろう)
そう思いながら、絵本を見るスネタロウを眺めていると、
ロゴブロックを崩したのか、さっきの目付きの悪い少年の弟が泣き出してしまいました。
キッとした鋭い目で、弟を見たので、
(あっ、怒るかも。)と、思い、そばに行くと、
「よしよし、兄ちゃんがなおしてやる」
と、優しく弟に話しかけ、
「兄ちゃんが元に戻してやるからな。」と
言いながら、ブロックを触りだしました。
(炭治郎!!)
鬼になった、ねづこを思いやる鬼滅の刃の炭治郎みたいな少年がそこにいました!
(やはり、人間は中身がだいじだわ。。)
ブロックを直す炭治郎を眺めながら、しみじみと
思いました。
「お父さん、ねづ郎が、泣くから、帰ろう。」
奥の座敷にいるだろう、父親に向かって炭治郎が言い放ちました。
一番奥に座っているみたいでしたが、もう、眠りの小五郎みたいに、なってました。
親戚の男性だったので、
「わたしも、帰るから、乗せて帰りますよ。」
と、言うと、
「僕も車で来たんだけど、飲んじゃって。。泊まるつもりだったんだけど。」
指さす車を見ると、クリント・イーストウッドが映画で麻薬を運んだ時のような大きなピックアップトラックがありました。
「うわー!カッコいい車ですねぇ!」
「RIAちゃん、良かったら、ちょっと乗ってきていいよ。ほら、鍵!」
とか、言われてしまいましたが、
「いやいや、(あちこちぶつけて)、軽トラになって、帰ってくるかもだから、ご遠慮します。」
「うまいっ!」
と、ゲタゲタと、酔っぱらいたちが笑いだしましたが、
(いや、ヘタなんだよ。)
と、突っ込みを入れそうになりましたが、長引くのが、嫌なんで、やめときました。
姉の車に、炭治郎兄弟を乗せ、スネタロウと一緒に帰路につきました。
「そこのローソンの前でお願いします。」
「はいはい。」
ローソンの前で兄弟を下ろすと、
炭治郎が、演歌歌手みたいに、深々とお辞儀をしました。
(めちゃくちゃいい子だー。いつか、善逸に道端で出会っても、全集中で、スルーしろよー!)
心の中で、エールを飛ばしながら、眠りかぶっているスネタロウを送り届けました。
鬼滅の刃で、思いましたが、震災後、デマ情報が出たり、義援金詐欺が出たり、
現代でも、形を変えた「鬼」が、人を苦しめているみたいです。
こういう「鬼」が、被災地の皆さんの足枷になっているのは、事実なんで、わたしたちが、「鬼」の匂いをかぎ分けられるかが、鍵になります。
だから、情報、義援金サイト情報などの受け取りには、慎重になろう。より、一層に。
と、思います。
鬼滅の刃の炭治郎の立志編でのことば。
「人は、心が原動力なんだから!人の心は強くなれる。がんばろう!」
まさに、崩れてならないのは、「人の心」、
再生に向かって、パワーがみなぎりますようにと
思います。
長々と、読んでいただき、ありがとうございます。
改めて、今年も、自分流ではありますが、
noteのページを重ねたいなと思います。
よろしくお願いいたしますm(__)m
「凄く痛かったけど、我慢した!俺が長男だから我慢できた!次男なら、我慢できなかった!」爆
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