初投稿

 初めまして、あるいはこんにちは、こんばんは。最初の投稿ということで、自己紹介など。

 noteに投稿しよう、と思ってからかなりの月日が経った。思い切って登録はしたものの、この最初の記事を書くまでに一週間以上経ってしまった。何を書くか、どんな方向性にするか悩んで、それを考えるための場所にしていきたい。

 最近とてもよく思うのが、自分の本当に好きなものが何であり、どんなことをしたいのか、自分の気持ちが分からないということ。正に思考の迷子。とても、とっ散らかっている。

 例えばの話。野球が大好きだという人物がいたとしよう。小さな頃に、野球が好きという事実に気付いて少年野球を始め、順調に部活にも入って甲子園に行き、そのままプロとなり一日中ずっと野球のことを考え、野球のために生き、野球をして過ごしている。……そんな人はほんの一握りしかいないと気付いている。
 例えば同じ野球が好きでも、何となく見るのが好きだとかたまにやる程度。そう、休日に試合を観戦したり地域の草野球などに参加し、甲子園やプロ野球の配信を見たりはするが、就いている職種は野球と関係のないもの。例えば、営業であるとかSEであるとか、何一つとして野球とは無関係の仕事をして金銭を得てその金で暮らす。恋人や友人と映画を観るのが趣味かもしれないし、大の甘党でアイスを見たら目が無い…そんな風に、いくつかの好きや興味のある分野があり、それらが複雑に絡まり合って一人の人間が構築されている。そういった人の方が、前者と比べて明らかに多いのは知っていて……だから、自分が興味のあることがたくさんあっても何もおかしくはないと、確かにそうは思う。

 その一方で。先日とある人と自分の強みを記事にするという話をする機会があった。彼は言った。『好きなことや詳しいことを記事にして、それでお金を得ようとする場合、自分にそんなことができるか?そんなものを持っているか?悩む人がほとんどです。だからあなたがすぐには浮かばなくても普通ですよ』と。
 自分は全く逆だった。アレもコレも興味があり、そこそこの知識がある。または経験がある。ただどれも突出はしておらず、同じようなレベルだ。どれを武器にするべきか?
 頭の中で浮かんだのはそんな考えだった。別に自分が凄いだとか言うつもりもなく、何てとっ散らかった人間なんだろうというのを痛感した。これは、SNSで趣味垢を開設した時にも感じたことだ。これについてのアカウントがあるなら、もう一つあれについても作りたい。『でもそうしたら、そっちとこっちのこともやりたいなあ』こんな風なことだ。
 そして、別件で。知人が、『本当に好きなことであれば、毎日でなくとも頻繁にやっているはずだ』という言葉を言っていて。何年もほぼ毎日続けているようなことは何だろうと思うと、何も無い気がした。
 あれもこれも好きなくせに、全て中途半端なのだ。好奇心で手を出しては辞めてしまう。自分はそんな半端な人間である。仕事も転々としていて、職務経歴書は酷い有様だ。実は今も転職活動中であるが、職歴を確認するたびに何てとっ散らかっているんだと痛感する。しかし、だから決まらないんだと落ち込んだ時、その話をした相手が『自分は今の会社にずっといて、環境を変えることが怖いから、ポンポン変えていけるのも強みだよ』と言ってくれた。短所だと思っている部分も、見方を変えれば長所なのかもしれないとその時にふと思った。

 既に話題が右往左往し、とっ散らかり具合を表しているが、ここは自分を否定しない場所、そして散らかった自分をまとめる場所にしようと決めた。そういう場所があってもいいと思ったのだ。そして、とっ散らかっている自分ではあるが、文字を書くことは昔から好きだ。大好きだ。本音を言えば会話は得意ではない。コミュ力が高いだとか、誰とでも仲良くなれて凄いと言って頂いたこともあるが、自分の伝えたいことは上手く伝えられていない気がする。だが文字は違う。今もこうやって、頭の中を具現化する事ができている。自分の中にある、もやもやとした形を成さない何かを、文章という形で誰かに伝える事ができる。だから、文字を書くのは好きだ。
 その書く、はクリエイティブなものもあれば誰かへのメッセージだったりSNSの吐き出しだったりする。誰にも見せることのない日記と言うこともあれば、金銭を得て書いていたこともあった。そんな風に媒体も、書く理由も様々ではあるが、書くという行為自体はかなり続けているように思う。
 だから、この場所も苦では無いように続けていきたい。

 長くなったのでまとめるが、これからよろしくお願いします。この場所を借りて、自分探し、自分統合をゆっくり進めていきたい。

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