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頭を空っぽに。

 心が折れそうなことが連続で起こって、もうしんでしまった方が楽なのではないか、消えてしまった方がいいのでは、なんてネガティブな考えが浮かぶ。
 そういう困難にぶつかる度に思っていたのは、頭の中を空にするまでは終わらせてはいけない、だ。
 昔から妄想というか空想の世界で生きてきて、気が付けば創作していた。それは詩であり、作詞であり、作曲であり、小説でありと形を変えてはいたけれど。
 その自分の中にあるものを全て出し切るまでは終わらせてはいけないとずっと思っていたのに。いつから、続きが書けなくなったんだろう。締め切りに間に合うように何らかの形で何かをつくっていた自分はどこに消えてしまったんだろうか。何も生み出せないのであれば、生きていないのとは同じなのではないか? 今は昔よりもずっと時間があるのに、どうして。

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