【🌊過酷すぎた野外実習🇮🇹】心も身体もバキバキに鍛えられた12日間

Marea🇨🇭| ヨーロッパ移住計画

2024年7月20日 05:41

ついにイタリアの孤島での共同生活2週間が終わった。

最後のジェラートをみんなで食べているとき、仲良くしてくれたPhDのお姉さんたちがサプライズで寄せ書きをくれた。

「初めはこの子、気づいたら島から逃げ出しておらんなってるんちゃうか、思ったけど、最後のプレゼンやり切った時は泣いたわ」（意訳🤫）って言われて、こっちが泣いた。ほんまに。

あまりにも、色んな意味で濃い毎日で、こんなに必死に“生きる”経験はスイスで、のほほ〜んと留学してたら手に入らなかったと思う。

思い切って申し込んだ4月の自分、ナイス😎

ぶちのめされ、いつの間にか成長してた春学期

そもそも、バイオにもケミにもバックグラウンドが無い私が、なぜこの海洋生物学学🪼・地球化学🧪の夏期野外実習に挑戦したのか。

きっかけは、留学開始1週目のOceanology（海洋学🌊）の授業。

めっちゃ興味あるけど、ドイツ語開講だし無理だろな〜、と軽い気持ちで座ってた初回授業。

「今年は留学生が参加するので、シラバスにはドイツ語開講と書いていましたが英語開講にします」

教授が一言目にそう言った。

私（えっっ？？ん？今なんて？？これ履修取り消しできへんやん？？）

パニック。

スライドは去年のままでドイツ語やったから、Google翻訳で全部一旦英語に。
しかし英語ですら専門科目の勉強したこともなかったもんで、そっから更に日本語に訳すという😂

まっっっっじできつかった！

授業1時間45分フルで録音🎙️、授業後わからんかったとこもっかい再生して書き下す、解読する🧐

今思うとめちゃくちゃ効率悪い！！！
けど、とにかく必死やった。し、そもそもホンッマに何言うてるかサッパリわからんかったから、その場でメモして後で調べることすらできんかった😞

何の話してるかわからんから、どの単語をメモしたらいいのかすらわからん状態。

やけど、とにかく毎授業予習復習したり、この分野専門で修士してる子と仲良くなって授業後説明してもらったりしてるうちに、録音無しでもなんとか着いてけるように。

プレゼンは、授業内で取り上げられたトピックについて1人30分の個人プレー😬
そもそも英語でプレゼン経験ほぼ無いし、専門用語だらけやし質疑応答もあるし😰

2週間前から取り組み、なんとかやり切った。

こんなに時間かけて、論文読みまくって、録音して練習して。。
それでもやっぱり、他のクラスメートの方がはるかに上手くて、深くて、わかりやすくて。悔しくて悔しくて仕方がなかった。

最初は講義で何言うてるかすらわからんくて録音してたやつが、修士の人らのプレゼン見て悔しいと思える時点で大成長してる、よね😗今になって気がついた。

ほんまに何かに夢中になってる時って、自分が努力してることにも、成長してることにも気がつかない。だから、もっともっと上を目指せる。

教授にも直接質問したり、プレゼンの指導してもらったりしてたおかげで、この！夏休みのバイオ・ジオケミ野外実習のお誘いを受けた。

よっしゃああああああ！！！！

この実習の存在は知ってたけど、学部限定やったからそもそも参加資格あるのかわからんかったし、教授から話が出た時はほんまに嬉しかった！

ついに来た！イタリア！！

の、浮かれててまさかの人間関係でぶちのめされた話は一つ前に。

長いから要約すると、実習の内容以前に、初めのルームメイトたちに全く馴染めず、部屋変えてもらったけど、それきっかけで更に色んな人と気まずくなった、という話😇

衝動書きした記事やから読み返すの恥ずかしいけど、ほんま切羽詰まってんな。笑

ともかくここで逃げ出さんでほんまよかった。
ここで踏ん張れたんは、弱音吐いた時の日本の友だちの言葉やったり、誕生日メッセージくれた友だちの存在にめちゃめちゃ励まされたから😤

これ書いてる時はマジで絶望の底みたいなメンタルやったけど、幸いにも誕生日やったおかげで自分がいかに人に恵まれてるかを再認識できた。ありがとう。

最大限に活用してやろうじゃないか

受験英語でmake the best ofとmake the most ofの違い覚えたよな？😂

make the best of〜：困難や不利な状況を最大限に活用する
make the most of〜：与えられた機会や物事を最大限に活用する

後者のつもりで参加したのに、いつの間にか明らかに前者！😭

それでもフォーカスすることに変わりはない！

この12日間で何をすれば、自分が1番強くなれるか？

いつだって、私は強くなりたいんだあああ

そして、誕生日に決心した直近10日間の目標：

・講義のスライドから、予め質問をリストアップしてって授業で良い意味で目立ってやろう

・実験で役割分担する時は「日本人らしく」人の顔伺っとらんと自分がやりたい実験を率先してやる

・サンプル採取中（シュノーケリング🤿）は常に教授かPhDの人たちにくっついて、とにかく教えてもらう

・毎朝6時に起きて1時間、新しい技を練習する（後述）

怒涛の12日間

目標さえ決めてまえば、あとは理想にできるだけ近づくための方法を考えて実行するのみ。

ごちゃごちゃ悩んでた思考が整理されて、シンプルに「楽しも」メンタルに切り替わった。

コース自体、今までやってこなかった分野やからほんまにめちゃくちゃ興味深かった！

そして先述の目標に向かって教授とPhDの方々にアタックしまくってたら、ちょっとずつ、仕事任せてもらったり、講義中に指名してもらったり、認められてきた気がしてほんまに嬉しかった😊

スケジュールは、中々ハードで毎日新しい知識で詰め詰め。

朝：講義1
午前：シュノーケリング
　　　ーコア採取（Geochemistryパート）
　　　ー生物採取/観察（Biologyパート）
午後：ラボワーク（実験、観察）
夕方：講義2
夜：3分プレゼン

みんなはこのハードスケジュールの後2時3時とかまで飲んでたけど私は無理すぎて先寝て朝起きてビーチで筋トレしてた😂

最初は、「人に合わせな」マインドが抜けんくて「みんなにどう思われるかな」とかいちいち気にしてたけど、良くも悪くも誰もそこまで私に興味ないわけで。

これも、良くも悪くも、日本人って「人の目を気にする」＝「常に周りに目がいってる」んやなーと、再認識。

ニュースタンダード

「あー！コインランドリー空いてない！」とかもう一生言わん、洗濯機を発明してくれた人、神。洗濯板思いついた人の気持ち、今ならめっちゃわかる。
コインランドリーがバスで片道20分やから2週間手洗いしてた。

「トイレットペーパー切れてる！」も禁句。トイレに便座が付いてて、トイレの扉の鍵が掛けられるだけで素晴らしい。

「ベッドちっちゃい！」1人でベッド占領できるなんて、なんて贅沢な。
ソファ開くタイプのダブルベッドに2人で12日間、寝れるんや。相方がビーサンで乗るからベッドが砂場になってたとしても、ぐっすり寝れるんや。

あと‼️1番大切なこと‼️

他人に気使って自分が嫌な思いしても、相手はそれに気づいてない。
自分が犠牲になる気の使い方に慣れすぎていないか？

例えば、
日本「先シャワー使う？」
　　『いや！いいよ！先入って！』
　　「ほんまに？ありがとう」

こっち「パパッと先シャワーするわ！ありがとう！」ー完ー

日本のこの回りくどさが日本の外では通用せん‼️
「先シャワー使う？」とでも言うもんなら「やったー！ありがとう！」ー完ー

日本人らしくあることは、すごく素敵なことだし、そういった面が、日本の外に出た時の自分の魅力になると思う。

しかし、常に「日本人らしい」ままでいる必要もない。
日本での「常識」の通用しなさに自分が疲れるし、単純に損するゾ

自分がやりたくてやってるんやろ？

ある日の私のひとこと日記。

毎日の小さな積み重ねが「努力」
ある瞬間の大きな決断が「挑戦」

努力→挑戦型：いわゆるコツコツ型。準備万端で挑みたい。
挑戦→努力型：衝動的。とりあえず型。👈私はこっち

私は挑戦トリガーが非常に浅い。後先考えずとにかくやってみる。

時に「えぐいて。これはほんまに無理や、耐えられへん、やめたろか」ってなる。

そんな時、自分が成長できる道をなんとか探し出す。

今回は、探す気が失せるほど、一旦ぶちのめされた。
やけど、探せばいくらでもチャンスは転がってるし、探して見つからんかったら生み出せばいい。

どんなしょうもないことでもいい。

新しい技3個以上マスターする、とか。

なんやかんやで強くなってる。

身体も心もね💪

夕日ベストショット選手権。

思ったよりウケて、超嬉しかった😆

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