会社は優しくないし、精神疾患は理解されていない No.16(精神疾患編)
有給休暇を使って休職をした回数を含めると
3回目の復職です。
前回と同じ製造管理部門に戻ることになりま
した。この時は、上司も変わり年下の上司です。
自分の弟と同じ年齢で、自分自身の中には非常
に違和感がありました。
驚いたことに県のRWで訓練してきた製造作業
ではなく、基本、ディスクワークに戻りました。
少しの月日で事業所トップが変わることにより、固定削減も含め、全部門の間接スタッフも半日だけ、製造現場に入り応援することになります。
私が病気の原因になったゴミ作業でなく製品製造です。
しかし、この作業形態は出荷の繁忙期に限定されていました。
復職して多少の時が立ち、上司がもう大丈夫だろと判断したと思うのですが、物流部門の仕事をやらされます。
業務は、荷受けという仕事になります。
荷受けとは、朝一番に大型トラックで材料が
運ばれてくる大小様々な部品の受入れ、検品、
検収作業です。当然、作業にはルールがあり
ます。
しかし、運送業者の運ちゃんは、ガラも悪く、
勝手です。適当なところに荷物を置き、検品
もしていないのに、検収伝票に検収合格印を
自分で勝手に押してトンズラです。
全員が全員そうとは言いませんが、なんせ、部品が重量物であるため、移動するだけでも、大変で業務が停滞します。
また、現物と伝票とのカルタ合わせも大変です。
受入れ搬入が終わるのが、大体11時過ぎくらいです。
現物品には記号で投入する製造ライン名が記載
されている為、指定場所のパレット上に整理
して並べます。
午後から、このパレットを製造ラインに配膳
します。これらの作業は3人作業で行って
いるのですが、1Fの荷受け場~2Fの製造
ラインまで、一人20往復します。
極めつけは、液晶パネルです。1パレットに
600kgあります。ハンドリフトで手で運ぶ
のですが、いろいろ段差で身動きが出来なく
なることが多々あります。
この作業が、終了するとパソコンへの検収した
部品品番の入力作業です。毎日、500点以上
あったかと思います。
人間が入力する作業なので、入力ミスも起こり
ます。従って、確認含め2重3重のチェックを
するのですが、ごくごく稀に入力ミスを検出
出来ず確定してしまうことがあります。
そうすると、面倒くさい、再発防止の始末書を
書かなければなりません。
慣れない作業の緊張の連続です。
結局、この時も産業医からのストップがかかり
休職に入ることになります。
癖になったメンタルの病気というのは、自己防衛本能が働き、飛び越えなければならないハードルがその都度、低くなっていくのですが飛び越えられなくなっていきます。
この時の休職は、もうRWデイケアに通うこともなく、自宅に戻って来ました。
この休職が最後の休職になりました。
次回は、定年退縮するまで、どのように会社生活を持ちこたえたかと書いて会社生活編を終わりにします。
それだけでも、2~3回分くらいはあるかもしれません。
タイトル通り、まだまだ色々なことがあります。