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『やった課題を提出する』たったこれだけのことが出来ない人生:発達障害譚①

みなさんは、やった課題を提出出来るだろうか。

B5だかのノートに、文字を書き、教科書を見ながら指定された問題を解き、作った解答を、
提出することが出来るだろうか?

私はキッパリと不可能。大人になったら出来ると聞いていたが、今の観測状況では行く末不安である。


何故このような簡単なことが出来ないのか。

理由は明白、発達障害だからである。

私は敢えて、『害』と書く。


みなさん、出来ると聞きました。
出来る人は、出来ない私を怒りました。

出来ないものは出来ない、は通用しません。
工夫をしても褒められません。
だからといって提出出来ても、それは当たり前なので何も言われません。


このような努力を幾百と積み重ねて、

『一見発達障害には見えない発達障害者』が生まれるのでした。

そんな状況で、疲れない人生を送ることが出来ると思うか?


人と同じになるために、人とは比べものにならない努力を要するが、
その努力が日の目を浴びることはない。


そのうち、湧いてくる空しさ。

どうして私はこんななんだろうか。

ここまで頑張ってこの世の生に縋る意味はあるのだろうか。


しかし、死ぬことは自分のプライドが許さない。

地の果てまで、自分を追いかけ、追い詰め、最初に自分を殺すのは自分でありたいと思う。

クソ。

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