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お手伝い < 役割分担(担当)。手伝ってあげたちゃうやろ!

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

手伝ってあげるよだと⁉

家で、お手伝いさせていますか?

最近、クラスの子ども達が使う
「お手伝い」という言葉のニュアンスに違和感を感じています。

子:「今日、洗濯物をたたんできたんだ。」
私:「そうか。頑張ったね。おうちの人も助かっていると思うよ。」
子:「そう!手伝ってあげたんよ~♪」
私:「(手伝ってあげた⁉)
   毎日できるといいね。」

手伝ってあげたってどういうことだ!!!と心の中はザワザワ…。

子どもが嬉しそうに伝えるだけに、ツッコミませんでしたが…。

私たちが何気なく使っている
『お手伝い』って言葉がよくないのでしょうか。

お手伝いの意味を調べてみると、

ある人が何かを行う際に、他の人が協力して助けること

とありました。

助ける⁉

私には、家での家事全般において、助けるって表現はしっくりきません。

手伝いちゃうやろ!役割分担(担当)やろ!

家の中の家事全般においては、
役割分担(担当)という考え方の方がしっくりきます。

もちろん、
「やってもらったから助かる」というお手伝いの場面もあるでしょうが、

もう〇歳だから、このぐらいできる。って場面においては役割(担当)を決めておくことが大切だと思っています。

家のこと=自分(子ども)も関係あることなのです。
自分のことは自分でできるようになる。を目標にする場合、
やっぱり、自分に関係あることは、当たり前のようにやってほしいと思うのです。

例えば、
・お米を洗い、炊飯器のスイッチを押す。
・洗濯物をたたむ(家族全員、自分のだけ)
・水やりをする。
・玄関等の掃き掃除をする
・お風呂掃除をする。
・クイックルワイパーで床を吹く。
などなど、
年齢に応じても、分担できることはあります。

役割(担当)ですから、
「今日は疲れたから」「やる気が出ないから」という理由で
やらない。はなし
です。

基本的には、親が代わりにやらないほうがいいでしょう。
(年齢によりますが。)

だからこそ、責任をもって取り組むのです。

一緒に暮らす家族だからこそ、できることは、自分で行う。

私は、そういう家族を目指したいと思っています。

ここまで読んで、「子どもだって忙しいのに!」とか
「我が子にそれは早すぎる!」と思った方もいるかもしれません。

上の記事は、そんな思いにお応えする記事になっていると思います。

最初は、上手くできず、フォローすることもあるでしょうが、
徐々に手を離すことができるようになってくるでしょう。

我が家では…

今年は、
長女:整理整頓
次女:お風呂掃除
三女:自分の洗濯物をしまう。(+お姉ちゃんの。)

となっています。

年齢によって違ったり、時期によって変わったりしています。

というのも、飽きる場合もありますから(笑)

お手伝い=仕事と捉え、お小遣いを渡す場合

そうはいっても、
お手伝いを仕事と捉え、お小遣いを渡す場合もあるでしょう。

そんな場合は、下のようなやり方はどうでしょうか。

このやり方だと、仕事をさぼらずに、前向きに取り組むようになります。

最後に…

…とは言いつつ、小さいうちは、
お手伝いから始めて、徐々に徐々に役割分担(担当)を決めていくのがいいのかもしれませんね。

そんな時は、
ちょっとした言葉かけを工夫して、前向きに取り組めるように仕掛けてみてはどうでしょうか。

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