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台北で生活して2年、転職を決意

2023年6月に転職を考え始めて4ヶ月。やっと決意。

実は、6月にマレーシア旅行へ行った時、自分の人生について改めてじっくり考え、上司にも相談していました。しかし、その後も改善は見られかかったので、今回の決意に至りました。


私が前職で体調を崩し始めたのが、2023年3月ごろ。
なぜ、あの時コンディションがあんなに良くなかったのかを、今改めて冷静に振り返ってみます。

  • 台北の天気と通勤時間。2023年冬は冬の降水量がかなり多く、毎日出勤が憂鬱だった。雨に濡れながら、MRTとバスを乗り継いでの1時間半の通勤時間が、さらに憂鬱な気分にさせていた。

  • 仕事内容。会社自体スタートアップだったのもあって、任される仕事の範囲がかなり広かった。しかも、当時サポートという形で関わっていたはずの仕事の量が、メインの仕事に取って変わってしまっていた。サポートでやっていた仕事は、私の苦手とする分野だった。

  • 未熟な制度。これもスタートアップだったのが原因か、会社の各種制度が整っていなかった。仕事内容に対する報酬、昇給、ボーナス制度が不透明で、「これをやってもどうせ給料は変わらない」と、やる気を削がれてしまうことがあった。

  • 悩むリーダー。私たちの部署はある立ち上げを任されていた。しかし、2年ほど経っても成果が出ず、その間、部署の目標や方針が変化し続け、私たちはそれに振り回されていた。そして、それに耐えられずに辞めていく人が多く、常に人手不足だった。

  • 職場環境。会社の方針変更で、私の所属する部署は会社の隅にあった小さな部屋に移動。その部屋には窓がなく、全く日の当たらないひんやりとした環境で、私には合わなかった。


ざっとこんな感じでしょうか。
そして、それでも私が辞められなかった理由を以下に挙げてみます。

  • 人。とにかく人が良かった。上司は、(リーダーシップを抜きにして考えると)私と性格も合ったし、私たちの意見もよく尊重してくれる人だった。同僚は、仕事中は集中して真面目に意見も交換し合え、プライベートでも会うくらいの仲だった。

  • ビザの問題。ワーホリ後、ありがたいことに前職の会社は私を採用することにとても積極的だった。仕事経験もなく、台湾の大学も卒業していない私は、就労ビザの発行にかなり難航していたのだが、申請がめんどくさい特殊なビザを取得してくれた。なので、次の会社を探すにしても2年間の仕事経験を貯めておかないと、ビザの申請がかなり難しいことが分かっていた。

で、結局前職で2年働いたタイミングで、転職を決意。


私は一度考え始めると、かなり考え込んでしまうのですが、一度決めたら行動は早いほう。9月初頭に転職を決め、自己分析・企業探し・面接をはじめ、9月末にはある企業からのオファーを受け入れました。


「仕事は人が良ければ何とかなる」と言うけれど、それが決して真実ではないことを学びました。私は、生活の中に悪いものがあると分かったら、それを全力で変えたいタイプです。ネガティブなものが自分を苦しめていると分かっていて、それを放置するのは、デメリットしかないと考えています。


2023年11月から働き始めた新しい企業は、まだ日が浅く上司や同僚とは親しくなっていないけれど、環境と福利厚生がとにかくよく、体調や気分が劇的に改善したと思います。今まで家に帰ったら疲れ果てて、何もする気力がなかったのが、今はまだ何かやりたいと思うほど。


まだまだ、これからどうなるかわからないけれど、これからも自分の心の声に耳を傾け、周りの環境を整えながら、常に自分をアップデートしていきたい。

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