キャリアを考え直す時に、大切なのは「その逆」思考
今、「逆」いくモノが案外とちまたで流行っています。
レトロな固めの「昭和プリン」がカフェで人気だったり、
具が麺の下にあるラーメン屋さんとか
なかなか楽しそうです。
この「逆」。
時代を逆行したり、仕組みを逆転したり、
ではなくてもやり方を「逆」にするだけでとても効率が上がります。
例えば、研修やセミナーもしくは相手と話す時の、配分です。
本当に、今考えると
「あらら」
と自分でもあきれるエピソードです。
研修講師になって最初の一年間は、研修内容の時間配分に時間を費やしました。
渡されたテキストの最初から、
「この3ページ分で、15分」「その次の5ページが〇分」
みたいに、最初から時間配分する。
で、起こるのは
「あ~~、最後の大切なワークの時間が足らない!」
です。
これって、まったく逆。
最後のワークから、何分か考えればいいんですよね。
さかのぼって考えていくと、およそ、最初までに
途中のちょっとクッションになるところに
バッファを持たせておけば、何とか最終ワークもかっちり終わるのです。
本当に、ただ「逆」
それだけで、時間負担も、また要点の絞り方もサクサクできるようになりました。
これって、将来のキャリアを考えるときも同じではないでしょうか。
今を起点にして、将来を考えるのは、実はちょっと迂回路に入って時間がかかる時があります。
それは、キャリアは「今」が起点ではないからです。
大切なのは、どうして「今、ここ」にいるのか。
実は、今の「私」という地点に来るまでの見直しが必須なのです。
「がんばって、がんばって、ただゴールを目指して今まで走ってきた」
そうやって疲弊した。
違うゴールを目指したい。会社を転職したい、って方がいらっしゃいました。
そして会社を転職しても、ゆるやかな会社であっても、今のままの思考だとゴールを見つけて、そのゴールに向かって、また無意識に走ってしまう可能性があります。
そうすると、遅かれ早かれ「また、疲れた」になる危険が~~
「ゴールに向かって突っ走る」のは、素晴らしいです。
しかし、もし、今そのやり方が「ちょっと違う」と感じたのならば、
そういう自分を創ったスタート地点を見直すことが必要です。
そのスタート地点は、自分が思うような場所(起点)ではなく
本当は、もっと昔だったり、思ったより最初は小さな点だったりする場合があります。
大切なのは、「その逆」
あなたの視点とベクトルはどちらを向いていますか?
そんな「ちょっと逆」を考えてみる思考のヒントを頂いたのは、哲学です。
哲学で学ぶと、
・人の心を引く、キャッチコピーってどういう作りなのか、
・人は、本当は「何に」感情を揺るがされるのか
なんていう、予想外のことも起こりました。
哲学が万能とは思わないです。
でも、ちょっと思考を変えて、新しいベクトルで動けるようになったことは確かです。
そんな、私の師匠と尊敬する方が対談する予定です。
哲学と大人の成長発達理論にもすそ野を広げたテーマです。
特にコーチやコンサルタントなど、人と組織を支援する人達には
視野を広げるお話になるかと思います。
西洋哲学塾スペシャルトークライブ
4/14(金)20時からのライブ
@西洋哲学塾 公式 You Tubeチャンネルです。
知性発達学者・現代思想家 加藤洋平さんと語る
AI時代の「知」との付き合いかた
くわしくは↓↓
https://seiyou-tetsugaku.com/lp/230414-taidan/
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