はじめに
以前「ティール組織はフラットな組織なのか?」という記事を書いたのですが、
結論は、フラットな「だけ」の組織ではない、でした。
言い換えると「部下を支配する上司、という上下関係(階層)がフラット」であることと「物事を実現するための能力などの高低差、といった対象によって流動的な上下関係(階層)はタワーorピラミッド」であること、という2つが共存している組織、と言えます。
では「物事を実現するための個々人の能力の高低差」さえ許容・活用していればいいのか?というと、創造性の最大化・持続可能性という観点からいうとそうではないでしょう。
もう1つ重要な「階層」があり、この階層を活かすことなしには創造的で持続可能な組織は実現しえないと言っても過言ではありません。
それが「Creative authority (創造的な権威)に基づく階層」です。
この階層のことを書籍「すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力」ではクリエイティブ・ヒエラルキーと呼んでいますが、今回の記事では「Creative authority (創造的な権威)」に焦点を当てます。
Creative authority (創造的な権威)とは何か?
上記の書籍の原著者であるトム・ニクソンはCreative authority (創造的な権威)についてこのように紹介しています。
(文中に出てくるチャーリー・デイビスとは、トムにソース原理の提唱者であるピーター・カーニックを紹介した人物)
Creative authority (創造的な権威)の質感を掴む
この言葉の質感を理解するために、このテーマについて書かれたチャールズのブログ記事が役立ちそうなので、引用します。
以下は、チャールズの記事をGoogle翻訳にかけたものです。
さいごに
対話やボトムアップを重視する組織において、ティール組織の日本における第一人者である嘉村賢州さんのいう”グリーンの罠”に陥っているケースは起こりやすいと言います。私も経験があります。
それはひとえに、今回の記事で紹介したCreative authority (創造的な権威)も排除してしまったから起きていると言えます。
もし、上記の課題を感じている方がいたら、ぜひソース原理について学んでみることをオススメします。
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