「働き方と組織の未来」というイベントに参加してから8年が経った今思うこと
はじめに
久しぶりに2015年に書いた日記を見直していたのですが、今に通ずる内容が書かれていたので紹介したいと思います。
「働き方と組織の未来」というイベントに参加してきた
石川 貴志さんが仲間の方と立ち上げたWorkDesignLaboさんが主催されているイベント、「働き方と組織の未来」ダイアローグセッションに参加してきました。(2015年に開催)
このイベントの第1部では「組織の枠からはみ出した組織」と「雇用者でありながら組織の枠をはみ出した個人」のそれぞれ1名ずつの方がプレゼンをされ、第二部でその話を受けて、同じテーブルの方と「理想の働き方」などについてダイアログをするという構成になっていました。
今回お話されたのは、スープストックトーキョーで有名な株式会社スマイルズの人事部長をされている田原研児さん(肩書きは2015年当時のもの。現在は独立されています)と某大手企業に勤めながら空き家研究会などをされているCode For Setagaya 代表の幸田泰尚さんのお2人でした。
お2方ともお話がとても興味深かったです。
まず田原さんのお話を聴いて感じたこと・印象に残ったことを書きます。
次に、幸田さんのお話を聴いて感じたこと・印象に残ったことは、
また、第2部で行ったワールドカフェでは、「理想の働き方」について自由に話す機会があったのですが、対話をできた範囲の中だけで感じたことがありました。
それは、
今は「遠くにある夢を実現する働き方」よりも、
「内側にある価値観を体現する働き方」を求めている。
ということ。
もちろん、イベントの特性上、既存の組織のあり方・働き方に何かしら違和感を感じている方がいらっしゃっていたので前提として偏りがあると思いますが、それでも100名近くの方が集まったことを考えると、大きな方向性としてはそちらの方に流れているようにも感じています。
今の自分が思うこと
スマイルズさんの本を読んでみたくなった
スマイルズさんについて書かれたこちらの書籍が以前気になっていたのを思い出し、読みたくなった。
個人的に感じているパーパスの質感
「遠くにある夢を実現する働き方」よりも「内側にある価値観を体現する働き方」に関連して、昨今よく言われているパーパスの質感は個人的には後者に近いのでは?と思っています。内側にある価値観というのを言い換えれば、「自身の身体感覚とつながり・むすびつきを感じる」といった意味合い。
過去にリサーチしたことを思い出した
2020年に「2015年くらいから個人の働き方の変化・多様化が加速してきた気がするけど、本当にそうなのか調べてみた」というnoteを書きました。
興味を持っていただいた方には上記の記事を読んでみて欲しいのですが、当時の結論からいうと、
としていました。
これを調べた時には今回メインで紹介した2015年当時の日記のことは忘れていたのですが、2015年という数字が符号していたのが面白いなと思いました。
2015年当時、組織で働く人にとってどんな時期だったのか?
イベントに参加したのと同じ時期に私は、友人が経営する研修・人事コンサルティング会社の新規事業立ち上げなどに伴走していました。
元リクルートエージェントだった友人との仕事を通じて、感じ取った当時の状況はまだまだ雇用形態の多様性は低く、優秀な女性が子育てからそれまでのキャリアを活かせる職場に就ける機会も限られている、というものでした。
リサーチした記事は、「個人においては働き方が多様化した」と言いました。
私の肌感としては、この8年の中で、個人単位でいうと会社の中での縁(言い換えれば役割を通じての人間関係が多い)ないしは、地縁では発揮することができていない側面の自分(ある意味、本来の私や本当の私といった表現で語られているかもしれない)を発見したり・発揮できる場が増えているように感じます。(オンラインサロン・オンラインコミュニティ然り、地縁とは異なる人間関係が築けるリアルな地域コミュニティ然り)
とはいえ、ビジネスパーソンにとって会社公認で選べる働き方についてどうなっているかは情報不足です。
2019年10月に日本自動車工業会の会長会見で、トヨタ自動車の豊田社長が「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」といった発言をされ、話題になったことを思い出しますが(こちらの記事から引用)、
実際のところは分からないので調べてみたいなぁと思いました。(個人が密かに副業始めたなどは多くなっていそう)
おまけ
ここまで書いてふと調べてみたら、私が参加したイベントのこれまでの開催レポート一覧が見つかり、これをざーっと見るだけでもいいインプットになりそうだと思いました。
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