「すべての子が育つ学校」とはどんな学校か

映画「みんなの学校」で有名な小学校で当時
校長先生をされていた木村泰子先生のセミナー
に参加しました。

気になる方はぜひHPにアクセスしてください。

私はこの映画を何回見てもいつも泣いてしまいます。
学校とは?
先生とは?
大人とは?
社会とは?
と考えさせられる映画です。

木村先生の講演会、セミナーも何度も参加しました。
何度聞いても先生のお話は、深い気づきと感動があります。
大人として、人として、子どもと関わる者と
して本当に大事なことを教えてくれます。

今回の先生のお話の中で、心に残ったこと、
これから私がフリースクールを運営する
なかで大切にしたいことは……

「すべての子どもが1日の学びを終えて」
子どもが納得して「さよなら」をいい
安心して「おはよう」が言えること。

1日学校で過ごせば、たくさんの出来事があ
ります。
大空小学校は、完全インクルーシブ教育を
目指している公立小学校です。
さまざまな個性を持った児童がいます。
他小学校で学校に行けなかった子どもたち
がたくさん転校してくる学校です。
なので、1日学校にいるとたくさんの出来事
がありますが、その中で、先生と子どもたち
がその出来事について納得できること、
そして、気持ちよく「さよなら」が言える。
だから翌日も安心して「おはよう」が言える。
学校でけんかがあってもなにがあっても、
子ども自身が納得しているので、親はそのことに
対して口出しができない。そうすると「学校」が
安心安全な場所になっていきます。

そこには、「当たり前」の転換が必要。
あくまでも、主語は「子どもたち」である。

「その子がその子らしく育つ」ために
何があっても学びにすることが大事。
学校であったことを問題としないで学び
にしていくことで、「じゃどうする?」
に繋げる。

困った行動を取る児童に対して、大人が
「問題」としていると、その周りにいる
子ども達もその児童に対して
「問題のある子」としてしまう。

授業中に歩き回る
すぐに大きな声を出す
先生の指示に従わない

そういう児童を先生が
「困った子」「迷惑な子」
してしまうと、他の児童達もそう認定
してしまい、そういう「困った子」は同じ
教室にいないでほしい、いないことが当た
り前と児童たちに思わせてしまう。
そういうところからインクルーシブ教育は
なかなか日本ではできないでいるし、
いつまでたっても社会で区別されていく
ことになってしまう。

困った子は困っている子

大人が出来ることは、そういう子に
「何に困ってる?」
「私にできることはある?」
と声かけすることなんじゃないのかな。

「普通」の反対側にある言葉は?

この問いに私は答えることができませんでした。

他校で不登校になってしまい大空小学校
に転校してきた児童の言葉に、大人の
役割の重大さを痛感しました。

しんどい子はいなくならないと思う 
何も悪いことをしていないのに刑務所行きだと言われること 「みんなと同じようにして学校にいなさい」と言われること ほとんどの人にとって学校が刑務所でないからこそ気軽に言えること 当事者からするとありのままの自分を真っ向から否定される場所
「人に迷惑をかけるな」 「周りと同じようにしなさい」 ありのままの自分でいることの罪を償えと言われているような 暗くて重いプレッシャーを背負いながら、学校に通い続けることが どれだけ難しいか そのストレスは なにも学校に行かなくなったからといって消えるものでもなく 一人一人の意識から変わっていかないと


大人が大切にすることの一つに
「自律する力」を育むこと。

「自律」とは……
自分で考え、判断し、決定し、行動する力
そして、お互いが適切に依存しあうこと

すべての大人は子どものサポーターです。
誰一人置き去りにしない社会を作る大人になりたい!
そして、私はそういう居場所を作りたい!

それにはまず、少しでもいいから自分が
変わって、行動する大人になること!

子どもの周りにいる大人が
自分の人生を自分らしく生きること。

大人が何かに縛られて自分の人生を
生きていないから子どもをつらく
させているんだろうな。

何が私を苦しめているのか。
自分が握りしめている
その物差しです。

2時間のセミナーの中で、たくさんの
学びをいただきました。

私がこれからフリースクールを運営
していくのに大切な土台になること
です。

さぁ、いよいよビリーバーズ板橋も
1月9日からオープンです。

子どもの自信と可能性を奪われない居場所
を作っていきます。

ビリーバーズ板橋に興味をお持ちいただけたら
まずは見学にいらしてください。
見学はいつでも無料です!!
*見学には予約が必要です。

見学のご予約はこちらから!!
「見学のご予約」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?