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9.11のあの日、小学6年生だった

当時、小学6年生。
発生時刻、日本時間は午後9時45分。
その10分後から始まる、報道ステーション
(当時はニュースステーション)
を見るために、チャンネルを10にしていた。

当時のキャスターでもある久米宏さんが
「とんでもないことが起こりました」
と、言っているのを覚えている。

映画のワンシーンのような
爆発と炎と人々の悲鳴、叫び。
何が起こったのか──
そのときは分からなかったが
恐怖を抱いたことは鮮明に覚えている。

あれから21年。随分と時間が経った。

以前、この記事でも書いたが
ニューヨークに行く機会があった。

2016年12月から2017年1月の間
約2週間ほどの一人旅。
その際、どうしても行きたかった。
あの日、遠い日本にいながらも
衝撃を受けた同時多発テロ。
その現場を見たかった。

これは、エンパイアステートビル跡地に建てられた
記念碑の前での写真。

大きく、ロの字のように囲いがあり
それぞれの石碑に、亡くなられた方々の
名前が彫られている。
場所によって、このエリアは欧米人
このエリアは日本人というように分かれている。

カワウチさんや
ケンイチロウさんなど
テロによって被災してしまった人が
刻まれている。日本人は24人犠牲になった。

ニューヨークを訪れたその日
当然、何かできるわけでもなく
自己満かもしれないが、一輪の花を手向けた。
この行動に、何の意味があるのか?
と問われた際、きっと意味はないかもしれない。
当時現場にいたわけでも、知り合いが被災したわけでも
人生において大きな影響を与えたわけでもない。

それでも、この世に生きる一人の人として。
あのとき、テレビ越しで見た一人の人として。
忘れてはいけない、この事実があったことを
しっかりと認識したいと思っての行動だった。

次にいつニューヨークに行けるかは
分からないが、いつか訪れたその日には
また足を運ぶだろう。

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