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「京都からだ研究室」のご紹介 (2021年度中期受講生募集中!)

仏教塾から生まれた学びの場

2015年から2020年にかけての6シーズンにわたって、藤田一照さん(禅僧)の探究活動のメインコンテンツとして開講されていた、"仏教から私たち自身の人生を学び、問いを深めていく学林"、藤田一照仏教塾

「僧侶に限らず広く一般の人たちが仏教の智慧から人生の指針を見出す学びの場を開いてほしい」と一照さんに呼びかけた後藤サヤカさんと、仏教塾で共に学んだ善友たちが今年2021年にあらたに開いた学びのコミュニティ、

「京都からだ研究室」
詳細・参加申し込みはこちらから→ https://peraichi.com/landing_pages/view/kyotokaradalab/

は、ただいま全3期のうち前期が開講中です。

今年4月から12月までの9か月を3つのTermに分けて、それぞれの期毎に、各分野のボディワーカーをゲスト講師としてお招きして、リアル対面でのワークショップをメインに、ZOOMシステムで同時中継して遠隔地からも参加できるようにする、ハイブリッド型で運営されています。

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前期「なまえを超えた自分に出会う」

現在開講中の前期にゲスト講師としてお招きしたのは、小笠原和葉さんです。

和葉さんは、「無心のマインドフルネス研究会」というグループで学んだり、コラボレーションワークショップ「ソマティック禅シリーズ」でも協働するなど、一照さんとも深い親交がある方です。
(和葉さんと一照さんのソマティック禅体験レポートは下記にて)

【ソマティック禅シリーズ】今日は、藤田一照さんが、仏教や禅に限定することなく様々な分野で活躍するボディワーカーとのコラボレーションで、坐禅をソマティックな営みとして読み解き直していくワークショップ「ソマティック禅シリーズ」に参加してきました...

Posted by 吉谷 広和 on Saturday, February 4, 2017

からだ研究室前期は、「なまえを超えた自分に出会う」というテーマの下、呼吸についての先入観や思い込みを一旦脇に置いて、呼吸運動の主役となる肺のサイズや位置の事実を事実として事実のままに認識したときに、呼吸のクオリティがどう変わるのかを体験したり、人の身体と身体が居合わせているときの"気配"を感じることができるかを、まさかの「ハンカチ落とし」で遊びながら検証したりしました。

また、

身体が緊張し閉じて視野が狭くなる警戒的な「getのモード」
やわらかく開いてくつろいでいく受容的な「allowのモード」

という2つの概念を対比させながら、この一年のいわゆる「コロナ禍」の中で私たちの身心に起きていたことを振り返り、傷つき疲弊したからだとこころを許し緩めていくための大きなヒントをつかむ契機となりました。

そして何より、4月24日に京都・鴨川にほど近い会場でリアル対面で行なわれた第1回では、参加者の誰よりも講師の和葉さんご自身が、私たち研究生との対面をとても喜んでくださって、リアルでワークショップができる愉しさを存分に表現してくださったことが、受講者の一人としてとても喜ばしいことでした。

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中期「ヒトのからだは思っているよりシンプル」

7月31日(土)のリアル対面WSから始まる中期には、アレクサンダー・テクニーク教師、ベイツ・メソッド(眼の機能に着目した視力回復のための身体教育法)教師の田中千佐子先生をお招きします。

(京都からだ研究室中期に向けてのちさこ先生からのご挨拶動画)

ちさこ先生と一照さんも「ソマティック禅シリーズ」でのコラボで、生命の進化のプロセスに沿って身体認識がリフレッシュされていく体験を愉しく伝えてくださいました。
(ちさこ先生と一照さんとのソマティック禅ワークショップ体験レポートは下記)

【ソマティック禅シリーズ】曹洞宗僧侶・藤田一照さんの新たなワークショップ・シリーズ「ソマティック禅シリーズ」の第1回ワークショップを受講してきました。 ---...

Posted by 吉谷 広和 on Saturday, October 8, 2016

ちさこ先生も、コロナ禍での身心への影響については懸念されておられ、ZOOMシステムが多用され眼が酷使される環境下での心理・神経の変化について、ベイツ・メソッドの観点も踏まえてblog記事を書いてくださっています。

からだ研究室中期では、ちさこ先生のご専門のアレクサンダー・テクニークの核心「不必要なことをやめていくと、必要なことは自ずから起こってくる」に深くかかわる、

やめていくこと(un-doing)
しないでいること(non-doing)
ただいること

という、ただシンプルな身心のありかたを、愉しみながら学び深めていくワークショップになることでしょう。

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最新動画:ちさこ先生が語る「undoing、non-doing」

京都からだ研究室中期の「プレイベント」として、研究室主宰の後藤サヤカさんと運営メンバーの赤野公昭さん(進行役)日野唯香さん(瞑想ガイド)(…彼らも一照塾で共に学んで以来の大切な友人たちです)が、ちさこ先生にお話を聞くトークセッションが6月14日にFacebook Liveで配信されました。その模様もあわせてご覧ください。

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運営メンバー紹介

こちらのvimeo動画で、京都からだ研究室運営メンバーよりご挨拶申し上げます。ご覧ください↓


赤野公昭さん(進行役)のnoteページ。


日野唯香さん(瞑想指導)のnoteページ。

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詳細、お問い合わせ・参加申し込みはこちらから ↓

先にも少し触れましたが、コロナ禍で移動・対面がしづらい世相ではありますが、この京都からだ研究室では、リアルの場での対面でのワークショップをとても大切にしています。

ZOOMの普及により、自宅に居ながらにして様々な専門家の学びに気軽にアクセスできるようになったというメリットがある一方、足を運んで場に出向くこと、多くの人の身体がいまここに出会い居合わせ、呼吸や声や空気の震えや体温を共有しあうことで生まれる有形無形の交流…といった多くの大切な要素が失われているのではないかと、私自身の過去4シーズンにわたった仏教塾での体験からも感じています。

終息がなかなか見えてこないコロナ禍の混乱にあって、これから先の世界は、社会は、私の人生はどうなっていくのか、これからをどう生きていくのかという問いに、私たちは直面しています。
しかし、どんなに行き先暗い、悩みは深いと見えていても、私たちの身体は呼吸し、心臓を鼓動させて、いまここをリアルに生きようとしています。

多様なバックグラウンドをもち、身心のほんとうの健やかさへの関心が高い仲間と出会うことが、瞬間瞬間にあたらしい<わたし自身>との出会いになるはずです。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。この記事にピン!ときた方、何だか分からないけれど気になる…という皆さん、下記サイトをぜひご覧になってください。

皆さんのご参加を、心からお待ちしております!

https://peraichi.com/landing_pages/view/kyotokaradalab/


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