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最速でのアイデア出し、ブレストでやってはダメな事!

 一人で考え込んでいても何も良いアイデアが思い浮かばない時にやはり役に立つのがブレインストーミング(ブレスト)です。ブレストは、単なる無秩序なアイデア出しではなくルールがあります。一般的に言われるのが、①人数は最大10名まで(多様性のあるメンバーで構成)、②制限時間を決める(それ以上やってもあまり意味はない)、③人のアイデア・意見を否定しない(今回のやってはいけない事はこれではありません)、④司会と書記を決める、⑤目的は明確にしておく等があげられます。

 これらのルールに従いブレストを進めていくと、当然考える人が増え、異なる観点からの意見も加わりその分アイデアもたくさん出てきます。しかし、このルールを念頭に進めていく中で要注意だと経験させられたことを、特に1点あげてみたいと思います。それは、①のメンバーと⑤のブレストの目的の両面に関わる注意点です。当然、ブレストの際は異なる観点からのアイデアというのは、今まで考えていなかった新しい発想へつながりやすいかと思います。但し、この多様性を取り込んだ時に起こりがちな事は、目的をしっかり理解できない人が出てくるのです。ブレストの司会者は、もちろんブレストを行うにあたって目的を明確化するという事に努力をすると思うのですが、ここを必要以上に行う事が、生産的なブレストに繋がります。良くも悪くもブレスト中は、他社の意見を批判できない為、目的を理解しない人が発言を繰り返していくと、結果新しい観点からの意見と言うより単純に的を得ないちんぷんかんぷんな意見ばかりでまとまりがなくなってしまうのです。

 ミーティングの場で、ブレスト事態は取り入れられているケースが多いと思いますが、ただ単純にブレストの一般的なルールに従い進めるだけでは、単なるちんぷんかんぷんな会議に終わりがちです。そのため、ブレストでやってはいけない事は、目的を理解しないメンバーを組み入れる事です。ここを改善するだけで、より生産的なブレストに繋がります。

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