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経済学を学ぶ

経済学って必要?

経済学は難しいと言われている.一方,わかりやすい経済評論も世の中に溢れている.しかし,それは本当に正しいのだろうか.

私たちが直面する政治問題の多くは経済問題でもある.それは私たちの今現在の,あるいは将来の豊かさに関わる問題でもあり,誰もが関心をもち心配もする.政治家が提唱し実施する経済政策は本当に正しいのか.経済評論家が述べる提言は信頼できるのか.誰もが気を揉むことになる.

経済学者にそれらの意味や理屈を尋ねても「いやそれは難しいから、でもそれはそう言うものなんだよ」と要領を得ない.たしかに経済学は難しい.それだけでなく,その蓄積は膨大だ.

経済学について知りたいと思い,『易しい』ことを謳ったいわゆる「経済本」に跳びついても,やはりモヤモヤは解消されない.大学で使った教科書を読み返そうにも,チンプンカンプンしかも分厚い…

しかしながら,こう言おう.今こそ経済学を学ぶ秋(とき)であると.

ジョーン・ロビンソンはかつて「経済学を学ぶ理由は,経済学者に騙されないためだ」と言った.やはり私たち自身の頭で経済について考えられることが大切だ.そのためには,迂遠に思えるかもしれないが,大学の教科書に書いてあるその理屈を一つひとつ読み解いていくことが必要になる.

経済学を含む社会科学の本質は,社会のさまざまな事象を相互連関関係として捉えることである.ある原因があってその結果があると単純にはいかない.社会を見るとき,一歩さがって多くの事柄について,その波及効果を考えなければならない.そのためにも,部品としての小さな経済メカニズムを一つひとつ解きほぐしていき,然る後にそれらを総合する必要がある.

経済理論の学習方法として長く定着しているものがあり,それは計算問題をはじめとする練習問題を解いていくことだ.そこで,当noteでは、公務員試験や経済学検定などで過去に出題された問題をできる限り解説していきたいと思う.

もちろん経済学の教科書を通読することも大事であるため,包括的な解説をご提供していきたい.本来の目的は,経済理論の理解を求めるものだが,結果的に公務員試験や経済学検定試験の受験者のお役に立つことになるとも思う.

【公務員試験】解答・解説

国家一般職

裁判所事務官

専門官(国税・財務・労基)

国家総合職

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