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【競馬にハマった末路②】

 僕はあれから毎週競馬をするようになった。有馬記念での大勝ちがあったので、しばらくは勝ち負けを繰り返したがプラスだった。ちなみに有馬記念での勝ち額は全て焼肉で消えてしまったが、それは自分への投資なので、全く問題ない。勝ち負けを繰り返し、いまいくら負けてるのかは分からないが、とりあえずあんまり感覚的に負けてないため、まだ心に余裕があった。それからしばらくが経ち、毎月何故か月の早い時期から、お金が足りないと感じるようになっていた。心当たりはあったが、そこまで負けてないはずなのに、何故?と不思議だった。まぁ、また有馬記念みたいに勝てばすぐに余裕が出来るはず、それが競馬の醍醐味なのだからと考えるようになっていた。また次の月、お金が足りない。彼女に頼るのは流石にやばいよな、親には言えない、兄弟に恥を承知で言うしかない。そう決意し、兄弟に少しだけお金を貸してくれないかと頼んだ。あっさりと1万円貸してくれた。すぐに返すと約束し、その週の競馬に注ぎ込んだ。複勝に注ぎ込み、倍の2万円!11000円にして、兄弟に返した。少し余裕が出来たため、調子に乗っていたが、やはり自分には競馬の才能があるらしい。こうして、またも勝ち負けを繰り返し、卒業、社会人になった、、、(③へ続く)

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