珍しい訪問者、ストックホルムの街角、初夏なり

画像1 この日は珍しい訪問者があった。
画像2 この日の気温は20度を記録した。アイスクリームのブースに並んでいる人達の写真を撮りたかったのだが、どこかのサイクリング中のお姉様は、主役の座を譲って下さらなかった。
画像3 こちらの人は大概、老若男女、アイスクリームが好きである。この時は古くなったフライ油を危険物廃棄センターに引き渡しに行った。残念なことではあるが、わざわざここまで捨てに来る人は滅多にいない。おそらく多くの人は、このガソリンスタンドがその役目を兼用していることも知らない。
画像4 ストックホルムで見掛ける花の紹介をSさんにご所望頂いたので、頻繁に遭遇するものを紹介、花第一号。
画像5 花第一号は近くでみたらこのような感じ。誰かが栗の木だと言っていた。これは正解かもしれないが、可食出来る栗であるか否かは疑問。
画像6 花二号 一般のマンションの前庭に植えられていたもの。
画像7 皆様、時々クイズを出されていらっしゃるので、「この建物第一号は何でしょう?」、と問わせていただこう。おそらく正解の方はいらっしゃらないのでネタバレをさせて頂く。ストックホルム県県庁(の一部)である。
画像8 「この建物第二号は何でしょう?」、こちらはわかりやすいはず。
画像9 花三号(キータンさんにご教授頂いた名前はマグノリア或木蓮)市庁舎にかなり近いところに植えてあった街路樹、木の下に説明でもあれば花何号などとお恥ずかしい名前で紹介をさせて頂かなくても済むのであるが。自己プロフィールのところに樹木に詳しいです、とも記載はさせて頂いてはいないため、温かくご了承頂ければ幸いのこと。
画像10 花四号 ストックホルムの初夏の雰囲気だけでもつかんで頂ければよろしいかと。
画像11 花五号(キータンさんにご教授頂いた名前は杏) 共同家庭菜園の中 通常は柵などはないのであるが、この辺は城と運河の通り道で人通りが多い。
画像12 おそらく同じ花、背後の運河でボートがすれ違う瞬間。天気の良い日は右を見ても左を見てもボートが氾濫している。後日記事にさせて頂くかもしれないが私は(万が一、富豪になったとしても)ボートを購入したいとは思わない。
画像13 これはピンクのチューリップ、これぐらいは私でもわかる。スウェーデン語ではTulpaner。背後の公園に関してはまた後日。
画像14 このチューリップはこの辺に住んでいる方達が世話をされていた。「貴方、花、お好きなの?」と、その方に訊ねられ言葉に詰まってしまった。「嫌いではありませんが、残念ながらそれほど蘊蓄はありません。花だらけのジャングルのような家で育ちましたので反面教師になってしまったのかもしれません」、とようやく無難な返答を編み出した時には質問者は消えていた。単なる社交辞令であったようだ。
画像15 花もここまで華々しく(猛々しく)なるととても儚い、等の同情の余地がなくなる。この木の背後の古墳のようなものは、以前この地で製造されていた有名な陶器、Rörstrand器のお墓。近くで見ると陶器の破片が多く見つかる。花はあちらこちらで満開にはなっているがこの辺で。
画像16 この階段、中段の辺りをどのように上って行けば良いものか、リンボーダンスで木の下をくぐるには身体が硬すぎる。ストックホルムの初夏がこれほど潤沢な樹木の宝物に囲まれていたことに何故今まで気が付かなかったのであろうか。
画像17 そうそう、珍しい訪問者というのは三人娘のことである。三人が同時にスウェーデン国内に居て、私を同時に訪問出来る機会は滅多にない。ましてはこの日のように初夏の陽だまりのなかで、最後に一緒にピクニックをしたのは何年前のことであろうか。
画像18 晩には末娘が得意の餃子を包んでくれた。写真は餃子には見えないかもしれないが餃子の写真が見つからないため、一部の娘達が誕生日に作ってくれたレアチーズケーキの写真を代替させて頂いた。今度三人と同時に会えるのは一体いつのことであろうか。娘達が子供の時は、これほど光陰の矢の如く娘達が指の間からすり抜けて行ってしまうと想像だに出来なかった。時々、自分を足摺岬の俊寛のように感じることもある。しかし、せめてこの日だけは最高に素晴らしい母の日を過ごすことが出来た。(スウェーデンの母の日、2021年においては5月30日)