季節はずれのシーサイドホテルにて

画像1 多忙の4月に入る一日前に休暇を取ろうと以前から計画していた。計画していなかったことは、この日が大雨に見舞われるということであった。
画像2 わざわざ車をレンタルしたので、悪天候だといってそのまま退散するのも不本意であった。そこで近くのホテルで雨風を凌ぐことにした。無人のレセプションが季節を感じさせた。
画像3 予約はしていないがコーヒーぐらいは頂けるかと打診したら、バーに通された。客は見えなかったがバーテンダーは忙しそうであった。
画像4 化粧けの全くない給仕の女性が注文を取りに来た。メニューも何も無かったがとりあえずコーヒーとキャラメルプリンを注文した。価格だけは高級ホテル並みであった。
画像5 1700年代からいろいろなかたちで存続していたホテルである。家具調度品の一つ一つに重厚さが感じられた。
画像6 バルト海を臨むこのシーサイドホテルは、夏は旅行者とボート所有者で賑わう。ところどころに飾られた花木の写真を百枚近く撮影している旅行者が追い払われなかった所以は、今が季節外れだからかもしれない。

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