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デンマークに来てから変わったこと

デンマークでの生活を始めてから、2年ちょっとが経ちました。
今日は今までを振り返ってみて、「あぁ、デンマークに来てから、こんな変化があったな」と感じたことを、記録しておきたいと思います。

1.家で過ごす時間が増えた

単に、遊びに出掛ける場所の選択肢が少ない(笑)とも言えますが、休みの日には、家の中で過ごす時間が増えたなと思います。

寒い時期は、家の中でゆっくり。
あたたかくなってきたら、家の前に椅子を置いて、できる限り日光浴。
そうして、ゆったりとした時間を過ごすのがデンマーク流です。

我が家は、遊びたい盛りの子どもが2人いますので、「ゆったり」とは程遠いですが、お菓子作りをしたり、少し丁寧にお掃除したり、子どもとお絵描きやパズルをしたり。
おうち時間を楽しむことについては、日本にいた時よりも上手になったように思います。

2.人に甘えることを覚えた

今わたしはAalborg(オールボー)という町に住んでいます。
ここには「デンマークに住む外国人」の友人も多く、お互いに家族から離れて住んでいるという共通点があります。
小さな町でもあり、困ったときはお互いに助け合おうという精神が強いように思います。

とはいっても、最初の頃は、自分から助けを求めることはあまりなかった(やり方もわからなかったですし、もともと自分のプライベートなことで、周りの人を頼るのは少し苦手でした)のですが、ふとある時、友人からの頼まれごとが多いことに気づきました。笑

例えば、今までにこんな頼まれごとがありました。
「帰りが遅くなるから朝食用のパンを買って、家の前に置いておいてほしい」
「用事がある間、1時間くらい子どもを見ていてほしい」
「上の子が風邪を引いたので、下の子を迎えに行ってほしい」
「薬局に行くならついでに薬を買ってきてほしい」
などなど。

これだけ聞くと、なんだかおつかい?お手伝いさん?のような、変な感じがするかもしれないのですが(笑)
これが気軽に頼めてしまうほど、家が近かったり、家族ぐるみで距離感が近かったりします。
それにもちろん相手も「困ったときはいつでも言ってね」と伝えてくれますし、実際に手を差し伸べてくれます。
今ではわたしも困ったときは遠慮せずに周りに甘えることができるようになりました。

ついこの前も、次女がアレルギー検査のために病院に行く予定があった日に、朝は元気だった長女が体調を崩し、幼稚園から早退することになりました。
体調不良の長女を連れ回すのは憚られ、かといって病院も(散々待ってやっと取れた予約だったので)キャンセルできず。
近くに住む友人に頼み、1時間ほどお家で休ませてもらうことにしました。
幸い長女はなんともなく、わたしの友人と一緒にお絵描きをして、楽しく遊んでいたそうです。

ご近所付き合いは難しさもありますし、日本でもまったく同じようにできるとは思いません。
それに「人に頼る」ことが苦手な人は(過去のわたしを含めて)たくさんいるはず。
でも、実際に頼ってみると、本当に困っている時に孤独にならず、肩の力を抜くことができる、相手にもお返しをしたくなる(優しさが連鎖できる)
そんな良さもあるな、と感じています。

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今回もお読みいただきありがとうございました。Tak!

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