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2021/3/8 新聞記事ピックアップ

こんばんは。2021/3/8の面白かった新聞記事を3つピックアップしていきます。


1. HIS、22年度新卒採用見送り 新型コロナで業績低迷

HISは業績低迷を理由に22年度の新卒採用を見送るとのことです。

同社業績は

20年6月には旅行取扱高が前年同月比99%減。

20年11月同83%減まで戻った(「Go Toトラベル」事業で国内旅行が回復)。

21年1月は同97%減(コロナ再拡大により)。

この業績低迷を見る上では、採用取りやめもやむなしというところでしょうか。

21年度入社の新卒採用では約600人の採用を予定していたが、採用活動を途中で中止した段階で内定を出していた26人を採用する見込みだ。一方、システムエンジニアなど専門職の中途採用は今後も継続する。

旅行は女性の人気が集中する業界ということもあり、女性の失業率増、採用率低迷に拍車がかかるかもしれませんね。

また、エンジニア雇用は継続ということで、理系学生はこの情勢においても強い就職力を持っているようですね。こちらも男子比率が高いので、こういう背景も女性失業に拍車をかけるのではないでしょうか。

3/2の記事で「女性不況」に関するニュースを紹介しておりますので、こちらもどうぞ。


2. 肺の生活習慣病、血液1滴で診断 阪大

大阪大学の木庭太郎医員と武田吉人准教授は、息切れやせきがひどくて生活に支障を来す慢性閉塞性肺疾患(COPD)を血液1滴で診断する手法を開発した。血液中のたんぱく質を測る。COPDは「肺の生活習慣病」とされ、症状の進行に気づきにくかった。

COPDは日本に500万人いるとされていますが、治療を受けているのは5%程度だそうです。

もちろん早期診断と治療が不可欠です。

大阪大学の研究によると、COPDの患者の血液に含まれるエクソソームの中から、ファイブリン―3という物質が1.5倍も多く見つかったそうです。

エクソソームとは

細胞から放出される小さな顆粒で、細胞間でやり取りをする物質。

細胞から血液に流れていくので、血液を分析すると、特定の病気特有の生理活性物質が発見できるケースがある。

ということから、エクソソームを分析して病気の早期診断につながることが期待されます。

一般的な診断方法の一つとなると良いですね。


3. JSR、早期退職100人募集 エラストマー事業で

JSRは8日、自動車タイヤ用の合成ゴムなどを含むエラストマー事業に関わる国内外の社員を対象に約100人の早期退職を募集すると発表した。同事業に関わる社員の1割弱に当たる。
エラストマー事業は中国企業の生産拡大による競争激化や、設備の老朽化に伴う固定費の増加などで採算が悪化している。

ということで、JSRでも早期退職者募集が始まりました。

最近になって一体何社の早期退職者募集のニュースを見たのかわからないくらいです。

募集条件は殆どの企業が似たり寄ったりで、40歳以上、勤続3年以上

これがスタンダードになりつつありますね。

これからは「社内価値」もいいんですが、「社外的価値」がどれくらいあるのか、どれくらい伸ばせるのかを意識した働き方をしなくては生き残れない時代になりそうですね。

コロナ以降、本当に急速なジョブ型雇用への変容が加速しているように思います。

ジョブ型雇用に順応させるのって、自己研鑽を積み続けることを意味すると思いますので、大変ですが、頑張っていきたいものですね。


皆さんはどんな一日をお過ごしでしたか?

最後まで読んでくださった皆さんに良いニュースが訪れることを願っております。



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