見出し画像

生き方のダウン・トゥ・アース



さぁ、生き方を耕そう

これが、日本のアグリツーリズムだ。その地域にしかない農的な暮らしの素晴らしさをキャンプで味わう新体験。朝、日の出とともに、森を流れる川と風の音で目が覚める。旬の食材でシンプルに手作りした朝食をすませたらすぐに野良仕事にかかる。野沢温泉村で体験するLIFE FARMING CAMP。

『Numéro TOKYO』のエディトリアルアドバイザー、ドラマ「ファーストクラス」のファッション監修、Netflixドラマ「Followers」のファッションスーパーバイザー等、幅広く活躍するファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さんがLIFE FARMING CAMPの魅力を語った。

自然と調和する

自然の中にいるだけで、こころから「気持ちがいい」と思った。
空気があり、場所をつくる。場所をつくると、水を手に入れ。水を手に入れると、火を手に入れる。畑へ食材を採りに行き、料理する。そのプロセスを知った時、「なるほど」と腑に落ちた。

「だから、“LIFE FARMING”ということばを使ったんだ」

“生きること”の基礎を、あらためて一から教えてもらう。その場所へ行けば、お膳立てはできている。それを一つひとつ確認することが、自分にとっての生き方のダウン・トゥ・アースとなる。

その体験は、自分の生活の一部となる。家に帰ってからも、それを感じることができたし、そのことを人に伝えたいと思った。どのような季節でも、天候でも、自然は偉大で美しい。そう思えたから。

あのような時間を、都会で暮らすわたしたちは失っている部分がある。


自然の中で呼吸を調える

野沢温泉村の自然の中で、呼吸する。太陽の光を浴び、空気を吸い込み、水や土に触れ、採れての食材を味わう。だんだんと自然と調和してゆく。その実感はギフトだ。それは、家に帰った後も、少し形を変えて自分の中に息づいている。自然の中に溶け込む中で、内的に気付くこと。その一つひとつを丁寧に味わうことが、軍地さんがことばにした「生き方のダウン・トゥ・アース」の感覚へとつながってゆくのだろう。

PROFILE
軍地 彩弓
編集者 / ファッション・クリエイティブ・ディレクター
大学卒業と同時に『ViVi』編集部で、フリーライターとして活動。その後、雑誌『GLAMOROUS』の立ち上げに尽力。2008年に現コンデナスト・ジャパンに入社し、クリエイティブ・ディレクターとして『VOGUE GIRL』の創刊と運営に携わる。2014年に自身の会社、株式会社gumi-gumiを設立。『Numéro TOKYO』のエディトリアルアドバイザー、ドラマ「ファーストクラス」のファッション監修、Netflixドラマ「Followers」のファッションスーパーバイザー、企業のコンサルティング、情報番組のコメンテーター等幅広く活躍。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?