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【高齢期ケア】「いつお迎えがきてもいいんよ。」の心理

「もう、いつお迎えが来てもいいよ。」

という言葉、

介護保険サービスに就かれている方なら

一度は聞いたことがあると思います。


みなさんならどう答えますか?

A「そうですね、もうすぐ来ると思いますよ」

B「何言ってるんですか、長生きしてください」

Bが圧倒的に多いのではないかと思います。

Aはそもそも思わない。


その時の状況やご利用者の精神状態、

または個々の性格や生き様によって返答する

言葉が異なるとは思いますが…


結局は人と人

科学的根拠なんかが及ばない

人と人の信頼関係が重要になるんだな、と

このセリフを聞くたびに思います。

※希死念慮が見受けられれば話は別になりますが



わたしの場合、

「同じ年代の方も、よくそう言われます。」

「お迎え、いつ来てもいいと思われてなんですね。」

「人生をやり切ってこられたんですね。」

と返答します。


中年の心理

わたしはご利用者の半分くらいの年齢ですが

「もう子供も勝手に育つやろうし、情熱をもって生きたし、生活に新鮮さもないし、人間関係もめんどくさいし、もうええか。」

とお叱りを受けるかもしれませんが、

思う事があるんです。

ご利用者にとってみれば、何を若造が、と言われるかもしれませんが。

多分、いわゆる中年世代はそんなふうに思うことってあるんではないかなーと。

妻からも母からも聞いたことがあります。


想像を絶する長寿の方の心理

ともすれば80年、90年生きるってどんな心理状態になるんだろう。

ホントにいつお迎えがきてもいいくらいの境地なんだろうか?

人生、一所懸命生きてこられたからこその言葉なんだろうか。

後悔がある人生で、もう生きるのに疲れたんだろうか。

ホントのとこ、当人のみぞ知るなんですよね。


聞き捨てられない

考えすぎてるという感覚は一切ないんですが、

この言葉にはその人の人生が乗っかってる気がしまして、無責任な返答ができないな、と思ってます。

かるーく日常会話として流すのも全然ありでしょうし。

みなさんはどのように返答されますか?


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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