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【高齢期リハ・ケア】生活のバランスはとれていますか?

今回は生活のバランス(作業バランス)についてお話しますね。

実はリハビリで大事なことのひとつは

生活の仕方

なんです。

生活の仕方で心身は変わるんです。


本題に入りますね。

私達の生活は以下のような要素で

構成されているとします。


生活の構成要素

セルフケア(食事、排泄、入浴、更衣、整容)

生産活動(仕事・勉強、家事など)

余暇活動(趣味、休息など)


40代男性の生活バランス(作業バランス)

どんな割合で私たちの生活は成り立ってる

でしょうか?

私の平日の場合は

こんな感じですかね。


この割合に偏りが出ると

たとえば

生産活動(仕事・家事)が60%を越えると

肉体的にも精神的にも

健康を保つことが難しくなるかもしれません。

※昔はそんな感じで身体をこわしました。




セルフケアのみで一日が終わる方

では次のグラフをご覧ください。

こちらのグラフ、セルフケアのみで一日が構成されてます。

訪問リハビリでもたまにいらっしゃいます。

一日ベッド上で何をするでもなく

セルフケアのみで

一日を終える。

こちらある程度

身体が動く要介護1-3の方でも

たまにいらっしゃいます。

たとえば、退院直後の方とかです。

生活がうまくつくれないパターンですね。

生活不活発病が進行しやすいですね。




セルフケアと限定された余暇活動だけの方

次はこんな方

施設の入所さんに多く見られる生活バランスかと思います。

セルフケア以外は

テレビをぼーっと見ているか

入所者さん同士で会話されたり

の方です。

余暇活動があるとはいえ

その選択肢が少ない環境であれば

充実した生活とはいえないかもしれません。



バランスのとれた生活の方

では次の方です。


こちらのような生活をされる方は

要介護、要支援の方でも

独居の方や主婦が多い印象です。

あるいはデイサービスでこのような生活が

提供されている方に

多いという印象です。


もちろん

生産活動や余暇活動のバリエーションも

多く様々な活動が

生活の中にあります。


訪問リハビリでも

理想はこんな生活を目指してるんですよ。


生活が変われば心身も変わる

これは訪問リハビリを行っていると

ほんとに実感することです。



どの生活が正解?

正解はないんですが

個人に見合った生活がきっとあると思います。


そして

様々な理由で高齢になると生活は変化します。

そんな生活を支える・一緒につくる

のは

家族と介護保険サービス職種

なんです。


生活バランス、作業バランスという視点からも

入所の方や通所、訪問サービスを

考えていくことも重要ですね。


状態、年齢により生活が変わっていくのを考慮しながら…。



認知行動ケア

まったくの余談ですが

わたしがつくりました「認知行動ケア」は

ご利用者の

生活、自分に対する考え方
心理状態

を踏まえた上で

生活を一緒に作っていく

ケア方法、考え方になります。

少しずつでも広まるといいな、

と地道にやっております。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!


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