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年収600万円の壁が分厚い日本の社会

「転職するなら年収をあげたい」と思って転職活動する人の多くがぶち当たるのが、年収600万円の壁です。
これを超えるオファーをもらえる人が非常に少数です。

エッセンシャルワーカー(医療、物流、飲食、介護など)の仕事の人の多くは低年収であることが多い一方で、金融、コンサル、商社といった給与の高い職種があります。
どうして世の中には年収の高い仕事、年収の低い仕事があるのでしょうか?

年収別の平気年収を見てみよう

dodaの平均年収ランキングを見てみると、年代別の平均年収は「20代」が341万円、「30代」が437万円、「40代」が502万円、「50代以上」が613万円という結果でした。

年齢とともに年収は上がっていく傾向があり、年収のピークである50代をみることで年収の壁を見つけることができそうです・

年収600万円を超えている50代の年収の分布を見てみます。
そうすると、年収の分布は正規分布ではなく、年収1000万以上の層・年収400万の層が大きく分かれています。

50代以上の平均年収

一般的には50代サラリーマンの年収がピークなので、年収600万の壁を超えないまま迎える仕事と、年収600万円の壁を簡単に超えれる仕事が存在するという姿が見えてきます。

立ちはだかる年収600万の壁

私が元々持っていた一般的な年収のイメージは、年収が上がるにつれハードルが上がっていくイメージを持っていました。

つまり、個人の努力と年収は比例する社会です。

努力が年収として反映される社会では、希少な経験・スキル・資格を保有すればするほど、年収がガンガン上がる世界だと思います。

言い換えると、スキルを磨いて自身の能力さえ磨けば、年収がどんどん上がる世界です。

しかし、現実は個人の努力が報われる世界というよりは、年収600万円に大きな壁があり、稼げる仕事・稼げない仕事の2つがあります。

それではなぜ、年収1000万円を超える仕事がある一方で、年収600万円を超えることが出来ない仕事があるのでしょうか?

なぜかというと、年収は個人の能力の成果ではなく、企業の生み出した利益から分配されるものだからです。
サラリーマンとして組織に属する限りは、全員の生み出した成果を平均化した成果があなたの給与になります。

だからこそ、年収600万円を超えるためには、企業選びが非常に大切です。

年収600万の壁を超える仕事は、資本装備率の高い仕事を選ぼう

エッセンシャルワーカー(医療、物流、飲食、介護など)は社会には不可欠な仕事ですが、収入が低いことが多いです。

その理由の1つに資本生産性が低いことがあります。
大規模な設備投資をして利益を生むビジネスではなく、個人が慌ただしく働くことが利益の源泉です。

一方で、商社、金融などはお金をたくさんお金を投下することが利益の源泉であり、資本装備率が高いビジネスです。

ダラダラと話をしてきましたが、要するに年収600万円の壁を越えたいなら、今の環境でスキルを身につけるよりも資本装備率の高い企業へキャリアチェンジするのが早いです。

そうすることで、年収600万円の壁を簡単に超えることが出来ます。
コスパ良くサラリーマン生活をするためには、環境選びが大切です。




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