金ピカと向き不向き
こんばんは。
かわいいイラストをお借りしてみました。
以前 #私を構成する5つのマンガ でも紹介させていただきましたが、
私は宇宙兄弟というマンガが大好きです。
その理由の一つに
「大切にしたくなる言葉が多いこと」
があげられます。
言い換えれば「心のノートにメモっときたくなる言葉」
(宇宙兄弟を読んでぜひこの言葉の本当の意味を確かめてください)
※この先軽いネタバレありです!※
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数ある”宇宙兄弟名言”の中で私に特に響いたもの。
(今回も、作者さんから許可をいただいて掲載しているアルさんから画像お借りしました)
会社をクビにされ、宇宙飛行士の弟ヒビトの図らいでJAXAの宇宙飛行士選抜試験を受けることになった主人公ムッタ。書類審査を通過したものの、自分には宇宙飛行士は無理だと諦めていたとき、天文学者のシャロン博士のもとを訪れました。
「昔のあなたってそんな子だったよ」
「なんにでもどんどん挑戦して難しいことを選んだ」
これはムッタが幼いころに、数ある楽器の中から1番難しいトランペットを選んだことを振り返って言ったことです。
それに対してムッタは
「そうだったかなぁ…。トランペットを選んだのは単に一番金ピカだったからじゃないかなぁ」と返します。
「それならそれでいいのよ」
”今のあなたにとって……一番金ピカなことは何?"
この言葉に背中を押されて、ムッタは宇宙飛行士を目指すことを決心します。
”メロディなきメロディを奏で
道なき道へ行こう
そこに俺にとって一番の
金ピカがあるのだ”
私は割と”金ピカ”を選んで生きてきた人間だと思います。
女子1人男子に混じってサッカーをしたり、実行委員をやったり、高校で軽音部に入ったり、生物系の大学に進級したり。
でも私にとっての金ピカはいつも自分から遠いものでした。
要はないものねだり。
向いていることを金ピカだと思えたら、
どれだけ生きやすかっただろうと常々思います。
そういう人がうらやましくてしょうがないときもある。
人前で話すのが上手じゃないし、足も声も震えてしまうのに前に立ちたがる。
リズム感0なのに、ベースをやりたがる。
数弱なのに、理系に行きたがる。
向いていなくても金ピカを目指して努力した自信はあります。
誰よりもスピーチの練習したよ。
誰よりも数学やったよ。
でもやっぱり人前に立つと足が震えてしまう。
英語の5000倍数学やったのに英語の点数が数学の倍(数学がまずすぎる説)
それでもやっぱりできないことを
「向いていなかった」
と言い訳したくなる。してしまう。
ここまで書いて、
「逆に自分に向いていることってなに?」
って考えた。
たぶんとりあえず語学だな。
得意教科、現文と英語だし。
兄弟と年が離れているから、小さい子の相手もわりと得意。
運動も、小学校まではめっちゃ得意だったから、
中学で運動部に入ってたら全然違う未来だったと思う。
でもそれは選ばなかった。
向いていることを選ばなかった私に特技はない。
ただやっと人並みにできるようになったかもしれない
金ピカが目の前にある。
進路指導の先生はよく言う。
「やりたいことで決めなさい」
確かにやりたいことじゃないとやる気がわかない。
けれど割と酷な言葉だよな。
いつか向いている金ピカに出会えることを願って、
でも目の前に金ピカを置いておけていることにも感謝して。
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