自分の感情、本音が分からないのは○○役だからかもしれません
『バランサー』という言葉を聞いたことは
ありますか?
私はこちらのstand.fmを聴いて初めて知りました。
家族の中で私はまさにこの
『バランサー(調整役)』だったと思います。
父がいつ怒り出すか殴られるか
物を壊されるか、機嫌をうかがう。
母がため息をつく。父と姉から責められて
いるのを見る。愚痴を聞いてあげる。
姉はいつもマイペースで、私が母の手伝いをしなきゃ、親戚の集まりで他の親戚と私の家族との仲を取り持たなきゃと一生懸命動いていた。
母のつらそうな顔に気付いていて、それを
見たくないが故に家族内で調整役をしていた。
みんなの顔色を伺い、問題が起きないよう、
神経を張り巡らせて常に緊張状態だった。
自分の身体に起きていた感覚、
自分の心の中で湧いていた感情、
その時の神経状態を言葉として聞いて
そうそう、その通りだ!と納得しました。
モヤモヤとした感覚や記憶がちゃんと形となり
はっきりとこの身体の中にある!
それを見つけた感じ。
こうやって伝えてくれて、本当に感謝です。
家の中で、人との繋がりの中で、
安心を感じてなかったんですよ。
「私がしなきゃ」
いつもそう思っていたんです。
昨日の話と同じく、それが前提となってた。
この前提に気付いた途端、
あの時もそうだ、あの時も、あの時も・・・
そうやって記憶が繋がっていくんですよね。
そうだ、この感覚だ。
「なんでお父さんは・・・」
「なんでお母さんは・・・」
「なんでお姉ちゃんは・・・」
それぞれの好き勝手に対し怒りを感じていた。
それが大人になると友達や同僚に対して
「なんであの子は・・・」
「なんであの人は・・・」
同じように相手のことをジャッジして
批判して怒りを感じていた。。
身体の中に残ってる感覚をハッキリと見た時、
何故こうもスッキリするのかしら。
そしてすごく安心する。
大きく息が吸い込める。
責任のあることが嫌で、
「みんなが自己責任で好き勝手やってほしい」
という思いが常にあるのだけど
好き勝手してることに対して怒りが沸くのに
好き勝手やってほしいと思う。
この矛盾は
「自分だけが我慢してる」と思ってたからだ。
正直、バランサーなんてしたくなかったんだ。
面倒見たくない。顔色なんて気にしたくない。
愚痴を聞きたくない。自由にやりたい。
相手を信頼してなかったからなんだよね。
相手からすれば余計なお世話かもしれないね。
相手を頼ってお任せして良かったんだよね。
「自分の感情、本音が分からない」
そんな人は精一杯『バランサー(調整役)』を
がんばってきたからなのかもしれません。
よ〜くがんばったね、苦しかったよね。
本当に優しい人なんだよ。
「みんなが笑顔でいてほしい」
ただそれだけが願いなんだよね。
これからは人を信頼して、自分も信頼して
自由になっていこう。
「私がしなきゃ」とはサヨナラする。
私がしたい、ならすればいいけど
人に任せていい。
しないならしないでも、多分うまくいく。
こうやって一個一個、自分の前提が明らかに
なるのはとっても面白いこと。
薄いもやっとしたフィルターが取り外されて
世界がクリアに見える。
安心が一個一個、増えていく。
今日も面白い出会いのある一日になりますように^^
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