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死後も残り続ける闘病生活のブログを読んで。

今日はこんな記事を目にする機会に恵まれました。

これは、17歳でこの世を去っていった方の生前の闘病生活をブログにしたものです。この方がお亡くなりになってから10年もの歳月が流れていますが、この方のご両親が同じ様な病気と向き合わなければならない方の為になればと今も公開されています。

この記事の筆者である、古田さんはこの事を、

【オンライン墓参り】と、称されています。この方の生前のことについてブログを拝見する事で、新たな出会いを得た様な、故人さまをしのぶ気持ちになり、

まさにお墓参りだ!

この言葉にもの凄くしっくりきたものを感じました。

ご両親も故人亡き後おそらくさまざまな思いが交錯した事かと思います。葛藤もおありの事でしょう。

このブログはこのままにしておくつもりです。
ワイルズ両親として、ワイルズが闘病中経験したことが少しでもこのブログを見た方、闘病されている方のお役にたってもらえたらと

命の尊さに順番は無いと思いつつも若くして子供さまを失ったご両親の事を思うととてもいたたまれません。こうやってその生き様をあえて公開しているご両親はとても強いなぁと思います。

長きにわたる闘病生活の末にはご自分の楽しい事をしながら生活され、最後まで死を前向きな言葉で託し、この様な最後をお迎えだったそうです。

最期の言葉は母に向けた「あの、お葬式は明るく楽しくやってくださいね」だった(書籍版『ワイルズの闘病記』より)。

この言葉に私は涙を流さずにはいられませんでした。この言葉を紹介する事に私の心に抵抗があった事も事実です。

ですが、この方とこの方のご家族さまに、

【ある想い】があったからこそ今でもブログは生き続けているのだと思うと、筆をとらずにはおれませんでした。

沢山の人たちにこの、勇気あるひとりの命の生き方を見て、感じてもらえたらなぁと思うのです。

語ってください。「死」について、今の教育では全く理解できないまま、多くの子供が成人していってしまいます。
「死」は特別なことでも、恐れるべきことでも、辛いことでも、苦しいことでもない、ということを、教えて欲しいのです。
かつて、笑いながら自分の葬儀を指示し、遺書を書いた子供がいたことを、知って欲しいのです。

尊き人生を生き抜いて今もなお、人の心に生と死を教えてくれるワイルズさんとそのご両親に手を合わせたいと思います。

ありがとうございました。

もしもよろしければ皆さまのサポートを頂けたらとてもありがたいです。