闘病生活をメンタルトレーニングで乗り越えたお話①
こんにちは、
メンタルトレーナーの石津貴代です。
今から10年ちょっと前。
メンタルトレーナーと会社員のWワークをしていた頃のお話です。
私は「月経随伴性気胸」というちょっと珍しい病気になりました。
いわゆる肺気胸なのですが、女性だけがかかる気胸で、症例の少ない厄介な病気。
毎月の月経のタイミングで肺に穴が空いて気胸になるのです。
1回目の気胸は、まだ月経随伴性の気胸とは分かりませんでした。
背中の痛み→息苦しさ→近くのクリニックで喘息と誤診→悪化して大学病院に緊急搬送→合併症で肺水腫とアナフィラキシーショックを起こして呼吸が出来なくなり生死を彷徨うことに。
激しい痛みと出血。周囲は慌ただしくなり、母が呼ばれ、そのうちに息が出来なくなって意識が少しずつ遠のく中で…
あー、死ぬのかぁ。
結婚もしてないし、メンタルトレーナーとしてもまだ中途半端、何も成し遂げてない。
もし、まだ生きることが出来たなら、ここからはちゃんと本気で生きていこう。
そう思った後に意識を失いました。
ここでの決意は、その後の人生の大きな転機になりまた。
気が付いたら、個室で管がいっぱい繋がれてました。
「良かった、生きてた」と思ったのもつかの間、ドレーンの入った胸は痛く、呼吸は苦しく、ひどい咳が夜通しずっと続く状態。
肺水腫が落ち着いたタイミングで肺気胸の手術をして、10日程で退院しました。
しかし、そこから1週間後にまた同じような胸の痛みと息苦しさがやってきます。
すぐに病院に行ったら見事に「再発」。
また入院して手術をすることになりました。
前回の手術からまだ2週間も経っていない状況での再手術。
そこで自分の気胸が普通のものではなく、下手をすると毎月再発を繰り返す病気であることがわかります。
手術を出来る回数には限度があり、あまりに繰り返すと肺を胸壁に焼き付ける処置をしなければならないと。
要は薬剤で火傷を起こして、肺と胸壁を癒着させるというのです。どんな痛み止めも麻酔も効かないと。
それが判明した時は、不安と恐怖でいっぱいになりました。
そこから半年で3回の再発と手術をする生活になります。
その闘病と入院生活ではメンタルトレーニングが大いに役に立ち、自分自身を救うことになりました。
長くなりましたので、二回に分けてお伝えしていきます。
次のnoteでは、具体的にどのように闘病生活を乗り越えたのか?詳しくお話いたします。
今、何かしらの病に苦しんでいる方に、ほんの少しでもお力になれたら嬉しいです。
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