それ、本当にバランスのいい食事?PFCバランスって実は科学的根拠0なんです!
こんにちは!Lico Healthy Dietです。
夫婦で−30キロのダイエットに成功した際に得た知識と
フランスでシェフをしていた経験をもとに
“昨日の自分に教えてあげたい!”
ダイエットや健康にまつわる知識や
それを活かしたレシピなどを執筆していきます。
さて、前回の記事「あなたは大丈夫?実は9割の人が知らない、正しいタンパク質の摂り方」で
実はタンパク質の摂り方が間違っている方が多く
タンパク質を摂る前に
吸収できない身体になっていないかを
知る大切さについてお伝えしました。
そして、今回も栄養のお話なんですが
みなさんPFCバランスって聞いたことありますでしょうか?
ダイエットをしていたり
栄養を勉強していると出てくるこのワード
知っている方も多いかもしれません。
栄養はこれに従えばいいんだ!と
思っていたみなさんに残念な事実があります。
実はコレ、
科学的根拠は全くありません!!!
え、まじで?って感じですよね笑
私も初めとても驚きました・・・
今回はそんなPFCバランスのお話を
させていただこうと思います。
*PFCバランスって何?
みなさん、よくテレビやネット上で
『バランスの良い食事』って文言
目にしませんか?
このバランスの良い食事の
背景にあるのがPFCバランスです。
PFCバランスとは、
1日の食事から摂取するたんぱく質・脂質・炭水化物の
栄養それぞれから得るエネルギーの割合のことです。
Pはprotein(タンパク質)、
Fはfat(脂質)、
Cはcarbohydrate(炭水化物)。
それぞれの頭文字をとって表されています。
なんでも英語にしたがりますよね・・・!笑
でもそれにもちゃんと理由があります。
このPFCが「2:2:6」になる食事が一般的には
「バランスの良い食事」と言われ、農林水産省も推奨しています。
政府が推奨してるとなると
それが本当のように思ってしまいますよね・・・
*PFCバランスの歴史
このPFCバランスなんですが
本来、日本にあった栄養の方針ではないんですよね。
今では栄養学のまず初めに習うものとしてだったり
厚生労働省からも発表される程
定着しているんですが・・・
この比率設定された背景がかなりゆるーいものなんですよ。
遡ること1970年ごろ
「日本は世界的に見ても生活習慣病の人が少ないよね
そんな日本人って何を食べてるんだろう?」
を、比率に出しただけ。
なぜそうした食事がいいのか研究されたわけでもなく
当時の一般人のデータをとりあえず合わせて平均を出した数字なんです。
しかもデータにしたのは1950年代の
日本人の食事内容をアンケート調査を行い
平均にしただけだったそうなんですよ
当時アメリカでもこういったPFCバランスが
設定されており、日本はそれを真似したってわけですね。
なので英語なんですね・・・笑
そしてその後アメリカでは日本人の食を意識し
低脂質ブームが起こった結果、
糖尿病患者が激増。
(サラッとですみません。産業が自己の利益のため
国民を欺いた闇の事件なんですがw)
現在このPFCバランスは完全に廃止されています。
*なぜPFCバランスがいいと言われるのか
ではなぜ日本ではいまだに
PFCバランスがいいって言われるんでしょうか?
政府が推奨する理由には
政治的な理由が大きく関わっています。
今日の日本では米の消費が減少する一方で
肉などの消費が増加するなどの食生活の変化が起こっており
国内で自給できるような米や農産物ではなく
肉や乳製品など輸入するものを多く摂る傾向にある。
ことが懸念されてるわけでして
国民が米を食べなくなったら
自給率減っちゃうじゃん。食べさせないと!
とゆう理由が含まれているんですよ。
なんでPFCバランスが健康的にいいのかを
研究しない、つまり科学的根拠を一切出さない理由も
しっくり来ますよね。。。恐ろしい
ただその当時の日本人は
生活習慣病が少なかったと言われますが
そのデータも古いので曖昧なもの。
戦後間もない頃はそもそも十分に
食事ができておらず
お米と漬物だけだったかもしれませんし
低カロリーを続けたことで長寿だったのかもしれません。
(哺乳類はカロリー制限で長寿になる確率が高いというエビデンスあり)
*実は人間、体内で糖を作れちゃう!
実は、厚生労働省が出している
1日に必要とされるブドウ糖は100gなんですが
私たちの体内では1日に130~150g
糖が作られているんです。
私の考えでは、
糖質制限ダイエット非推奨派なんですが
極端な話、しっかりとたんぱく質と
脂質を補給していれば
糖質を取らなくても生きていけるというわけなんですよね
*PFCバランスを鵜呑みにするとやばい理由
では、なぜPFCバランス(2:2:6)が
科学的根拠がなく鵜呑みにすると
ちょっと問題じゃない?なのかと言いますと
そもそもヒトの体は水分を除くと
4割ほどをたんぱく質が占めているんですよね
たんぱく質はホルモンを作ったり
神経系を作ったり、消化物質を作ったり
もちろん筋肉や細胞髪の毛など
さまざまなところの生成に使われています。
それなのに
身体の中では再生されにくいたんぱく質を
約2割しか摂取しないと・・・
もうどうなるか分かりますよね。
現にタンパク質の摂取が少ないと
体に不調をきたすことは
さまざまなエビデンスで明らかになっているんです。
それなのに食事で糖質をかなり多く摂るのは
いいバランスどころかアンバランスですよねw
(余談ですが、残酷なのが病院食ですね。
もちろん、上記のPFCバランスで食事が作られてます。
糖尿病患者で入院されてる方々、
これを毎日せっせと食べて
インスリンの注射を打ってるとゆうわけです。
(ものすごく糖質を食べさせられ血糖値が急上昇し
そして薬で下げてる毎日・・・なんか闇ですよね)
*まとめ
PFCバランス(2:2:6)って本当に至る所で
栄養の基準だ!って言われてるんですが
実は科学的根拠0で、
アメリカではすでに否定されてる概念だということを
お伝えさせていただきました。
これをどう捉えるかは
その人次第だと思いますが
たんぱく質不足ってマジでやばくない?
ってゆう研究結果の方は多く出ているので
そちらを参考にした方が良さそうじゃない?
とゆうのが私の見解ですね
あくまでご自身で自分のバランスを
見つけていくのが良いかと思います。
次回、ダイエットに特化した
栄養のお話ができればと思います♪
ありがとうございました!
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