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医学部で苦手だったこと①男女差別

こんにちは。医者を志して医学部に入学したものの、入学して早々に医学部や医師のキャリアが自分に合っていないことに気がついてしまい、在学中かなり迷走した者です。結局、最後まで臨床に熱意を見出すことができず、卒後初期研修を修了せず臨床キャリアを捨ててしまいました。10代後半~20代前半を過ごした医学部には良い思い出、楽しかった思い出もたくさんあるのですが、自分の価値観に合わないこともたくさんありました。様々な人と交流する中で、どうも臨床に合わない人は共通した意見を持っていることが多いと気がついたので改めて要点を整理してみたいと思います。
あくまでに日本にたくさんある医学部の1つを卒業したN=1の見解だということをご了承ください。

男女差別

筆者は男なので関係ないと思われるかもしれませんが、自分にも母親も女兄弟もいるので全く他人事ではないのです。外科の講義である先生が「皆さんのために言いますが、女子学生の皆さんに外科は薦めません。体力的に厳しいですし、家庭だったり人生には他の幸せがあると思います。」とクラス約100人に向かって言ったときのことは印象に残っています。外科が男社会であることは周知の事実だったので驚きというよりは、講義のような公の場でも差別発言があるということにうんざりしたことを覚えています。
この発言が差別的であることは言わずもがななのですが、この先生も本心で「差別をしてやろう」と思ったのではなく、あくまで「皆のためを思って」言ったのでしょう。しかし、「外科医は大変な仕事だけど、性別に関係なく皆が少しでもより快適に働けるようにするにはどうすればよいだろうか。」という前向きな発想をする雰囲気が全くないのが、医学部全体に共通する特徴でした。かくいう私もこうした問題に取り組むことをせず、自分が逃げ出すことを優先した身なので他人のことを言えないですが。。!

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