リブレット

PhD student in 神経科学@New York, NY

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最近の記事

米国NYC暮らし🗽②没入型(?)演劇「Sleep No More」に行ってきた

はじめに今年のホリデーシーズンのラボリトリート(ボスが毎年クリスマスの時期に研究室メンバーを何かしらにつれていってくれる)として、Sleep No Moreという没入型劇場(「immersive theatre とは」とググったら「体験型劇場」と出たのでそちらが正しいかも)に皆で行きました。 概要Sleep No Moreでは、観客は皆白いお面を被って1930年代風の6階建てのホテルの中を自由に歩き回ります(私語厳禁)。部屋は全部で100個以上あるらしいですが、どの部屋でど

    • 米国NYC暮らし🗽①Amazon Freshやってみた

      概要Amazonのスーパーマーケットで買うような食料品をデリバリーしてくれるサービスAmazon Freshを使ってみました。米国でもまだ一部のエリアでしか使えないようですが、マンハッタン住みで車がない身にとっては数ブロック先のスーパーからでさえ、両脇に1週間分の食料品を抱えて歩くのはしんどい(ゆとり世代)ので、デリバリーは本当に助かります。50ドル以上注文で送料無料とのことだったので、60ドル分ほど注文しました。1週間分には十分は食料でしょう。 注文してみた午後12時45

      • 医学部で楽しかったこと②肩こりを知れば人生変わるという話

        プロローグ医学部時代、大学の歴史資料館でアルバイトをしていました。この歴史館は、私が2年生の時に同窓会によって「医学部の歴史を保存・記録するスペースを作る」というミッションのもと創設されました。創設に関わった中心メンバーの一人のある先生が言うには、「日本には医学を理解して研究できる歴史学者、歴史研究のトレーニングを受けた医療者のいずれもあまりおらず、ほとんどの医学の歴史は歴史オタクの医師が趣味で行ったものである。」ということで、この歴史館を通じて、医療者と歴史学者が協力し、し

        • 医学部で苦手だったこと②医局制度

          前置き私には医局に属している友人がたくさんいますし、学生時代は大学病院の先生方に大変お世話になりました。この投稿は医局そのものやそれに属している人を否定するものではなく、あくまで医局制度というシステムが自分自身の性格や求めるライフスタイルに合っておらず、自分は所属するに至らなかったという個人の体験・感想であることを強調します。 医局とは多くの医師は、直接雇用関係のある病院とは別に、医局という組織に属しています。医局は、大学の教授をトップとする組織で、法律上雇用関係にあるわけ

        米国NYC暮らし🗽②没入型(?)演劇「Sleep No More」に行ってきた

          医学部で楽しかったこと①ドイツのパン屋で1ヶ月働いた時の話

          医学部のネガキャンばかりしていては良くないので楽しかった思い出を。正確にいうと医学部ではなくて一般教養時代の話ではありますが。 1年生の終わりに1ヶ月間、ドイツの田舎町でホームステイをしながら地元のパン屋さんで働かせてもらいました。 経緯私は比較的大きい総合大学に通っており、1年次は学部関係なく皆全学キャンパスで講義を受けていました。この頃は医学関連の授業は一切なく、数学、物理、化学など必修の授業もあるものの、残りの単位は自分で好きな授業を選んで受けることができました。経済

          医学部で楽しかったこと①ドイツのパン屋で1ヶ月働いた時の話

          医学部で苦手だったこと①男女差別

          こんにちは。医者を志して医学部に入学したものの、入学して早々に医学部や医師のキャリアが自分に合っていないことに気がついてしまい、在学中かなり迷走した者です。結局、最後まで臨床に熱意を見出すことができず、卒後初期研修を修了せず臨床キャリアを捨ててしまいました。10代後半~20代前半を過ごした医学部には良い思い出、楽しかった思い出もたくさんあるのですが、自分の価値観に合わないこともたくさんありました。様々な人と交流する中で、どうも臨床に合わない人は共通した意見を持っていることが多

          医学部で苦手だったこと①男女差別