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水の有り難み 日本の有り難み

記念すべき第1回noteの内容は、アフリカ大陸カメルーン国の住居についてお話ししようと思います。いぇーい🤲

はい。


なんでカメルーンかってと

今わたしカメルーンにいるんですよね、

そして、最近首都から田舎の村の方に
お引っ越したんですよ。



住居は安全対策を考慮した上
国の行政機関が用意してくれたのやけど
まさかの入居当日に知る
電気も水道も契約されていないという事実(わりと異例)


電気と水道は安全対策考慮内ではないのね、と思いつつ
電気は配線剥き出し状態でもちろんどこも電源はいらんくて水道も契約されてないから出ない。


家のどこからも

水がでない。


しかも、その日は村全体が断水してて水道契約してても水は出ない。


手も洗えないし
足も洗えないし
顔も洗えないし
シャワーは浴びれない。


何がいちばん困るって

トイレに行けない。


普通は、みんな断水の可能性を考えて
水を120Lのバケツ×2+小さめのバケツにとか
貯めておくもんなんよ。でも、わたしの新居は
前の住人からなかなか期間が空いたんだろうね、
誰かが住んでた気配はなくて
もちろん貯めてある水なんてなくて、、。


たまたまお隣さんが会社の事務所やったから
おトイレかしてもらう、っとゆう(笑)
カメルーン人やさしかった。
でもこのまま夜どないんすんねやろ、とかおもいつつ、、。


まぁそれでなんやかんや、とりあえず
水道電気は自分で契約しに行って!と投げられる現実。



え、私ぜんぜんフランス語できひんけどいける?

てか、どこにあるん。その契約できる会社。


とか思いながら、現地の人と協力するスタイルに(笑)
※カメルーン人はどんなけ田舎に行っても基本的にみんなフランス語しか話しません



それからおもろいことは、まだまだ続いて


夜ふと確認すると


シャワーヘッドがない。


「え、てか、シャワーフォース潰れてるくない?!」


って気づき、きょうシャワー浴びれないこと確定。

汗だくの中、引っ越しした日なんよ、、、?今日。

絶望


とりあえず修理に来てもらえるように連絡するものの、、、明日が来てびっくり、だれも来ない。


まぁとりあえず、
「夜中、水が出るようになるかもしれんから
蛇口はひねってバケツ置いといたらいいよ、
というアドバイスの元、蛇口ひねっておいたら


なんと!!

「夜みず戻ってきた!!!わぁーーいいい!!」
「これでトイレ行けるー!」


とかって思って
もう少し水圧あがらんかな?♪
って蛇口回してたら、蛇口ごと取れるという。



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「えっ、、?」

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目が点になった、ほんとに。
どゆこと?って。

そっからずーーっと水が噴き出るってゆう🤣!

なんとか自分で直そうかと思ったけど
そもそも色々古くて直るとかのお話ではなく、、
これも修理を頼んだけど
とりあえず水が出てる間に!って
一生懸命ありったけのバケツに水を貯めたりと
まあ1日目はこんな感じで面白いこと続き。


このままシャワー浴びれるんちゃん?!って思ったけど
水が出るのはなぜかキッチンだけ。(あ、そもそもシャワーないんやった、、って気づき。)
そして、蛇口の網的なところを通過せーへんから
ちっちゃい虫ちょくちょく出てくる上、
断水上がりやからか、水がめちゃくちゃ茶色い。


えー、これで水浴びすんのはイヤやなあ
とそこまでの勇気はないから大人しく拭き取りシート的なやつで対応。

日本製品さいこー!とおもいながら。


で、そうこうしてるとガルディアル(私の守衛さん)が
めっちゃインターフォン鳴らしてきて


「すごい音がしてるよ!!水!!」
「水漏れしてるよ!僕が止めてあげるからここの鍵開けて!」


と言われるという。


基本的に人は家にあげちゃいけないルールになってるんよね、


安全対策的に。


わたしもぜんぜん知らん今日初めて会った男のカメルーン人あげるのは怖くて


「いや、いい。水が出てるのは知ってる!
蛇口が壊れたんよ!やから、自分でなんとかする!」


と玄関閉めちゃったりして。


でもまあ、私の家は下が銀行やねんけど
次の日はまた違うガルディアルが出勤してて
その新しいガルディアルと銀行のカメルーン人の男の人が部屋まで。

「水漏れしてるよ!!」と昨日したやりとりを

もう一回🤷‍♀️アゲンよ。



「壊れてるから今日修理屋くる、」と言ったら

「じゃあおっきなバケツに水貯めたらいいよ!」

ってめっちゃ説明してくれたけど


「いやいや、こっちはもうありったけのバケツに水入ってんよ!!!やからずっと修理屋待ってるんよ!!」



って思いながらとりあえず説明して
そしたら、納得して2人とも下へ降りていってくれたんやけど、結局その日は修理屋来なくて。


なんでやねん!
って痺れきらした私は


別にほんまに全然フランス語とかできひんけど
でもそれでも、自分で大家代理に電話して
「明日の12時に来て!」って催促電話をかけれるよーになったよね。

だって、事務所(会社)の人が交渉してくれてたし
大丈夫やろ〜、では全然大丈夫ではなくて
よゆーで約束すっぽかされるから

自分で交渉せなどこまででも催促できんから自分でなんとかしよ、

ってなった日。


人間けっこー水がないとストレス強なのよ。

もし水を貯めている中の断水なら、地味にストレス

こんなに心が病むんか、って気付けたり
逆に言えば、日本にいた頃の当たり前が
本当に有り難くて感謝するべきものやってすっごい感じた。


シャワーが浴びれたりしかもそれがお湯であったり
蛇口からは虫は出てこーへんし
茶色水も黒い水もでてこなくて透明な水がでてきたり
キッチンの床が水浸しになることもなければ
トイレを流せば勝手にタンクに水が溜まっていったり
洗濯機があるからお洋服を手洗いして絞って振っていかに脱水できるか考えてすることもなく洗濯がおわったり
断水になることもないから料理もお風呂もシャワーも掃除も手洗いも洗顔も歯磨きもできたり
電気の漏電で電熱器が爆発することもなれば
そもそもシャワーフォースからお湯がでるから水をお湯にできる電熱器を使おう!って気にもならんし、
蚊帳がなくても虫(マラリアの心配なく)寝れたり
野菜売り場でハエがたかってることもなければ
雑貨もの全てに赤土がついてることもなく
玄関・窓・扉を閉めればすごい確率で虫には出くわすことない日本。


これが全部当たり前じゃなくて、まだまだ生活をするだけでも当たり前じゃないことが多すぎる。


どこに重点を当てるかは人それぞれやけど
今までのわたしはこれらはわりと重要なものやったからこそ、ここに来てなかなかの大打撃を受けました。


でもそれでもここでヘコたれるのは悔しいし
せっかく貯めた泣けなしの水ん中で
電熱器爆発してしまってそれでは身体にかけられへんし
もうシャワー浴びるのもやめよかな、とか思ったけどそんなんしたら丸2日汗だくやったのに何も浴びれへんは

女がすたる!!

とおもって、水貯め直して塩素少し入れて
菌対策をして水浴びするという。水でも喜びを感じた。


ぜったいこの状況だれよりも楽しも!!
って思いながら、日々感謝して過ごしています。

はい、そんなカメルーンの私の日常です(笑)


強く生きよう。


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