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【遊戯王/カジュアル】「ヴァンプ・オブ・トリック」デッキ解説

⒈はじめに

おひさしです。きりみです。ファンデッカーです。
今回は私の愛してやまない超マイナーテーマの1つ【ヴァンパイア】をご紹介します!

以前は《水晶機巧-ハリファイバー》《ユニオン・キャリアー》を使用した展開が主流でしたが、これらの禁止後、エンジンを失った【ヴァンパイア】デッキについてあまり触れている人がいなかったため、改めて今何ができるのかを精査してみようと思ったのが今回の発端です。

そしてなぜか【ゴーストリック】×【ヴァンパイア】というフレイバーだけならまず満点なコラボが実現したのでお楽しみに!!

カードプール的には令和5年6月時点のマスターデュエルでも構築可能となっていますので、身内、ルムマ、交流会などでぜひ使ってください!!

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・noteの表記ミス   など
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是非コメントお待ちしてます!
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⒉デッキレシピ

【ヴァンパイア】×【ゴーストリック】

ニューロンでデッキコード「0kbc0v7」と検索すると出てきます!
面白い!知らないコンボ!と思ったらいいね👍もお待ちしてます!

2-a.デッキコンセプト

①【ヴァンパイア】を中心に展開ルート
②  妨害を乗り越えるギミック
③  初動安定の為のプラン


この点を踏まえてカードの採用、デッキ構築をしています。

2-b.デッキ構築の流れ

【ヴァンパイア】が主軸の展開をしたい

妨害を乗り越えるために【P.U.N.K.】を採用

初動の安定化

サーチカード/サポートカードの採用

○ヴァンパイアとは?
今回主役の【ヴァンパイア】は闇属性アンデット族を中心としたテーマです。

カテゴリーとしてはおおまかに「デッキビルドパック-ダーク・セイヴァーズ-」以降のコントロール奪取を中心に据えデザインされたカード群と、それ以前の微弱なデッキ破壊を持つカード群の2つに分かれています。

近年では《ヴァンパイアの幽鬼》の登場で優秀な初動カードを手に入れましたが、前述の通り汎用カードの禁止での主流だった展開ルートが失われ、相対的には弱体化されたと言えます。

この【ヴァンパイア】というテーマは、闇属性アンデット族という恵まれたステータスを持つ割に、実はかなり癖が強く扱い辛いという個性的な一面があります。

具体的には
・上級、最上級が多い
・コストに【ヴァンパイア】を要求する
・特殊召喚に対応してない効果が多々ある
などなど...

特に2つ目がかなり重く、アンデット族の代名詞《馬頭鬼》をコストにできないもどかしさがあります。
加えて【ヴァンパイア】には墓地に送るだけでアドバンテージを稼げるカードが少ないのも辛い所です。(聞こえてますか?人魚の皆さん

今回のデッキ構築ではこう言った点を踏まえてカードの採用をする必要があります。

○なぜ【P.U.N.K.】なのか?
《ヴァンパイアの幽鬼》は優秀な初動となる反面、召喚権を必要とするため特殊召喚の容易なテーマが出張の候補となります。
加えて後発の【ヴァンパイア】はコストに【ヴァンパイア】を要求するため、デッキ内の【ヴァンパイア】を増やす必要があり、必然的に出張パーツにはコンパクトさが求められます。

その点【P.U.N.K.】ギミックは《緊急テレポート》《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》等の召喚権を使用しない展開が可能で、出張枚数も10枚以下に抑えることができ理想的な出張パーツです。

また《緊急テレポート》1枚からの《混沌魔龍カオス・ルーラー》→《真血公ヴァンパイア》の展開においては、ただ墓地肥やしを行う他のデッキとは違い【ヴァンパイア 】カードの消費なしに【ヴァンパイア】を場に出力できるというこのデッキでならではの旨味があります。
コストにするのはちょっと勿体無く感じるかもしれませんが、こういったところから【ヴァンパイア】ギミックの初動に繋げられるのも【P.U.N.K.】出張の強い点だと思います。

○初動の安定/サーチカード採用
このデッキでは《ヴァンパイアの幽鬼》という初動への反面、依存度がかなり大きいです。極端な話このカードが引けなけば全く何もできないこともあります。

《ヴァンパイアの使い魔》は特殊召喚時にモンスターをサーチする効果を持ちますが、こちらの効果は展開ルートで使用する効果であり、極力温存したいため以外にサーチ手段に乏しいです。

《ヴァンパイアの幽鬼》の効果が召喚時限定の効果であることも特殊召喚を得意とする【アンデット族】と絶妙に噛み合いが悪く、リクルートではなくサーチが大前提となるカードであるため、検討の結果、皆さん大好き《スモール・ワールド》を採用しています。
ただし枚数については、引き被りが弱い点や墓地肥やしの妨げになる点を考慮して2枚に留めました。

2-c.カード解説

大きく分けて採用カードは3つに分類し主なカードを解説。

①【ヴァンパイア】カード
②出張パーツ(P.U.N.K./ゴーストリック)
③その他カード

①のカード群

・《ヴァンパイアの幽鬼》
通常召喚成功時のサーチ+墓地肥やしと、自分相手メインフェイズにフリーチェーンで【ヴァンパイア】を召喚する墓地効果を持ちます。
優秀な初動ですが、コストに【ヴァンパイア】を要求する点、特殊召喚に非対応である点などやや癖はあります。

阿良々木君

・《ヴァンパイアの使い魔》
【ヴァンパイア】をコストに墓地から自己蘇生する効果と、特殊召喚成功時に【ヴァンパイア】モンスターをサーチする効果を持ちます。
《ヴァンパイアの幽鬼》で墓地に送ることで即座に蘇生の準備が整います。
自己蘇生すると除外されてしまうため、蘇生効果を使い回しにくいのがやや難点。

モンスターサーチ

・《ヴァンパイアの眷属》
【ヴァンパイア】をコストに墓地から自己蘇生する効果と、特殊召喚成功時に【ヴァンパイア】魔法罠をサーチする効果を持ちます。
《ヴァンパイアの幽鬼》で墓地に送ることで即座に蘇生の準備が整います。
自己蘇生すると除外されてしまうため、蘇生効果を使い回しにくいのがやや難点。

魔法罠サーチ

・《ヴァンパイア・ソーサラー》
相手依存ではありますが万能サーチ効果と、リリースを軽減する墓地効果を持ちます。
最近では【ヴァンパイア】デッキでもあまり見かけなくなってしまったカードですが、今回のデッキではしっかりと展開ルートに組み込むことができた点は喜ばしいです。
イラストも個人的に好みの1枚。

サーチ+リリース軽減

・《シャドウ・ヴァンパイア》
召喚成功時に手札デッキから任意の【ヴァンパイア】をリクルートできる効果を持ちます。
展開ルートに必須なので1枚採用していますが、墓地に落ちてしまう可能性を考慮する人は2枚でもいいかもしれません。
《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》などをリクルートして効果を起動することもできる為、これらの登場後評価の上昇したカード。リクルート後は攻撃制限のデメリットが生じるので後攻時の展開は注意。

リクルーター

・《ヴァンパイア・フロイライン》
【ヴァンパイア】の中でも比較的汎用的な効果を持つ(脳筋の)御令嬢。【魔妖】【不知火】などアンデット主体のデッキへ出張しているのを見かけたことがある人も多いのでは。
壁になれる他、通常召喚したモンスターの打点を上げて「マスカレーナアストラム」を突破したりできる為意外と使い所は多い。
忘れがちだが、バトルフェイズ終了時に戦闘破壊したモンスターを可能な限り蘇生する効果も持つ。
今回は展開には絡まない為1枚の採用。

汎用の御令嬢

・《ヴァンパイア・スカージレット》
召喚特殊召喚時に墓地の【ヴァンパイア】を蘇生する効果、バトルフェイズ終了時に戦闘破壊したモンスターを可能な限り蘇生する効果を持つ。蘇生したモンスターはこのターン攻撃できない制約があるが、各種素材としてしまう為あまり気にならない。
《シャドウ・ヴァンパイア 》からのリクルートを確実にしたい為2枚採用。

蘇生効果持ち

・《ヴァンパイア・グレイス》
自己蘇生効果+微弱なデッキ破壊効果を持ちます。前半の効果を目当てに《ヴァンパイアの幽鬼》からサーチ、コストにされます。
後者の効果はアドバンテージを与えてしまうことも多い為、ほぼ使わず。

地味に評価の高いオバ様

・《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》
マイフェイバリットヴァンパイアカードです。
召喚時等に相手モンスターを装備する効果、装備モンスターの打点を吸収する効果、モンスター装備中に破壊されると蘇生する効果を持つ。【壊獣】などを採用し、吸収に特化した専用構築なら枚数を増やしても大丈夫ですが、今回は1枚の採用。

推し

・《竜血公ヴァンパイア》
召喚成功時に相手の墓地のモンスターを2体奪う効果、墓地に同名カードの存在するモンスターの効果を無効にする効果、相手墓地からの特殊召喚に反応した自己蘇生効果を持つ。
奪ったモンスターは守備表示になるがエクシーズ素材や蘇生のコストにもできる。
手札誘発系に対しても無効を打てるのは強力。

実はまあまあ強い

・《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》
相手モンスターを素材にエクシーズ召喚できるルール効果、破壊を介さない除去効果+除去したモンスターのコントロール奪取効果を持ち、単体で効果がかなり完結しています。
奪ったモンスターを素材に留めることで再利用を防げるなど、単純な除去に比べ独自の強みがあるのも魅力。

汎用ランク6

・《真血公ヴァンパイア》
使ってる人の7割が忘れていますが、れっきとした【ヴァンパイア】名称を持つカードの1枚。今回のデッキでは【P.U.N.K.】のギミックやコントロール奪取したモンスター+《アルグールマゼラ》などから展開可能です。
初手で【ヴァンパイア】ギミックが動けない時に【P.U.N.K.】ギミックから動き始める時など重宝します。

テーマ外によく呼ばれる

・《ヴァンパイア・サッカー》
アンデット族リンクの汎用カードとしても使われますが、任意のアンデット族×2から【ヴァンパイア】名称を出力できるカードとして考えることもできます。
①の効果で《竜血公ヴァンパイア》の蘇生条件が満たせるのもポイント。

かわいい

・《ヴァンパイア・ファシネイター》
①②の効果を合わせて2体のモンスターを奪える為、そのまま【ヴァンパイア】のエクシーズ召喚に繋げることができます。
召喚条件が緩いのも◎

Wコントロール奪取

・《ヴァンパイアの領域》
【ヴァンパイア】の召喚権を増やす効果と、与えた戦闘ダメージ分回復する効果を持ちます。
便利な1枚ですが、維持したい一方コストとして切ることを要求する場面も多く、ほぼ使い切りと言った印象。今回は展開ルートには使用しないので1枚の採用。

めっちゃ強い

・《ヴァンパイア・デザイア》
墓地肥やしと蘇生を使い分けられる便利な1枚。特に墓地効果のあるカードを送ることができるのが強力で、展開ルートにも使用するため2枚の採用。

2つの効果を使い分けられる


②のカード群

・《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》
手札を捨てるギミックの初動を《ヴァンパイアの幽鬼》に依存してるため、展開のついでに《ヴァンパイアの眷属》《ヴァンパイアの使い魔》を捨てることができる点が非常に優秀。
召喚権を使用せず《No-P.U.N.K.セアミン》を特殊召喚できるため、アドバンス召喚のリリースを用意したり☆8+☆3で《サイコエンドパニッシャー》を展開したりすることができる為コマ割りが効いて大変便利。

手札コストがありがたい

・《No-P.U.N.K.セアミン》
《緊急テレポート》で特殊召喚し、・《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》をサーチ、その後《No-P.U.N.K.ディア・ノート》をデッキから特殊召喚する事で《混沌魔龍カオスルーラー》→《真血公ヴァンパイア》の展開ができるのが強み。召喚権を残しつつ相手の妨害を踏みやすい点も高評価。
ライフ支払うので実質【ヴァンパイア】

【P.U.N.K.】といえば

・《No-P.U.N.K.ディア・ノート》
《緊急テレポート》からの展開の過程で使用。素引きで《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》からリクルートできないことを避ける為2枚採用。

ツノが生えてるけど戦士

・《ゴーストリック・ショット》
《ゴーストリックの駄天使》でサーチし《FNo.0未来龍皇ホープ》を展開するために必要なカード。ランダム墓地肥やしの要素もある為2枚採用。
《ゴーストリック・デュラハン》の墓地効果で回収できるので、返のターンの打点補強や素材供給にも使用可能。

②もお忘れなく



・【ゴーストリック】エクシーズモンスター
★1〜★3までの3種と《ゴーストリックの駄天使》を採用。《ヴァンパイア・デザイア》の効果で状況に応じて☆1〜☆3へのレベル調整が容易である為思い切って全種投入。
破壊効果や弱体化など各々便利な効果を持っているので使える時は積極的に活かしていきたい。
なお《ゴーストリック・アルカード》は「ドラキュラ(DRACULA)」を逆さから読んだ名前「アルカード(ALUCARD)」となっているなどフレイバー的な噛み合いもあるのでぜひ入れたかった1枚。

【ゴーストリック】エクシーズ

【ゴーストリック】と《FNo.0未来龍皇ホープ》を使いたいという個人的なこだわりでエクストラを7枠使用しているので、代わりに《森羅の姫芽宮》や《No.65 裁断魔人ジャッジ・バスター》などを採用してもいいと思います。

実質墓地肥やし
簡易未来龍皇

・《FNo.0未来龍皇ホープ》
名誉【ゴーストリック】カードの1枚。
コントロール奪取効果を持っている名誉【ヴァンパイア】カードでもあるが、あまり【ヴァンパイア】に採用されていないため今回なんとか組み込んでみたかった1枚。
何気なくメインの【ヴァンパイア】展開の前に出せるのでニビルだけはややケアできる。

名誉【ゴーストリック】&【ヴァンパイア】

③のカード群

・《馬頭鬼》
アンデット族の代名詞。墓地に落ちて強いのはもちろん、《スモール・ワールド》の「地属性」「アンデット」の中継役としても優秀。

アンデット族の代名詞

・《アルグールマゼラ》
アンデット族の身代わりに除外、その後なぜか帰還してくる最強カード。《スモール・ワールド》の「地属性」「アンデット」「☆8」の中継役としても優秀。

高打点の身代わり持ち

・《スモール・ワールド》
初動のかさましで採用。《馬頭鬼》か《アルグールマゼラ》を経由することで以下の変換が可能となる。

①「闇属性・アンデット族」⇔《ヴァンパイアの幽鬼》
②【P.U.N.K.】⇔《ヴァンパイアの幽鬼》

・《おろかな埋葬》
単体初動にはならないけど強い。実質【ヴァンパイア】

・《心変わり》
今日から君もヴァンパイア。

・《スプライト・スプリンド》
《ゾンビキャリア》《ヴァンパイアの眷属》を落としつつ、相手ターンにバウンスの妨害が構えられる。展開ルート必須。

・《サイコ・エンド・パニッシャー》
ライフをどんどん支払う為好相性。実質【ヴァンパイア】だがたまに1000ライフすら払えない時もあるので注意。

【ヴァンパイア】の最終兵器

⒊デッキ解説

3-a.初動展開①

初手 《ヴァンパイアの幽鬼》+コスト1枚

最終盤面 未来龍皇 スプリンド Ω 墓地幽鬼

〈展開の流れ〉
動画はTwitterからご覧ください↓

3-b.初動展開解説

  1. 《ヴァンパイアの幽鬼》召喚効果で任意の【ヴァンパイア】カードを墓地に送り、デッキから《ヴァンパイア・ソーサラー》をサーチ、《ヴァンパイアの眷属》を墓地に送る。

  2. 墓地の《ヴァンパイアの眷属》の効果で手札の《ヴァンパイア・ソーサラー》を墓地に送り自身を特殊召喚。そのまま500ライフを支払い《ヴァンパイア・デザイア》をサーチ。

  3. 《ヴァンパイア・デザイア》の効果で《ヴァンパイアの使い魔》を墓地に送り《ヴァンパイアの眷属》のレベルを☆1に変更。

  4. 墓地の《ヴァンパイアの使い魔》の効果で場の《ヴァンパイアの幽鬼》を墓地に送り自身を特殊召喚。そのまま500ライフを支払い《シャドウ・ヴァンパイア》をサーチ。

  5. 《ヴァンパイアの使い魔》と《ヴァンパイアの眷属》で《ゴーストリック・デュラハン》をエクシーズ召喚し、その上に《ゴーストリックの駄天使》Aを重ねてエクシーズ召喚。

  6. 《ゴーストリックの駄天使》Aの効果でデッキから《ゴーストリック・ショット》をサーチ。そのまま発動して《ゴーストリック・デュラハン》を蘇生し、《ゴーストリックの駄天使》Bを重ねてエクシーズ召喚。(デッキ圧縮のため、可能なら2枚目の《ゴーストリック・ショット》をサーチします。)

  7. 《ゴーストリックの駄天使》AとBで《FNo.0未来皇ホープ》※1、重ねて《FNo.0未来龍皇ホープ》をエクシーズ召喚。(なお手順5〜7はメインの展開から独立しているので、実質手順4→8に飛ぶ形になります)
    ※1 この時《ゴーストリック・デュラハン》が墓地に行くため《ゴーストリック・ショット》を回収できます。

  8. 《ヴァンパイア・ソーサラー》を除外して墓地効果発動。処理後《ヴァンパイアの幽鬼》を墓地効果で除外し、500ライフを払って手札の《シャドウ・ヴァンパイア》を召喚(リリース無し)

  9. 《シャドウ・ヴァンパイア》召喚時効果で《ヴァンパイア・スカージレット》をリクルート、その後特殊召喚時効果で1000ライフを払って墓地の《ヴァンパイアの眷属》を墓地から特殊召喚。(※1で素材から墓地に行くためデメリットにより除外されていない。)

  10. 《ヴァンパイアの眷属》と《シャドウ・ヴァンパイア》で《スプライト・スプリンド》をリンク召喚。リンク召喚時効果でデッキから《ゾンビキャリア》を墓地へ送る。

  11. ※1で手札に加えた《ゴーストリック・ショット》をデッキに戻して《ゾンビキャリア》を墓地から特殊召喚。

  12. 《ゾンビキャリア》と《ヴァンパイア・スカージレット》で《PSYフレームロード・Ω》をシンクロ召喚。

○最終盤面
・未来龍皇(モンスター効果無効)
・スプリンド(バウンス→コスト未来龍皇)
・Ω(ハンデス+幽鬼墓地戻し)
・残りライフポイント5500

※現状では手札に妨害になる【ヴァンパイア】を用意できていないので、《混沌魔龍カオス・ルーラー》から追加展開を狙った方が良い場合もあります。

○個人的な見解
今回の展開では《ヴァンパイア・デザイア》のレベル変動効果を活かして【ゴーストリック】の十八番である未来龍皇をエクシーズ召喚していますが、前述したように《森羅の姫芽宮》などに変更することでエクストラの消費を抑えることが可能です。

自己蘇生した《ヴァンパイアの使い魔》と《ヴァンパイアの眷属》はフィールドを離れると除外されてしまいますが、エクシーズ素材にすることで再び墓地に戻せる為、次のターンの展開の布石を残すことができます。また《ヴァンパイア・スカージレット》の蘇生対象を用意できる点でも好都合です。

個人的には近頃あまり採用されなくなってしまった《ヴァンパイア・ソーサラー》のリリース軽減効果がしっかりと仕事している点が気に入っています。

余談ですがもともとは、【ヴァンパイア】で《アルティマヤ・ツィオルキン》と《ゴーストリック・オアトリート》を揃える展開を考えた際の(なおいろいろ詰め込みすぎでボツ案)ルートを改良したものになります。

3-c.初動展開②

上で触れたボツ案の展開ルートです。

初手 《ヴァンパイアの幽鬼》+コスト1枚

最終盤面 スプリンド ツィォルキン トリートクリスタル
(相手ターン中トリートが通れば無効1回通らなければベエルゼ追加です。)

○サンプルレシピ

ツィオルキン+トリート

3-d.不採用カード

・《ヴァンパイアの支配》
万能カウンターではあるものの展開ルートでサーチする余裕がなく素引き前提となった為。
墓地肥やしの際ノイズになるので魔法罠は減らしたかった。

・《龍皇の波動》
ほぼノーコストで打てる+コントロール奪取があるので実質【ヴァンパイア 】カードであるがほとんどんど上と同じ理由による。

・《ユニゾンビ》
もともと《水晶機巧ハリファイバー》を出すための役割がほとんどであり、召喚権を《ヴァンパイアの幽鬼》と食い合うため不採用に。

・《グローアップ・ブルーム》
上級【ヴァンパイア】のサーチが行えるが、アンデット族以外のモンスターも比較的展開するため不採用。

・《ティアラメンツ・シェイレーン》
手札の【ヴァンパイア】を捨てられるギミックとして検討したが、【P.U.N.K.】採用のため入れ替えで不採用。

・《時を裂く魔眼》
アドバンス召喚軸と展開型どちらにするか悩んでいた時に検討していたが、いつのまにか抜けていた。(モルガナイトRTA)

⒋まとめ

今回のデッキでは【ヴァンパイア】を主軸とした展開で【ゴーストリック】の力を借りて未来龍皇を最終盤面に並べる展開を解説していきました。
一般的な「【P.U.N.K.】アンデット」などとは少し変わった【ヴァンパイア】の独自の展開ができているのではないかと思います。

メインの展開は【ヴァンパイア】側のギミックで完結しているため【P.U.N.K.】で相手の妨害を踏むことで、妨害を貫通してメインの展開を通せる確率も上がりました。

反省点としては、墓地に戻した《ヴァンパイアの幽鬼》で召喚する【ヴァンパイア】を素引きに頼っているため、妨害の質にムラがある点です。良い案があれば是非教えてください。

⒌終わりに

【ヴァンパイア】のコンボデッキ、お楽しみいただけたでしょうか?

一昔前のテーマですが、そのビジュアルや【ヴァンパイア】というモチーフから一部層から未だ人気のあるテーマです。

私もこれまで何度か組んでは崩しを繰り返していたテーマでしたが、今回比較的満足のいく形に近づいたためこのような形で記録を残させていただききました。
今後の強化にも注目です。

またこの記事をきっかけに、デッキを組んでみたい、【ヴァンパイア】面白そう、自分もコントロール奪取したいと少しでも思っていただけたなら本望です。マイナーカードに幸あれ。

※類似するレシピ、展開ルートを事前に考案、使用していた方がいた場合、当記事にその方のオリジナリティを否定する意図はありません。


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