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やってみた!『1か月で洋書が読めるタニケイ式英語リーディング』 <後編>

こんにちは!日本は梅雨が明けてきたみたいですね。

今日は7月1か月続けてきた”タニケイ式英語リーディング”なるものの結果報告をしたいと思います!本の概要は<前編>の記事に書いてありますので、まだお読みでない方はぜひそちらを先にお読みください*

1. 結果発表

早速ですが、この1か月の成果を発表します!この1か月のWPM(1分あたり読めるワード数)の推移はこちら!

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 はい!WPM100上がりました!!めでたい!!1分間に読めるワード数が100語増えたということなので、かなり効率よく読書ができるようになったのではないでしょうか◎目標のWPM250も最後1週間くらいは安定して出せていました。

※ちなみにこのグラフは、冒頭に載せた記事、”やってみた!『1か月で洋書が読めるタニケイ式英語リーディング』 <前編>”に載せているWPMの表の内、”普通読み”の部分の推移です。(理解度を保ったまま読んでいる速さです。)

2.何が変わったか

この1か月、『1か月で洋書が読めるタニケイ式英語リーディング』に掲載されているアーノルド・ベネットさんの”How to Live on 24 Hours a Day”を毎日400〜500語くらいずつ読んできました。

その中で読書スピードが上がった要因としてわたしが考えるのは、
 ①ぐいぐい読み進めるスピード感に慣れた
 ②語彙が増えた

この2点です。

①に関しては、本書の推奨するトレーニングの流れとして、同じ文章を<普通読み→(精読→)速読1回目→速読2回目→速読3回目>と、どんどんスピードを上げて読んでいきます。目標WPMを大きく超える速さで読む練習をするのです。その理由について著者の谷口さんはこう解説しています。

... マラソン選手が酸素の薄い高地でトレーニングをするように、大きな負荷をかけた状態を作り出します。そうすると、少しスピードを落としたときに楽に感じることができるようになるのです。

これを最初読んだ時も「なるほど!」と思ったのですが、実践してみて改めてこの効果を実感しました。速読3回目ともなると、最初の普通読みの2倍以上の速さで読むことになるので、理解度は下がってしまうのですが、それでもできるだけ理解しようとするため集中して速く読む、という練習が効いたのだと思います。

続いて②の語彙が増えた、に関して。単純に1冊の本を読むと、そこで繰り返し使われる表現や単語に慣れていきます。とはいっても、あまり長い本ではなかったので、何度も同じ単語が出てくる訳ではないです。なので、今回の速読トレーニングにおいては、おまけ要因のような感じでしょうか。

3.ボキャビルについて

本書では速読のためにブレイン・ボキャビル(語彙を増やすこと)を薦めており、「洋書を読むためにまず覚えるべき厳選1000単語リスト」というものがついています。

その方法がざっくり言うと、
 1か月で1000語覚える
 語呂合わせで単語の意味を覚える
  例)resentful: リーゼント、フルに立てて怒った高校生
 習熟度に合わせて翌日&週末に復習テストをする
というものなのですが、

 1日33語のペースで覚えるのしんどい
 1日33語の語呂考えるのしんどい&日本語で語呂考えると実際に単語見 たとき&使いたい時に日本語脳に戻ってよくないのでは?
 習熟度の都度入力やテストの管理がめんどくさい
という理由で、本書の通りにはせず自分の好きなようにやっていました。

どういう風にやっていたかというと、
 ①新しく覚えるのはその日の気分に合わせて5〜10語くらいずつ(0の日もあり)
 単語帳アプリに登録して反復学習

というゆるい感じ。覚え方としては、②のアプリに例文を入力したり、画像を貼り付けたりしてその単語をイメージしやすいようにして覚えていきました。また、このアプリでは復習のタイミングを習熟度に合わせて翌日〜64日後まで、単語ごとに自動で振り分けてくれるので管理がとっても楽なのです。(このアプリ気に入っているので、また別の記事で書きたいと思います。)

そんなのんびりペースなので1か月で120語くらいしか進んでいませんが、無理なく続けていくつもりです。この120語だけでも、普段英語を読み聞きする中で、「あ!これ最近覚えた単語だ!」と感じる場面が沢山あり、きっと今までは分からないまま聞き流していたんだな〜と思いました。語彙ってやっぱり大事です。速読トレーニング中も、知らない単語が多い部分は読むスピード落ちてましたしね。

4.本の評価

今回から、わたしの書く記事を参考にしてくださる方(いらっしゃるのか分かりませんが..)のために、語学参考書を紹介する時はざっくりと評価をしていきたいと思います。

『1か月で洋書が読めるタニケイ式英語リーディング』谷口恵子著
・対象レベル:中級〜上級
・情報量:☆☆☆☆☆(星5つ中)
・身につく度:☆☆☆☆
・読みやすさ:☆☆☆☆☆

本書のQ&A欄で、このトレーニングは”TOEIC700点以上の方におすすめ”と書いてありました。確かに、ある程度英語の文構造や文章を読むことに慣れていないと返り読みは避けられないので、学習し始めたばかりの方にとっていきなりこのトレーニングはなかなか難しいかと思います。

一方、読む練習はしているがなかなか速く読めない、TOEICのReadingが解き終わらない、なんて方にはぴったりだと思います!

また、本書では速読トレーニングをするにあたって、またし始めてから出てくる疑問に丁寧に回答していてとても親切だと思いました。記憶のメカニズムなんかも分かりやすく解説されています。わたし自身、新しいことを学ぶ時に「なぜ?」と思うことを解消して納得して進めていきたい派なので、自分に合っていたと思います。

速読のスピードに関してはすでに書いた通りしっかり効果が出ていたので”身につく度”満点にしたいところですが、やはり単語の語呂合わせの労力対効果(?)が低いかなということで星1つ減らしました。

5.おまけ

速読トレーニングの結果、WPMは152から257まで上がりました。ただ、「これって速読トレーニングの教材だけじゃないの?」と思ったので、念のため他の文章でも計測。

・DMM英会話の記事その1:262
・DMM英会話の記事その2(ちょい難しめ):255
・CNNの記事:247
・ミステリー小説:262

という感じで、ほかの文章でもほぼWPM250キープできていました!ちょっと安心。ただ、ここで読むことを辞めてしまったらまたすぐ速読力落ちてしまうと思うので、引き続き毎日少しずつでも何かしら読み続けたいと思います:)

ここまでお読みいただきありがとうございました!これからも英語学習の参考になることや、英語にまつわるおもしろいことについて書いていけたらと思っているので、またのぞきに来てくだされば嬉しいです◎それでは!

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