妊娠を後押ししてくれた言葉たち
私が妊娠したことを友人に話すと、「もっと先だと思ってた」「もう少し仕事してからかと思ってた」、と言われることがよくあります。
確かに、今の仕事も大好きだし、バリバリ働くのもそれほど苦ではないし、外資系の企業で働く女子の中では圧倒的に早い方。
一方で、就活をしていた時から「30までに子供は産みたいな」とぼんやり考えていたのですが、その願望を後押ししてくれたのは周りの友人達の言葉でした。
1. 某一流外銀女子の、「とりあえず婦人科に行こう」
新卒の会社に勤めるために東京にきてすぐのこと。
外資系の会社に内定した女子の間で、「外資系女子会」という名の、密度の濃い女子会(笑)が行われていました。
そこで圧倒的な存在感を放つ、国内トップの外銀女子が、ある時、
「職場の周りの女性には、不妊治療している人がめちゃめちゃ多い。とりあえず、うちらはこれからハードワークすることになるから、信頼できる婦人科を見つけて、体調管理は徹底して、定期的に体のチェックした方がいいよ。」
と全員にアドバイスしてくれました。
当時から、子供は欲しいと思っていましたが、「そもそも自分は欲しいタイミングで妊娠できるのか」ということは全く考えていなかった私にとっては、かなりの衝撃。
彼女の言葉を聞いて、婦人科での定期的にチェックに加えて、運動・睡眠・食事の管理意識が一層高まりました。
あれから6年、働きすぎや重度のストレスによって体に支障をきたしている人をたくさん見てきたからこそ、当時の彼女の言葉の有り難みを感じます。
2.東大文Ⅰ出身女子の、「キャリアは自分次第で、何とでもなるから」
新卒4年目の頃。
高校生時代にクラスで一番頭がよく、東大に進学した後に、省庁で働く友人に子供が生まれたことを知りました。
エリート街道まっしぐらで、これから日本を背負っていくんだろうな、と思っていた友人が、誰よりも早いタイミングで妊娠。正直、とても意外でびっくりしました。
当時、彼女と直接話をすることはできなかったのですが、別の友人と話をしていた時、
「XXと話していたらね、”子供は授かりものだからコントロールできないけど、キャリアはその後、自分次第でなんとでもなるしね”って言ってた。かっこいいよね〜」
と彼女が言っていたことを伝え聞きました。なんともかっこいいお言葉(笑)
確かに、「体力のある若い頃にがっつり働いてキャリアを優先する」という選択肢がある一方で、「予測できない”出産”というライフイベントを優先して、その後に自分にあったキャリアを形成する」という選択肢もあるな、と。
特に私の場合、就活時代の某インターンで設計した”人生理念”が今も変わらず、それを基軸にプライオリティを考えると、早めの出産というのが必然だったのだと思います。
3.起業家女子の、「この子が元気でいてくれたら、何もいらない」
妊娠が発覚する1ヶ月程前。
起業家を輩出することで有名な某R社を辞めて、2回起業した後に、母になった友人とランチをしていました。
数ヶ月ぶりに会った彼女の息子は、もうすぐ2歳。とても可愛くて、ランチの間中、おとなしく座ってくれていました。
いつものように最近の近況を報告しあっていたのですが、その内容はほとんど家族や子供の話。(昔はお互いの仕事の内容80%、恋愛事情20%)
彼女の中で、息子ちゃんが本当に愛おしい存在なんだな〜とほっこりしていたら、
「仕事ももちろん楽しいんだけど、この子がいたらもう何もいらないぐらい幸せなんだよね〜」
という言葉が。もう・・・聞いてるだけで幸せになる!!笑
あんなに自分のビジネスの話をキラキラした目で話していた彼女が、こんな風になるなんて・・・相当愛おしい存在なんだろうな〜というのが伝わってきて、子供欲しい願望が一気に急上昇(笑)
結果、それから1ヶ月後に、妊娠が発覚しました(笑)
こうやって振り返ってみると、その時々の友人たちのふとした言葉が、今の私に影響を与えてくれたなーと。偉大な友人達に、感謝!
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