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【結果よりも過程が大事】結果は過程を積み重ねた先にあるもの。

人は度々「結果」ばかりを重視し、そこに至るまでの「過程」を疎かにしがちだ。

たとえばスポーツの試合にしても、どんなにいい試合をしても「勝たなければ意味がない」と言われ、仕事にしても、どんなに頑張って努力したとしても「結果が出なければ意味がない」と言われる。

けれども、それは「どんなことでも結果がすべて」というわけじゃない。

結果だけでは決して語れないものがあるのも事実であり、とりわけ「人生」においては、結果よりも過程のほうが間違いなく大事だ。つまり、死に方よりも生き方というわけだ。

どんなに長く生きたとしても、毎日惰性でつまらなく生きていれば意味がない。短い人生だろうと、毎日充実した1日を過ごしていれば満足できる。

結果はただの結果であり、過程の積み重ねの先にあるもの。

大事なのは先のことを考えるのではなく、今をどう充実させるかである。


過程の集合体が結果

人生以外にも結果より過程が大事なものはたくさんある。

というよりも、結果を出すために過程が重要であるとすれば、どんな事においても結果よりも過程のほうが大事だといえるだろう。

結果というのは過程の集合体であり、過程なくして結果は生まれない。過程の質が悪ければ結果もダメになるし、過程が良ければ自ずと結果も良くなる。

そういった観点から考えてみると、「夢」や「目標」というのは、結果を出すためには実は弊害になるのではないかと思ったりもする。

夢や目標は、言い換えれば結果の集合体だ。

小さな結果が集まり、スライムが合体してキングスライムになるように、結果が合体して出来上がったものを、私たちは「夢」や「目標」と呼ぶ。

つまり、夢や目標が結果の集合体であり、その結果の集合体が過程の集合体ということになる。

となれば、当然もっとも大事なのはすべての集合体の始まりの過程である。

過程がなければ結果は生まれず、結果がなければ夢や目標も叶わない。

結果は下から順々に、ボトムアップ的に生成されていくものなのだ。


本当に目を向けるべきは過程

さきほど、夢や目標は弊害になるのではないか、と述べた。

これはつまり、夢や目標ばかりをまるで宝石のように大事に抱え、宝石を作っている肝心の素材に関しては無頓着になるのではないか、という意味である。

どんなに高価な宝石であっても、素材がへなちょこであれば、作られる宝石もへなちょこなものにしかならない。

見た目だけは綺麗に誤魔化すことはできるかもしれないが、素材がへなちょこだと数ヶ月もすれば欠陥が見えてくる。

ちょうど、意識高い系やインフルエンサーのメッキが剥がれるのに似ている。本質を誤魔化すことはできないのだ。

物事における結果というのは、あくまでも結果でしかない。

さきほど述べたように、過程がなければ結果は生まれないし、結果がなければ夢や目標も叶わない。

つまり、本当に目を向けるべきは過程であり、結果ばかり重視していても夢や目標には届かないのだ。

でも私たち人間は、目に見えるものだけを大事にし、目に見えないものはそこにないかのように扱う。

本当に大事な努力という過程よりも、周りから注目されて賞賛されるような結果だけを大切にしがちである。


過程を楽しみながら積み重ねる

夢や目標を叶えたり、結果を出すために必要なのは過程を大事にすることだ。

昔からよく「夢を叶える方法」だの「結果を出す方法」だのあれこれ述べられているが、私たちが本当にやるべきことは、過程を楽しみながらコツコツ積み重ねることである。

実際、結果なんてものには目もくれず、過程を楽しみながら毎日継続していれば、求めている結果は自然とついてくる。

「努力している人は、努力を努力と思っていない」という言葉どおりである。

継続的に努力できる人は、結果ではなく努力する過程に目を向けている。

そして、努力を努力と思わずに楽しむことを第一に考え、昨日の自分より1歩でも成長することを大事にしているのだ。

もちろん、過程である手段は正しいものを選択しなければならないが、それは別に完璧じゃなくてもいい

大きく方向さえ間違えていなければ、大体合ってる方法でコツコツ積み重ねることで、それなりに結果は出るものである。

夢や目標にしても同じだ。

「何がなんでも夢を叶えてやる」と、気合いと根性でガムシャラに頑張るよりも、大体合ってる努力の方法でコツコツ毎日積み重ねていれば、次第に夢や目標との距離は縮まっていく。

人間の意思は脆いので、気合いと根性で頑張っていても挫折するのがオチだ。

人は楽しみながらやっているときが、もっとも継続力が高く挫折もしにくい。


結果ばかりにこだわっても結果は出ない

では、結果につながる過程を正しいものにするには、どうすればいいのだろう?

簡単なことである。結果を因数分解し、結果を出すために必要な要素を抽出すればいい。

以前どこかで見た「大谷翔平の目標達成シート」に似ている。

それぞれの真ん中に「結果」を置き、結果を出すために必要な「過程」を一つひとつ考える。

あとは何度も言うように、コツコツ淡々と毎日継続するのみ。結果を重視するのではなく、過程を重視するのだ。

お金持ちの多くは、「お金持ちになろう」と思ってお金持ちになってるわけじゃない。

どちらかというと、やりたいことをやってたらお金持ちになっていた、という人が大多数だ。これは私の知り合いにも当てはまる例である。

スポーツ選手にしても、その他の職業にしても、ただやっていて楽しかったから、あるいは過程を楽しんでいたらいつの間にか結果が出ていたという人は多い。

結果はある意味、逃げ水のようなものだ。遠くにぼんやり見ているが、水を求めて走るとどんどん遠のいていく。

不思議なもので、結果ばかりにこだわっていちゃ結果は出ないのだ。


人生の本当の目的を思い出そう

本当に結果を出したいのであれば、何よりも過程を楽しむこと。

目に見えるものに執着してはいけない。本当に大切なものは、いつだって目には見えないものである。

夢や目標、結果にとらわれて気を張り詰めている人は、一度肩の力を抜いて思い出してみよう。

そもそも、夢や目標を叶えたいのはなぜか?

結果を出したいのはなぜか?

おそらくほとんどの人は人生を最大限楽しむためや、幸せになるために夢や目標を持っているだろう。

それなら、人生の充実に必要な過程である「生き方」を楽しむのが、何よりも大事だと思いませんか?

人生は楽しんだもの勝ちとはよく言うが、それは目先の快楽に溺れて生きようという意味ではない。

結果という先のことばかり考えず、過程である今を最大限に楽しんで生きようという意味である。

過程を大事に生きていれば、いつの日か望んでいた未来が向こうからやってくるだろう。


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