あなたは花は好きですか？ 私は、この質問に、中々答えが出せない。 花を人間のように捉えてしまうからだ。 私は、出会った人を心の中で、花に例える。 様々な花があるように、様々な人がいる。 一つの花に対して様々な花言葉があるように、一人の人間を一概に語ることはできない。 紫陽花のように優しかったあなたは無常で、向日葵のように笑うあなたは、愛を偽った。 そして私は、誰にも見向きされない壁の花だ。 しかし、花は美しい。 汚れた地に根を張って、踏まれても風に吹かれても誰に
あなたの努力はどうもがいてもあなただけのものだから その感情は誰かが簡単に奪えるものじゃない あなたの気持ちを勝手に分かったふりしてはいけないと、敬意を込めてそう思う。 ただ報われて欲しいと思っているし、あなたがあなたを「結果」でしか許せないのが私はとても悔しい。けれど、飄々と生きてちゃあなたが死んじゃう。その憂いや苦しみがなくなったらあなたじゃなくなっちゃう。 あなたがあなたであるためには色んな苦しみが付き纏う。 私はあなたの何にもなれなかった。私があなたを好きでいても
飲み込まれそうな夜が来た。 耐える。耐える。夜を、食べる。 ちっぽけで、おおげさで、淋しい味に包まれる。 いつか、誰かとはんぶんこしあえたらよかったな。 大好きなあの子の、大嫌いなあの子の、 夜は一体どんな味なんだろう。
今年度二十歳を迎えられた皆さん、おめでとうございます。 私も今年度二十歳を迎えております。 成人式や同窓会に行かなかった側の人間ではあるのですが。 なぜ行かなかったのか、時間があまり取れない、あまり会いたい子がいない、などさまざまな理由があったのですが、総合すると、「行きたい理由が見つからなかった」のです。 もちろんこれにはかなり様々なことを考えました。大多数の人が成人式に向かう中、わざわざ行かないことを選ぶ必要は無いのではないか、将来的に成人式に行かなかったことを後悔
平等に明日があるのって、どこか不平等だよね。
あなたは「優しい人」ですか？ 友達や家族など、周りの人からの頼み事などが中々断りづらく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ここで個人的な去年の反省をするのですが、私は人に嫌われたくない一心で人に過度に気を使うことが多いのですが、去年はそれにより、キャパシティの大爆発を起こしてしまいました。 そしてかえって周囲の人に迷惑をかける結果となり、とても苦しい記憶としてよく思い返します。 ここで私が最近読んだ『アーモンド』という小説の中から、ある一節を引用させていただき
あなたは仲の良かった友人と関係を絶った、もしくは友人が離れていったことはありますか？ 私は今日、夢を見ました。とても楽しい夢でした。仲の良かった友達と遊ぶ夢でした。 もうその友達とは関係を絶ったので、楽しかった夢について本人に語ることはできない。 目が覚めて全て夢だったと分かった途端、心が誰かに握りしめられているような感じがした。 そもそも連絡を絶ったのも、全て自分のキャパシティ、心の余裕の問題で、去る時も黙って去れば良かったのに、私は心ない言葉を投げつけたのだ。 だ
昨日は課題を片付ける気力もなく。 ただ終わらせなければならない、完璧に、認めてもらえるように、自分を許すことができるように発表資料を書き上げなければならないという醜い感情ばかりに押しつぶされ、気づけば呆気なく日付を超えていた。 私のような人間は、日付を超えようとすると、うっかり超えてしまうと、一種の悪魔が見えるようになる。急に現れるのではなく、それはずっとそこにいるのだが。 とはいえ、そいつが一概に「悪魔」と言えるとも限らない。 悪魔が見えている時、私にはそいつが一種の救
初めて公開用に文章を書くので自分自身が始めた目的を見失わないように書き留めておこうと思う。 私は言葉が好き。 だけれど、気がついたら汚い言葉ばかり作ってて、沢山の人に傷つけられた分、むしろそれ以上に沢山の人を傷つけてきた。 最近は特に「言葉」は刃物と同じだと感じることが多い。 ただ言葉において特に難しいと思うことがある。 刃物はその正しい扱い方を知ってさえいれば人を傷つけることはない（私は包丁でさえも正しく扱えないけれど） 一方で言葉は正しい扱い方が一概に人ないし自分を守
