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優しいあなたへ 自己犠牲と人助け

あなたは「優しい人」ですか?

友達や家族など、周りの人からの頼み事などが中々断りづらく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここで個人的な去年の反省をするのですが、私は人に嫌われたくない一心で人に過度に気を使うことが多いのですが、去年はそれにより、キャパシティの大爆発を起こしてしまいました。
そしてかえって周囲の人に迷惑をかける結果となり、とても苦しい記憶としてよく思い返します。

ここで私が最近読んだ『アーモンド』という小説の中から、ある一節を引用させていただきます。

特に害がないのなら、人助けはした方が良い

出典:『アーモンド』ソン・ウォンピョン(著) 矢島暁子(翻訳)

小説内で主人公が人に頼み事をされた際に思い出した、彼のおばあちゃんの言葉です。

人助けをすることはもちろん良いことです。しかし、自分を過度に犠牲にするような人助けは、自身の心の安寧を失うことにつながることもある。

主人公のおばあちゃんは、彼に人助けができるような人になってほしいと願う一方で、何よりも主人公自身の心身の健康も想っていたからこそこのような言葉を主人公に伝えたのではないか、と捉えました。

この一節を読んで私は、今年はしっかり自分軸を持った上で、自分の心の余裕があればその分を周りの友達や家族のために役立てたいなと考えるようになりました。

また、友人関係などの一つのコミュニティにおいて、その全体を幸福で満たすためには、まず1番上にいる自分自身が満たされなければ、コミュニティ全体までその幸福が行き渡らないという考え方があるそうです。(「シャンパンタワーの法則」と言われることが多いようですね。)


私たちはそのほとんどが、人と助け合って生きていきたいと思っているでしょう。

しかしどうか、優しいあなたたちには、あなたを含めた関係性をより肯定的なものにするためにも、まずはあなたの心を満たすことから初めてみてほしいなと思います。


徒然と書いてしまいましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

遅れましたが、今年もよろしくお願いいたします。

どうか、人として成長できる一年になりますように。

P.S.
「自己犠牲」という花言葉を持つドクダミの花の写真をお借りいたしました。
ドクダミは効能が多く、薬として利用され、自身が犠牲となることで人々の病を治            すことからつけられたそうです。        
 

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