一浪した大学入試は、通算1勝13敗1補欠という結果であった。田舎から脱出したい思いだけで、その唯一の手段として臨んだ。その時々に小さな事件が発生して、刺激を受けた。もう半世紀も前…
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神様の言うとおり......。
1981年2月14日の朝。渋谷駅構内で、考え込んでいた。手には、2枚の受験票。A大学とK大学。自己嫌悪で、イラついていた。全く単純極まりないミスである。同じ日に2つ願書を出してしまったのだ。
どっちでも良かった。大学で勉強したいことなんてない。当時は、どちらも50倍以上の競争率なので、こんな大学でも落ちるのかよと、自己意識は被害者ヅラに変えた。
どちらかに決めなければならない。そういえば