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【コネ一切なし。】短期離職を繰り返した私が、デザイナーとして内定を頂いた方法。(書類編)


数ある記事の中から目を止めて頂き、ありがとうございます。
Liall.のshibutyaです。

今回は、私がデザイナーとして転職活動をした際に「特に力を注いだこと」「気をつけたこと」をお話したいと思います。今回は「書類編」、次回は「面接編」の二部構成でお送りしようと思います。

まず前提として、(数えていないですが)私は100社以上に書類を提出し、ことごとく通過できなかったという苦い経験があります。新卒〜数回に渡る転職活動での経験を元に執筆しています。

1.履歴書は「一般的なフォーマット」で、普段通りに書く

社会人として一般的な、ごくごく普通に書くと良いと思います!
決して顔写真にプリクラを貼ったり、CDジャケットのように映えた写真を貼り付けたりしないで下さいね。(採用担当をする友人からこの話を聞き、思わず笑いました。)

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超ファンキー!

他との差別化を図ってこのような対応をしたのかもしれませんが、せっかくの個性が悪目立ちすると良くないのでここは気持ちをグッと抑えて普通にいきましょう!

一般的なフォーマットとして私は「リクナビ」さんを使用していました。

「誰でもできる履歴書作成のコツ」を5つピックアップしておきます!

顔写真は誠実そうに見える写真を選ぶ。
文字は綺麗に。「好きな人にお手紙を書く」時ぐらい綺麗にすると良いかも。
履歴書フォーマット内では遊ばない。ロックな気持ちを抑えて誠実にいこう。
スペースに合わせて適度な分量を記載する。文字が多い=良いとは限らない。
文字を間違えないように気をつける。


2.職務経歴書は「個性を爆発させていこう」。ここが勝負。

ポートフォリオも大事ですが、こちらもめちゃくちゃ大事です。
基本的にデザイナー志望の場合は「ポートフォリオ必須」の企業が多いですが、「WebでHPを公開していること」と「紙媒体で履歴書・職務経歴書と同時に紙媒体のポートフォリオを用意していること」を合わせると、とても丁寧です。

でもなかなかこれら全てを充実させるのは大変…そんなあなたに「職務経歴書 x ポートフォリオ」をお勧めします!

職務経歴書は大抵「文字」だけで時系列に沿って構成されているものが多いですが、ここで使うのが「作品」です。「職務経歴書内に作品をぶち込んでしまおう」という訳です。

この手法は、以前私が勤めていた会社の同僚に教えてもらいました。
「短期離職を繰り返していることがあり、書類選考では(おそらく)そこがネックでことごとく落ちてしまいます。」ということを相談したところ、「職務経歴書をポートフォリオ代わりにしたらどう?」とアドバイスをもらったのです。
そこから改善に改善を重ねたところ、「職務経歴書が13ページ」になりました。しかし、以前の文字だけの時に比べ、3倍近く書類通過のお返事が来ました。

構成はおおよそこんな感じです!(一部改変を行なっています)

職務要約(今まで行なってきた仕事内容を、簡潔にまとめます)
得意とする経験・分野・スキル(何を担当したかをセットで書く)
職務経歴(基本的な会社情報→担当業務→ポイント→成果→実際の成果物の写真の順)


これを元に実際使用していた職務経歴書の一部抜粋を大公開します!
これから転職活動を始められる方、まさに今転職活動中の方!テンプレートはパクって頂いて構いません。むしろパクってどうぞ。
コメント欄に質問などございましたら対応もできます!

(以下テンプレート)

■職務要約
大学を卒業後はxxxxが手がける建造物の意匠設計に従事し、その後はxxxx、xxxxへと入社。意匠設計から商業デザイン、広報まで幅広く業務を経験。「アナウンサーのように伝える自由度を高める」をモットーに「イラスト」「デザイン」「SNS」「映像」「生け花」など様々な手法を使った伝え方を習得。
相手の言葉や行動から「本当に伝えたい事を読み取り、形にして正しく伝える」事を継続し、常に表現の幅を広げてきた。いつもxxxxの近くで継続して仕事を行っていたため、真意を読み取り「末端まで正しく伝える」ための工夫ができる。


■得意とする経験・分野・スキル
・秘書としてのスケジュール管理経験(xxxxを担当)
・SNSを使用したユーザーコミュニケーション経験(xxxxを担当)
・屋内外全般のサインシステムに関する企画・設計の経験(xxxxを担当)
・広告販促物全般の制作経験(xxxxを担当)
(箇条書きで3~4行記載)


■職務経歴
□20xx年x月~20xx年x月 会社名を記載
事業内容:iOS、Androidアプリの企画・開発・運営(一部省略)
従業員数:xx名  資本金:xxxx万円

■広報担当

【担当業務】
xxxxの広報担当。xxxxのために必要なxxxxの収集や折衝業務、またxxxxの運営サポートを行いました。

【ポイント】
xxxxの考えに触れる機会を過ごすことができました。またお客様の一人ひとりの反応を見ながら、毎日のSNS更新業務を欠かさず、日々の記事作成に創意工夫を行いました。また、イベント準備では、密な話し合いを行い、連絡を取り合いながら常に改善を行いました。


【成果】
・xxxxの取材・掲載を達成
お客様と丁寧なコミュニケーションを行う事で、月にxxxxあたりのxxxxを達成致しました。xxxxのお客様が中心だったため、言葉遣いや振る舞い方を意識し、またカメラマンさんやライターさんに事前にどのような人柄の方なのかをお伝えし、取材進行が上手く進むようにしました。

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(実際のイベントの様子や制作物を貼る、こちらは仮画像です)

(以上)

この「職務経歴」の部分を、「時系列順に増やして記載していく」感じです。

成果という具体的な数値がない場合は、「制作プロセス」や「コンセプト」をしっかり伝える項目にすることをお勧めします!「この制作を通じてこのようなことを学びました」ということだと比較的話を膨らませやすいですし、ここまで考えて作っているということをアピールできます。全てはアピールの方法次第かなと思います!


3.ポートフォリオは「とことん高品質にこだわる」。己の最高を出していこう!

でもどうしても「時間が足りない…」「一つ一つのクオリティが担保できない…」いろんな悩みがあるかと思います。気持ちはとてもわかります!働きながら転職活動をしていた際は本当に大変でした。ポートフォリオの色校正中に、突然プリンターのインクが大量噴出して、部屋が大惨事になったこともあります。プリンターが激おこになっている姿を見ました。

(ポートフォリオに関して)作品作りどうしたら良いの?という方はメンバーの記事が大変参考になります!

ポートフォリオを作る際に使用したファイルや紙はこちらの記事からどうぞ!

以前から参考程度にといろんな方に紙媒体のポートフォリオを見せてきたのですが、「作品量がやばい」「紙とファイルの質感が好き」「鈍器じゃん」とありがたいお言葉をよく頂きます。
中身を一般公開できないので、「作る際に気をつけていたこと」を公開します。

・高品質かつ、コンセプトを5分以上話すことができる作品を掲載する
・自分の強みを明確にする
・とことんレイアウトと余白にこだわる

私は、「なんでもデザイナー」として自分を売り込んでいるため、「ジャンルにとらわれず、とにかく幅広く作品作りを行なってきたこと」が分かるように様々な作品を掲載しました。割と物量勝負です。また面接で必ず「この作品は何で作ったの?」と聞かれることが大半のため、「コンセプトを話せるように、また話が弾むような内容の作品」を掲載するようにしています。
また詳細は次回の面接編でお話します!

「といっても正直、一から作品作るの大変じゃ…」ということもあるかと思います。
その際は「1週間で何か一つ作品を作ると決める」「人に助けをもらう」方法がオススメです。毎日高品質な作品作りをするとなると、かなりの精神力・体力が必要になります。またそれが高品質かどうかは基本的に「自分」で判断するしかありません。
飽き性の私は毎日継続ができないので、「1週間で良いものを一つ作る」を続けています。

手短にいうと「バナートレース」「ロゴ作成」「イラスト素材作成」がオススメです。
トレースは純粋に勉強になる上、数を重ねるほど腕が上がります。0から1を生み出す作業よりよっぽど取っ掛かりとしてやりやすいです!次にwebサイトや販促物に使う「ロゴやイラスト素材作成」です。ロゴ作りでは「コンセプトを反映し、図面として起こす力」が求められますし、「イラスト素材」は純粋に「描く力・再現力」が鍛えられます。
「時間を決めてこの時間内はこれをやる」とすると伸びますし、自分の成長が目に見えてきます。この瞬間は本当に楽しいです!

個人的には「ボールペン模写」は面白いですし、ちょっとイケてるイラストが仕上がりやすいのでオススメです!みんなインスタにあげてこ。


また、「作ることは好きだけどポートフォリオにまとめるのは苦手…」こんな感じで「これはできるけど、これはできない」という時は、「人に丸投げ」しましょう。
「スキルシェア」に近い感覚でやると良いと思います。

例えば私の場合「2Dデザイン」は好きだけど、「3D」は全くできない。(まだ勉強に至ってない)→2次元イラスト描くから、3D化してよ!
こんな感じです。私がイラストを提供して、立体化して動かすのは別の人にお願いする。
こういったプロジェクトもポートフォリオに掲載して良いです。「自分はここの部分を担当」と一言添える感じでOKです。
こうすることで、お互いのポートフォリオに掲載する作品が増えますし、winwinの関係になります。また繋がりも増えていく可能性がありますし、良いことづくしですね!

余談ですが、この方からは最終的に夜ご飯も奢ってもらいました。
人の金で食う焼肉は美味いです。(この考え方は真似しないで下さい)


4.影武者デザイナー目指そうかな

ちょっとタイトル何いってるんだ…という感じですが、おおよそこんな感じで内定を掴んできました。もちろん全ての型に当てはまるわけではないですし、最終的に「運ゲー」なので確実な方法ではありません。でも少しでもこの方法で皆様の「LUK」を上げることができたら良いかなと思っています。最終的には「結婚イベント(と言う名の内定)」までいってほしいですからね!
今のご時世大変なこともあるかと思いますが、一緒に前向きに進んで行きましょう!
皆様の良い報告お待ちしております!

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そして私に焼肉を奢って下さい。

記/shibutya


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