Y.Tada

北海道出身。平成6年生まれのサラリーマン。ゴリゴリ体育会系スタイルの会社で物腰柔らかな…

Y.Tada

北海道出身。平成6年生まれのサラリーマン。ゴリゴリ体育会系スタイルの会社で物腰柔らかな営業マンをしております。

最近の記事

哲学との出逢い

初めて哲学書を読んだのは大学生時で、プラトン著『ソクラテス弁明』だった記憶がある。 (ソフィストを完全論破する「無知の知」について書いてある書です) ただきっかけは何だったか思い出してみると高校時代まで遡る。 地元を離れ、やりたいことを全部捨てて寮で勉学に励んでいたもののストレスが酷く、フルベットしていた勉強が全く手に付かなくなってしまっていた。何をやってもうまくいかず人知れず毎晩泣いていたことが思い出される。 ある日、図書室行くと誰にも借りられた形跡の無い本を発見した

    • メンタルの鍛え方

       詳しく書くと問題になる可能性があるので、詳細はお伝えできませんが、人生を振り返ってみると精神が崩壊しそうな苦しい状況がいっぱいありました。  小学校時代、中学校時代、高校時代、社会人最初の2年間いろんな種類の苦悩がありました。(大学時代は楽しかった)  苦しすぎてもう明日は迎えられない、迎えたくないと思ったことも多々。  それでもなんとか今まで乗り越えてくることができました。  タイトルにもあるように自己流メンタルの鍛え方を投稿してみようと思います。  前提として

      • 千夜一夜物語

        王様の弟は王妃の浮気現場を見てしまった。 王様は弟の妻の浮気現場を見てしまった。 王様兄弟は魔人の彼女と浮気した。 そして王様兄弟は女性不信になった。 王様は部下に命じて女性を連れてこさせては自分に嫁がせ、一日経つと殺した。 そして女性がいなくなってしまった。 部下の娘が悩んでいる父親を見て、自分が王に嫁ぐと言い張り、結婚してしまった。 王様は部下の娘を殺そうと思ったが教養のある彼女の話が面白く続きが気になるので、殺すことを延期した。 毎日妻の話を聞くことが楽しみだった王様は

        • なぜ勉強をするのか(自論)

          なぜ勉強をするのか。 この問いに答えられる大人は少ないのではないか。 実際、一部の人を除いては仕事でsinとかcosとかtanとかを使うこともなければ、徳川家康の功績の記述をさせられることもない。 親も学校で勉強したことを使って生きているようには見えない。 子供や学生の「勉強する意味なんてあるのか」という疑問は当然のことというか、効率的に生きることにおいて正論だとさえ思う。 親は「将来のため」と壮大なスケールの漠然さで勉強する理由を説明する。 「働き方改革」で就業時間ではなく

        哲学との出逢い

          自省録

          無人島に何か一つ持っていくとしたら?という質問対して『自省録』と言わしめるような名著中の名著。 過去これだけのリアリティのある文を読んだことはない。 第16代ローマ皇帝で五賢帝の一人、マルクス・アウレリウス・アントニヌスが戦の合間を縫って書いたとされる。 誰かに読ませるためには書いていないので、反省点や自分を鼓舞するような言葉が脈絡もなく詰め込まれている。 ページをめくるにつれ、同じような内容を何度も書いていることが伺える。これは同じような失敗を何度も

          自省録

          方法序説

          大学時代、専門の経済学以外でお気に入りの講義がありました。 「水曜3限 哲学」です。 いわゆる超絶楽単というやつで、出席しなくても出席点で単位が取れるという神っぷり。 安易に想像できると思いますが、ほとんどの学生は授業に参加してませんでした。 それだけならまだしも、大学で最も広い教室での講義だったものであまりにもガラガラでした。 ただ、その教室には穏やかな時間が流れていて、都心のビルキャンパスにも関わらず都会の喧騒から離れたような落ち着く雰囲気の

          方法序説

          風姿花伝

          突然ですがミルクティーはお好きでしょうか。 タピオカブームも相まって、ミルクティーを飲むこともあるかと思います。 紅茶花伝っていうミルクティーご存知の方も多いと思いますが、名前の由来は室町時代の能役者である世阿弥の『風姿花伝』という著書らしいです。 能の秘伝書である風姿花伝ですが、人生に役立つ心得も書いてあってすごく勉強になります。 内容を割愛して、少しだけ紹介します。(かなり意訳になっちゃうかも) 価値を感じること→めずらしいこと 花は季

          風姿花伝

          令和

          大学生活最後に旅行で訪れた太宰府での一枚。 梅の花が綺麗に撮れてお気に入りの写真。 時は流れて元号は令和に。 天平二年(730年)大伴旅人主催の梅花の宴にて詠まれた、 「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」が令和のルーツなのはご存知の通り。 これは万葉集「巻第五梅花の歌三十二首」の序文にあたり、大伴旅人が詠んだものとされます。 場所は現在の坂本八幡宮らしい。 「梅」は厳しい寒さの後に来る春の訪れを

          経済学

          4月から大学生になり経済学部へ進学される方も多くいらっしゃると思います。 私も大学では経済学を専攻しておりました。 経済学部に進学した理由は「よくわからないから無難なところ」という感じでした。 しかしながら学んでいくうちに、経済学の魅力にのめり込んでいきました。 経済学という学問の前提が今まで感じてきた悩みの解決やこれからの人生をポジティブにしてくれるようなものだったからです。 経済学を楽しんで学ぶためにこれだけは知っておいて欲しいことをお伝えします。 「経済」っ

          経済学