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不妊治療と男女産み分けにある宇宙


女腹。
女の子ばかり出産する女性への差別用語です。

武家の相続が長男相続であり、明治でも華族や士族もそうで、全然関係ない庶民についても長男相続が一般的になりました。
中世以前は子供の数だけ分割相続。
それでは分割され弱体化するので、戦国時代には実力主義で優秀な子供だけが継ぐことになりました。
徳川が、平和になったので始めから長男相続と決め争いを避けました。
たかがそれだけです。長男相続は神が決めてないし、利権もない庶民は関係ないのに、思い込んでそうなってます。

姑に、息子の嫁は女腹だと責め苦しめられた女性も多かったでしょう。
後の科学で判明しました。
性別を決めるのは女性ではなく男性の精子です。
精子にX染色体とY染色体があって、それによって男女が決まります。卵子にはありません。
なので、女腹ではなく女チンコだったのです。
姑は自分の息子が原因だったのに嫁のせいにして、あの世で反省してください。


最近多くなっている不妊も、原因の半数以上が男にあると考えられます。
実は私は不妊治療によって子供ができたので、その辺の事情はよく知ってます。
不妊に悩む夫婦で、男が協力しないケースがたくさんあるようです。
自分の精子が異常だったりするのに、妻の体質や体調管理のせいにしたりしてます。

不妊治療の際に、病院で精子を出すのが屈辱と、そんな大した人物でないのにプライドだけ大そう立派なもんです。
いろんなとこで出そうとしてるくせに、そんな時だけ出し惜しみしちゃって。
他で出すのには金かけて、不妊治療の大きな負担には不満を述べます(現在は保険適用されてるか知りません)。
妻の身体には負担がかかるのに、身体負担ない夫が文句を言います。アホか。
そうです、私は男性蔑視です。


私が不妊治療の検査の時、病院で自分の精子の動きをモニター確認します。
私は絶倫タイプじゃないので、さぞ穏やかな精子ちゃんがスゴスゴしてるかと想像してました。
するとそこには、無数の生命が活発に動き回り、まるで宇宙でした
そう、銀河系の星々の天体観測のようでした。
女性の卵子は、そこから無限の細胞に分裂する、そう、ビッグバンの基です
そうです、私たちは皆、体内に宇宙を宿しているのです。
そう、私たちが、宇宙なのです!
そのビッグバンから生命が産まれました。そう、私たち誰しもが宇宙から産まれた宇宙です!
などと、病院のモニターで感動した事を久しぶりに思い出しました。

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