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あなたの中を歩いて運ぶ誰かがいる

あなたがネット上でポチっとしたものを、ヤマト運輸などの配送業者が運んでいきます。
あなたに大事なタンパク質を、「モータープロテイン」が運んでいきます。
まさに歩いて!

上の動画は、神経細胞の微小管の上をキネシンが歩いて伝達物質タンパクを運ぶ様子をCG再現しています。
意思があるようにしか見えません。

同じ細胞なのに、何かが伝達し耳には耳の形で細胞質分裂します。
指を動かしたいと思ったら、何かが伝達し指が動きます。
それぞれの臓器間に、何かが伝達し相互作用して不随意神経によって機能します。
何か多くの意思が自分の中にあって、それぞれ連携しあった集合体が「あなたの意思」です。
あなたの意思は、何か1つの固有の意思ではなく、自分自身の集合意識が1つの意識のように錯覚する、そんな感じを想像してしまいます。

動物実験で神経をわざと閉ざすと、このモータータンパク質が渋滞を起こすそうです。
意思が整わないとは、こういうことかもしれません。
私たちも駅に向かって歩く時、駅に向かい歩く自分と、向かった先であれしなきゃと先に考える自分と、将来どうしようと悩む自分と、喉が乾いたなどを考える自分と、様々な数万もの自分が同時進行で行動してるようなことです。
こんな複雑な事してるのに、混線の大渋滞せずに生命維持するだけで凄いことなのかもしれません。

高次元の方の情報では、食べるときには食べることに集中しましょう、などと教えてくれます。
少しでも渋滞をなくし、あらゆる伝達物質が整理されている状態が、あなたが整っているのかもしれません。

極大なところの理論物理では、量子もつれなどで、あなたの意思が瞬時に宇宙全体に行き渡る理論を語ります。
極小なところの生物科学では、体という宇宙の中を機能する無限の働きを解明していっています。
多分どちらの研究も、だいぶ間違って、その中の1部がいいところついてるのかもしれません。その1部を想像して、宇宙の本質を妄想するのが面白いですね。

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