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日銀総裁を勝手に評価します

何事もない風に東京証券市場が始まりました。
昨年末の大手銀行の決算ニュース。
5大銀行、金利上昇追い風に最高益」です。
金利が上昇すれば貸出金利ざやが改善、債券金利益により銀行の収益にはプラスに働きます。
これは、日銀の植田和男総裁により、じわりじわりとわかりにくいように金利上昇するような政策を出しているからです。

日銀は、財務省からは子会社のような扱いで、歴代の日銀総裁は財務省か日銀出身で、銀行界の味方でした。
植田総裁は民間出身で未知数でしたが、やはり銀行界の味方で、国民にはマイナスです。

前総裁の、黒田東彦総裁による異次元の金融緩和にはマスコミは大バッシングでした。
日本経済にとって黒田総裁の政策はプラスだと私は思ってました。財務省に反し、銀行業界をコケにして、私にとっては痛快でした。
そんな日銀総裁なんて異例です。
マイナス金利なんて銀行界には大打撃ですが、国民にとってはプラスです。しかしマスコミの誤誘導によって、マイナス金利で国民の預金がマイナスになるイメージを作るくらいに報道しました。マスコミはただの馬鹿か、確信犯の嘘つきかどちらかです。
金融界をスポンサーに持つマスコミからすると、黒田総裁はバッシングの対象です。
親中国のマスコミは、反中国の安倍晋三総理はバッシングの対象、その安倍総理が任命した黒田総裁は、ダブルでバッシングです。
黒田総裁が国民にとって良いことをするほど国民はバッシングする、黒田総裁の苦笑いを見るたびに、私は気の毒に感じてました。

その黒田総裁の前任者、白川方明総裁は正反対で銀行界のために国民を追い詰めました。
リーマンショックで世界中が金融緩和をやっているのに、日本だけが金融引き締めのまま。よって円高になり企業収益が下がり長らくの不況で自殺者が増えました。
リーマンショック元凶の米国が、FRBのバーナンキ議長の異次元の金融緩和により、あっという間に大不況から好景気に復活しました。

そういえば、陰謀論者の分析能力のなさが、このリーマンショックでバレましたね。
バーナンキがやったFRBの大規模ドル発行の金融緩和で、「ドルの崩壊だ!」、「新体制の幕開けだ!」と陰謀論者は煽りました。
私はバーナンキの発想は理にかなっていると思ってましたが、陰謀論者は裏のシナリオを知ってると嘯くので注視してました。
結果は見事なバーナンキ手腕。経済が崩壊する危機を脱し、むしろそれ以上の好景気です。
陰謀論者は裏を知ってるって、知らなかったようです。全部討死のはずが今だに生き残ってます。いや、いいんですよ。ただのネットの噂をグルグル回しているようですから。

話を戻して、白川方明総裁をマスコミは擁護しまくりでした。
しょうがないですよね、マスコミのトップと財務省の事務次官が賭け麻雀なんてしてるんですからね。
やはりマスコミの報道の反対が真実のようですね。

さらにその前任者の福井俊彦総裁は面白かったです。村上ファンドに投資していて、ばれた後の国会答弁では「私は投資の素人でして」などと言い訳の発言しました。日銀総裁が素人!、これでは日本経済はめちゃくちゃです。
その前任者の速水優総裁は、みんなが疑問に思う時に金利上げ、やはり銀行界と財務省の味方でした。それが別のとこの思惑なのか分かりません。


私は中央銀行の動向が支配層の意図の肝だと思い注目を続けてますが、実際の結果を見ると陰謀論者の見立てとだいぶ変わります。
歴代の日銀総裁を見ると、支配層の下の下の下ぐらいに感じてしまいます。
FRBもECBの中央銀行も、個々の政策なんて支配層にはあまり興味ないのかもしれませんね。

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