OMSCSの英文エッセイとは
下記の記事で述べた通りOMSCSへのadmissionには英語で簡単なエッセイを書く必要がある。
今回はこのエッセイをどのように書いたかを著しておきたい。
目次
1. エッセイの種類
2. Backgroundの書き方
3. Statement of Purposeの書き方
4. まとめ
エッセイの種類
書くべきエッセイの内容は2種類。
1. Background (学歴、職歴、専攻など)
2. Statement of Purpose (志望動機)
特に変わったテーマとも思えないので恐らく毎回同じなのだろう。Background essayが2000文字、Statement of Purposeが4000文字までの文章となる。Wordではなくcharacterでカウントされるのでそれほど長い文章でもないことがわかる。TOEFLのWritingでは約150~300word書くことになるので約900~1800文字。それより少し長い程度だ。TOEFLの対策の仕方は下記の記事に書いた。
エッセイの記述はあらかじめ準備して時間もきちんととれるのでTOEFLのWritingが解ければ英語力としては問題ないと思う。
Background
Backgroundに関しては履歴書を書くような気持ちで望んで大丈夫だと思う。すでに卒業しており職歴がある場合には関連した業務や成果を書くとプラスになる。私の場合は卒業してからすでに7年ほど経っているが
- 卒業研究
- 職歴
- オープンソース活動
の記述を行った。もともとBSの人がそれほど多くの論文や研究成果を書けるとも思えないので、学外での活動や会社でのことを多く書いていくのは自然だと思える。CSにあまり関連がない研究や職歴でも問題ないと思うが、趣味や娯楽に関することはあまり必要ないと思う。
私が英文レジュメを書く際にはMyPerfectResumeというサービスを使っている。英文レジュメ用のテンプレートがいくつか用意されており、そこに内容を埋めていくと見栄えのよいレジュメをつくることができるサービスだ。
ある程度の添削のようなものも行ってくれるし、無料版だとサービス内で利用するしかないがお金を払うとダウンロードすることができる。MyPerfectResumeでBackgroundの雛形を作ると書き出しがスムーズだ。Backgroundとして何を書いたらいいかが明確になる。エッセイとは別に普通のResumeを送る必要もあるので、このサービス内でResumeを予めきちんと作っておくと一石二鳥でよいかもしれない。Cover Letterは必要なかったので通常のResumeのフォーマットで作成しておけばよい。
エッセイを書き終えたらGrammarlyで文法や誤字脱字のチェックを行う。
Grammarlyは私の日常業務でも使っているサービスで無料の範囲でもかなり十分なチェックを行ってくれる。マイナーミスでも積もり積もると印象がよくないのでこれでざっと洗い出す。
Statement of Purpose
いわゆる志望動機だ。これは内容としては千差万別なのでこれを書いたらいいということはできないが、私が何を書いたかを上げておくと。
- OMSCSで主に学びたいこと (Machine Learning, Artificial Intelligence)
- なぜそれを学びたいと思ったか
- 日々データビジネスに携わり、それを支えるソフトェアを作っている
- 大量のデータから価値を生み出すことの難しさを知った
- Machine Learningの技術はまだポテンシャルが大きくデータの増大によりレバレッジが効きそうな分野であること
- データビジネスの可能性を知っている身としてそこで価値を生み出せる新たなスキルを身に着けたかった
- 加えてグローバルに活躍する人間が多いことも魅力だった
以上のようなことを記述した。4000字弱目一杯書いた思う。なんのフィードバックを受けていないのでなんとも言えないところではあるのだが、これもTOEFLのWritingと同じで内容というよりは
1. 何が目的なのか
2. なぜそう思ったのか
をきちんと論理立てて説明することが問われていると思う。
実はTOEFLのOfficial Guideのセクション9にどう文章を書くかというtipsが載っている。私はこれを参考にして英文を書いた。もしTOEFL対策ですでに使っているのであれば、見返しつつエッセイを書いてみるのもよいだろう。
まとめ
内容に関しては千差万別なので、主に利用できるツールや参考書籍を紹介しつつ、どのような内容を含めておくとよいかを上げてみた。エッセイに関しては外部要因(試験や推薦人)に依存することなく自分だけで始めて完了までいけるので他の準備に比べると比較的時間的な制約は少ない。準備時間がなければTOEFL対策などを先に進めた方がよいかもしれない。
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