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【Excel】授業時数をカウントする方法

1.授業時数のカウント?


学校の授業数は、1年間で○時間とか決まっています。
不足すると未履修になってしまったり補修を急遽しなければいけなかったりで大変ですよね。
どの学校でも教務担当の先生が授業数を数えているはずです。

2.授業時数計算エクセルってないの?


授業時数の計算を担当する先生方は、先輩からの引継ぎで古いソフトやExcelをそのまま使っているんじゃないでしょうか。
ネットで少し調べてもすぐ出てきますよね。
けれど、どのExcelも授業数を数えるだけなんですよね。
最近は40分授業5コマの午前授業があったりします。
法律で決められているものは50分を基準としていたような、、、
コマ数だけ数えても計算が合わなくなってしまいます。
しかも、ネットに転がっているものはマクロが組まれていて修正するの大変、、、
ということで、関数だけで授業時数を計算するものを作ってみました。

3.必要そうな機能


教務から配られた授業担当表をコピペするだけで反映できる
授業時間40~50をコマごとに計算できる(5時間目だけ研究授業で50分とかにも対応したい)
年間何回か変更される時間割をすべてコピペして使いたい

4.用意するタブ


時間割は特別時間割とかもあると思うのでとりあえず5つ分用意しておく

5.時間割タブの中身


学校で配られた担当表をコピペするだけのタブです。
今回も人名は疑似個人情報を使っています。
必要人数分作ります。
担当は担当学級のことです。TTの場合にはTが入っていたりOJTの場合にはOがついていたりしてもOKです!
体育とかで、2-123みたいに合同で行う場合には、2-1,2-2,2-3みたいにカンマ区切りにします。(検索するときに楽になります。)

6.時間割(クラス別)タブの中身


次のようにセルに関数を入力します。
B2:=IFERROR(INDEX(時間割①!$C$1:$AG$44,MATCH(""&$A2&"",時間割①!D:D,0),1),"")
これをB2~AE25までコピペします。
学活・総合・道徳は検索する関数が思いつかなかったので、手入力します。

7.クラス年間時間割タブの中身


時間割クラス別の中身を年間の時間割に転写します。
黄色いセル(年度、適応する時間割タブの名前、授業時間40~50、使用する時間割月1~金6)に入力するとその日の時間割が出るようにします。

B2~G2を結合します(結合はあまり好きではないんですが、、、)
B2:=DATE($A$2,4,1)
H2:=B2+1
H2~CFB2:H2をコピー
B5:==IFERROR(INDEX(INDIRECT("'"&B$1&"'!$A$1:$AE$25"),MATCH($A5,INDIRECT("'"&B$1&"'!$A$1:$A$25"),0),MATCH(B$4,INDIRECT("'"&B$1&"'!$A$1:$AE$1"),0)),"")
B5~CFG28:B5をコピー

次に集計用の準備をします。国語の40分授業なら国語40のように表示します。

B31:=B5&B$3
B31~CFG54:B31をコピー

8.集計タブの中身

クラス別年間時間割タブで表示している国語40や音楽45などをカウントするタブです。

B3:=COUNTIF(年間クラス別時間割!$A31:$CFG31,B$1&B$2)
C3:=COUNTIF(年間クラス別時間割!$B31:$CFH31,B$1&C$2)
D3:=COUNTIF(年間クラス別時間割!$C31:$CFI31,B$1&D$2)
E3:=B$2B3+C$2C3+D$2*D3
B4~B26:D3をコピー
C4~C26:D3をコピー
D4~D26:D3をコピー
E4~E26:E3をコピー
これを全教科コピーして集計自体は完了です。
年間に何分間その授業を行っているか確認できます。

標準授業時数との比較もしようと思いましたが、また今度追加機能として紹介します。

9.まとめ

授業時数のカウントはとても大変で労力門かかる業務だと思います。
子どもたちにいい授業を提供するためにはそれだけ授業の準備時間が必要だと思います。
しかし、こういう業務をできるだけ短時間で終わらせられると良いですね。

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